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テクマト Research Memo(6):新株予約権の行使等に伴い現金及び預金が増加、財務基盤の強化が進む

2019/12/19 15:06 FISCO
*15:06JST テクマト Research Memo(6):新株予約権の行使等に伴い現金及び預金が増加、財務基盤の強化が進む ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 テクマトリックス<3762>の2020年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,970百万円増の27,703百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では第三者割当による新株予約権の行使等に伴い現金及び預金が1,413百万円増加し、固定資産では投資その他資産が142百万円増加した。 負債合計は前期末比129百万円増加の13,488百万円となった。有利子負債が150百万円減少した一方で、ストック収益の積み上がりにより前受保守料が453百万円増加した。また、純資産は前期末比1,840百万円増加の14,215百万円となった。配当金支出が476百万円あった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益871百万円を計上したほか、第三者割当による新株予約権の行使(自己株式を充当)により、資本剰余金が1,036百万円増加し、自己株式が338百万円減少(純資産の増加要因)したことが主な要因となっている。 経営指標を見ると、収益増と新株予約権の行使に伴い、自己資本比率が前期末の43.2%から46.7%へ上昇し、逆に有利子負債比率が17.1%から13.5%に低下するなど、財務基盤の強化が進んだと言える。なお、2018年7月にM&A資金の調達を目的に発行した第三者割当による新株予約権については2019年6月に行使が全て完了しており、現金及び預金は2019年9月末時点で130億円を超える水準まで増加しており、M&A等への投資余力は十分備わったと言える。なお、2019年11月に金融機関向け市場系システム分野の事業強化を目的に、山崎情報設計※と資本・業務提携を締結し、子会社化(出資比率51%)している。 ※山崎情報設計は、デリバティブを中心とした商品管理システムの設計、開発会社で従業員数は30~40人。年間売上高は数億円規模となる。金融工学と情報技術の重なる領域でのシステム企画、設計に強みを持っており、豊富な業務ノウハウが組み込まれた市場系業務管理システム 「Apreccia」 シリーズを中心に事業展開しており、同社も2009年より正規代理店となり「Apreccia」シリーズを販売している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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クラウド型セキュリティ対策製品の提供等を行う情報基盤事業が主力。アプリケーション・サービス事業、医療情報クラウドサービス等の医療システム事業も。情報基盤事業は好調。中計では27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/11