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【注目銘柄ダイジェスト】:東京海上が大幅続伸、MS&ADが大幅反落

2023/11/20 16:27 FISCO
*16:27JST 【注目銘柄ダイジェスト】:東京海上が大幅続伸、MS&ADが大幅反落 <7915> NISSHA 1477 -38 大幅反落。野村證券では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を1800円から1560円に引き下げた。産業資材でのサプライチェーンの在庫調整、ディバイスでタブレットの需要低迷の影響が想定よりも大きく、利益予想を減額しているもよう。24年12月期営業利益は68億円までの急回復を見込むが、従来の90億円からは下方修正。中期ではメディカルを中心とした事業ポートフォリオへの転換を注視したいとしている。 <1966> 高田工業所 1347 +77 大幅続伸。国内のプラントEPCプロジェクト遂行力の向上、およびメンテナンス事業遂行体制の構築に向けた協議に関して、日揮と合意書を締結したと本日発表している。EPC遂行キャパシティーの向上を図って、低・脱炭素案件への取り組みを強化するほか、DXを用いた業務効率化での連携なども進めていくもよう。EPC遂行実績の豊富な日揮との協業により、今後の業容拡大が期待される状況となっているもよう。 <8766> 東京海上 3697 +197 大幅続伸。先週末に上半期決算を発表、修正純利益は2755億円で前年同期比2倍となり、通期計画は従来の6700億円から6550億円に下方修正しているものの、保有株売却益の追増加や海外でのインカム収益の増加によって、小幅な下振れにとどめている。また、発行済み株式数の2.0%に当たる4000万株、700億円を上限とする自己株式の取得実施も発表しており、ポジティブな評価が優勢となっているようだ。 <7261> マツダ 1678 -108.5 大幅反落。本日は同社のほか、トヨタやスズキなども下落率上位となっており、自動車株のさえない動きが目立った。為替市場でのドル安円高の動きが弱材料視されている。先週末の為替市場でドル・円相場は150円を割り込み、足元では148円80銭台にまでドル安が進行。米国の早期利下げ転換期待などが反映されてきているようだ。自動車株の中でも為替相場の影響が大きいと見られている同社の下げが大きくなる形に。 <3673> ブロドリーフ 574 +40 大幅続伸。SBI証券では投資判断「買い」継続で、目標株価を1200円から1250円に引き上げている。目標株価との乖離の大きさがインパクトにも。今期に入ってソフトウェアサービスの加速感がみられており、機能拡充に伴って来期にはクラウドシフトが加速する見込みともしている。23年12月期営業赤字23億円予想から、24年12月期は7.9億円の赤字、25年12月期は7.7億円の黒字を予想。 <8725> MS&AD 5383 -217 大幅反落。先週末に上期決算を発表、純利益は875億円で前年同期の赤字から黒字転換を果たした。ただ、通期予想は従来の3000億円から2800億円に下方修正。グループ修正利益も3500億円から2800億円に引き下げた。上期の自然災害ロスの増加、大口ロスの発生などで、国内損保事業、海外事業などが下振れるもよう。発行済み株式数の0.56%に当たる300万株上限の自社株買いを発表も下支えにならず。 <8890> レーサム 3180 -205 大幅反落。247万1100株の公募増資、並びに、37万600株のオーバーアロットメントによる売出を発表している。9月末比で発行済み株式数は最大9.8%の増加となるため、株式価値の希薄化をマイナス視する動きが先行する形に。発行価格は11月28日から30日までの間位に決定する。調達資金は不動産物件の仕入・開発などの事業資金として充当する計画としている。 <3321> ミタチ 1166 +88 大幅続伸。先週末に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の5億円から8.5億円、前年同期比48.6%減に引き上げ。半導体不足の緩和による自動車関連企業の生産回復などが上振れ要因となるようだ。大幅減益決算であることに変化はなく、第1四半期の進捗率から想定線ともみられるが、株価が安値圏にあるなか、業績の底打ち期待を高める動きが先行する形に。 <8001> 伊藤忠 6150 +18 続伸。国内の企業再生ファンドであるジェイ・ウィル・パートナーズ、子会社の伊藤忠エネクスと3社連合で、中古車販売大手ビッグモーターの買収を検討していることがわかったと報じられている。買収に必要なデューデリジェンスの独占契約を締結し、24年春までに再建を支援するかを最終決定するもよう。自動車リースやレンタカーサービス、輸入車・中古車販売などをグループで手掛けており、相乗効果への期待が先行する形に。 <6752> パナHD 1571.5 +74.5 大幅続伸。自動車部品を手掛けるパナソニックオートモーティブシステムズを米ファンドに売却することで合意したと発表した。売上高が1兆円を超える子会社の売却で成長資金を確保し、EV向け電池などの成長領域に重点投資していくようだ。ジェフリーズ証券ではこうしたポートフォリオの再構築を評価、投資判断を「バイ」に格上げ、目標株価を2060円としているもよう。
関連銘柄 10件
1966 東証スタンダード
1,710
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-5(%)
時価総額 12,348百万円
1940年創業の総合プラントメーカー。製鉄・化学プラントの設計、建設、メンテナンス等を手掛ける。ニッケル系合金やチタンなどの特殊溶接技術に定評。設備診断分野では電流情報量診断システムの新規開拓図る。 記:2024/06/04
3321 東証スタンダード
1,150
11/8 15:30
+7(%)
時価総額 9,160百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども行う。仕入れノウハウや開発力が強み。自動車分野では半導体・電子部品の受注が順調。 記:2024/05/08
3673 東証プライム
570
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+7(%)
時価総額 55,801百万円
モビリティ産業向けソフトウェアの開発・販売等を行う。クラウド版業務支援ソフトウェア「.cシリーズ」、電子帳簿保存法対応ソフトウェア等を手掛ける。ストック売上比率は8割超。クラウドサービスは対象業種が拡大。 記:2024/08/23
1,379.5
11/8 15:30
-26(%)
時価総額 3,385,908百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7261 東証プライム
1,007.5
11/8 15:30
-47.5(%)
時価総額 636,543百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7915 東証プライム
1,936
11/8 15:30
-18(%)
時価総額 98,457百万円
IMD、転写箔、蒸着紙等を手掛ける産業資材が柱。フィルムタッチセンサー、低侵襲医療用手術機器等も。1929年創業。京都府京都市に本社。旧社名は日本写真印刷。産業資材事業では生産性、効率性の改善進む。 記:2024/10/12
8001 東証プライム
7,781
11/8 15:30
-5(%)
時価総額 12,332,029百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
3,632
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-29(%)
時価総額 5,841,033百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井ダイレクト損害保険などを傘下に収める。総資産は27兆円超。事業・リスクポートフォリオなどの変革で安定収益基盤の構築を図る。 記:2024/10/09
5,970
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時価総額 12,178,800百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8890 東証スタンダード
5,890
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時価総額 171,287百万円
不動産売買などの資産価値創造事業が主力。賃貸管理や建物管理業務等を行う資産価値向上事業、宿泊施設の運営等を行う未来価値創造事業も展開。配当性向40%目安。海外富裕層との取引機会拡大等で業績向上図る。 記:2024/07/04