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ブランディング Research Memo(5):2022年3月期第2四半期業績は増収及び各利益は黒字転換を達成

2021/12/1 15:15 FISCO
*15:15JST ブランディング Research Memo(5):2022年3月期第2四半期業績は増収及び各利益は黒字転換を達成 ■業績動向 1. 2022年3月期第2四半期の業績概要 ブランディングテクノロジー<7067>の2022年3月期第2四半期の業績は、売上高2,243百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益39百万円(前年同期は90百万円の損失)、経常利益は37百万円(同92百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31百万円(同67百万円の損失)となった。 国内経済は、コロナ禍の影響により依然不透明な状況で、ワクチン接種の進展に伴って感染者数の減少が期待されるものの、楽観視できない状況が続いている。一方で、同社の主要事業領域の1つである国内インターネット広告市場は、社会のデジタル化を追い風にプラス成長が続いている。このため同社では、中堅・中小市場向けのデジタルシフトがさらに加速する機会を捉えることで事業成長を目指している。既述のとおり中堅・中小企業におけるデジタル化に対する優先度はコロナ禍により大きく高まっていることから、同社では2021年3月期下期から2022年3月期第2四半期にかけて、収益の改善及び経営の安定性の強化を推進し、ニューノーマルでの成長に向けた対応を完了させた。具体的には、融資の実行や外壁塗装コンシェルジュ事業の売却、販管費の適正化による財務体制強化のほか、ニューノーマル時代に適応したサービス体制の構築、業界特化型ノウハウをもとにしたアライアンス強化や新サービス開発の推進などである。これらの投資の結果、2022年3月期第2四半期業績はV字回復を達成し、通期予想に対する進捗率については、売上高で44.9%、営業利益で79.3%と順調に推移している。 また、2021年5月に、資本金の額を減少(減資)し、その全額を資本余剰金に振り替えることを発表した。これは今後の資本政策の柔軟性と機動性を確保することを目的としており、発行済株式総数及び純資産額に変更はない。 四半期別の推移を見ると、売上高は2022年3月期第1四半期に前年同期比回復基調となり、第2四半期ではコロナ禍前(2019年3月期第2四半期)の売上水準まで戻している。また、営業利益についても、売上が回復した2022年3月期第2四半期では、利益体質の改善効果も寄与してコロナ禍前を上回った。 2. セグメント別の動向 2022年3月期第2四半期のセグメント別業績は、ブランド事業が売上高736百万円(前年同期比20.0%増)、セグメント利益195百万円(同82.5%増)、デジタルマーケティング事業が売上高1,434百万円(同2.5%減)、セグメント利益79百万円(同67.7%増)、オフショア関連事業が売上高72百万円(同70.8%増)、セグメント利益14百万円(前年同期は1百万円の損失)となった。 (1) ブランド事業 ブランド事業では、業界に特化した成功ノウハウの開発とオンラインセミナーによる発信、同社とのシナジーを生む企業との業務提携や提携先企業との共催セミナー開催等に注力した。特に不動産、建設業界に関しては、新規の顧客獲得が順調に推移した。 (2) デジタルマーケティング事業 デジタルマーケティング事業では、オンラインの営業活動等による効率化を図り、顧客へのサービス拡充に注力した。また、保有するマーケティングノウハウを自社Webサイトや共催ウェビナーなどで発信を強化した。 (3) オフショア関連事業 オフショア関連事業では、主力のオウンドメディア構築に加え、地場の企業や第三セクターとの地域活性につながる取り組み等を推進した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《YM》
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Webブランディングやマーケティング実行支援等を行うブランド事業、デジタルマーケティング事業、オフショア関連事業を展開。中堅・中小企業、地方企業がターゲット。25.3期は中堅企業向けユニットが業績牽引へ。 記:2024/07/04