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ユニリタ Research Memo(6):2023年3月期は「クラウドサービス」の伸びなどにより増収増益を見込む

2022/6/14 15:06 FISCO
*15:06JST ユニリタ Research Memo(6):2023年3月期は「クラウドサービス」の伸びなどにより増収増益を見込む ■業績見通し 1. 2023年3月期の業績予想 2023年3月期の業績予想についてユニリタ<3800>は、売上高を前期比4.4%増の10,900百万円、営業利益を同8.2%増の750百万円、経常利益を同4.4%増の865百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同8.2%増の565百万円と増収増益見込んでいる。ただ、中期経営計画(2年目)の当初目標との比較では、売上高及び利益ともに下回る水準となっている。 売上高は、「プロダクトサービス」が若干減少するものの、「クラウドサービス」「プロフェッショナルサービス」の伸びが増収に寄与する見通しだ。損益面でも、利益率の高いメインフレームの伸びが一巡するものの、増収による収益の押し上げにより営業増益を実現する見通しである。 なお、中期経営計画(2年目)を下回る水準となっているのは、コロナ禍の影響を含め、事業推進クラウド事業の市場開拓に時間を要していることや、ソーシャルクラウド事業の遅れなどを反映したことが理由である。 2. 弊社アナリストの見方 弊社では、主力サービスが順調に伸びていることから、進捗に遅れが生じた事業推進クラウド事業などが軌道に乗ってくれば、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。したがって、これまで取り組んできたWebプロモーションに加え、グループの顧客基盤を活用したハイブリッドな販売戦略の推進により、いかにクロージングに至るまでの精度を高めることができるかがポイントとなるだろう。さらに言えば、グループ機能の再編による成長戦略の実効性を図るうえでも、2023年3月期の業績の伸びやその中身が重要な試金石になるものと捉えている。また、パートナー企業との協業についても様々な形で広がりを見せており、今後どのように市場の開拓や事業の発展に寄与していくのか、注目していきたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《YM》
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独立系自社開発ソフトウェアメーカー。パッケージソフトウェア及びデータ活用ソリューションの開発・販売・サポート等を手掛ける。システム運用、データ活用に強み。クラウドサービスの事業領域拡大などに取り組む。 記:2024/10/11