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後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合への警戒から不動産や金融株が売られる

2023/12/18 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀会合への警戒から不動産や金融株が売られる 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、日銀会合への警戒から不動産や金融株が売られる ・ドル・円はもみ合い、ドル買い後退 ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテス<6857> ■日経平均は大幅反落、日銀会合への警戒から不動産や金融株が売られる 日経平均は大幅反落。先週末比349.80円安(-1.06%)の32620.75円(出来高概算7億8100万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は56.81ドル高(+0.15%)の37305.16ドル、S&P500は0.36ポイント安(-0.01%)の4719.19ポイント、ナスダックは52.36ポイント高(+0.35%)の14813.92で取引を終了した。NY連銀のウィリアムズ総裁が早期利下げを否定したため、寄り付き後、下落。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁が来年下半期の利下げを予想していると発言すると、上昇に転じた。過去最高値付近での利食い売りに、ダウは一時下落に転じるも、終盤にかけ航空機メーカーのボーイングがけん引する形で底堅く推移。ナスダックも半導体インテルの上昇や金利先安感にプラス圏を維持し年初来高値で終了した一方、S&P500は反落となった。 方向感に欠ける外部環境を受けて、日経平均は先週末の大幅反発の反動が先行し反落スタート。為替市場では、ドル・円が142円台前半と先週末大引け時点よりもやや円安に振れたが、日本銀行の金融政策決定会合が明日まで開催されることから、日銀会合への警戒感に伴い銀行株や不動産株が下げ幅を拡大。輸出関連銘柄もさえないことから、日経平均はじりじりと下げ幅を広げた。 日経平均採用銘柄では、日銀会合への警戒感から住友不<8830>、東急不HD<3289>、三井不<8801>が先週末比3%超売られているほか、三住トラスト<8309>や第一生命HD<8750>など金融関連銘柄も弱い。その他の銘柄では、今期業績の大幅営業減益見通しが嫌気されてセルソース<4880>が急落した。一方、武装組織による船舶への攻撃を受けて業界大手のマースクが紅海の運行を見合わせたことを受けて、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株の上げが目立った。また、総還元性向を上回る自社株買い発表が材料視されて日産化<4021>も買われた。 セクターでは、電気・ガス業、石油・石炭製品、保険業、ゴム製品、不動産業などが下落した一方、海運業のみ上昇した。 前引けにかけて日経平均は下げ幅を縮小したことから、後場もこの流れが続くか注目する。明日まで日銀会合が開催されることから、引き続き不動産や金融関連銘柄はさえない推移となりそうだが、為替市場でドル・円が142円台を維持していることから、日経平均の一段安は回避されよう。なお、日銀イベント前で日経平均などの指数は手掛けにくいことから、個人投資家を中心とした中小型株物色が広がるか注目したい。 ■ドル・円はもみ合い、ドル買い後退 18日午前の東京市場でドル・円はもみ合いとなり、142円前半を中心に推移した。低調な米経済指標で来年の複数回の利下げが予想され、ドル買いは後退。一方、日経平均株価などアジア株の軟調地合いでやや円買いに振れ、主要通貨は対円で伸び悩んだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円07銭から142円46銭、ユーロ・円は154円87銭から155円26銭、ユーロ・ドルは1.0892ドルから1.0906ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・麻生フオームクリート<1730>、かっこ<4166>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテス<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・12月NY連銀製造業景気指数:-14.5(予想:2.0、11月:9.1) ・米・11月鉱工業生産:前月比+0.2%(予想:+0.3%、10月:-0.9%←-0.6%) ・米・11月設備稼働率:78.8%(予想:79.1%、10月:78.7%←78.9%) ・米・12月製造業PMI速報値:48.2(予想:49.5、11月:49.4) ・米・12月サービス業PMI速報値:51.3(予想:50.7、11月:50.8) ・米・12月総合PMI速報値:51.0(予想:50.5、11月:50.7) 【要人発言】 ・政府関係者(報道) 「北朝鮮が発射した弾道ミサイルはICBM級の可能性」 <国内> ・日銀金融政策決定会合(19日まで) <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 14件
1730 東証スタンダード
535
11/27 15:30
-8(%)
時価総額 1,830百万円
麻生グループの気泡コンクリート工事会社。地盤改良工事、起泡剤など工事用資材の販売等も。東京都水道局など全国の水道管中詰工事等で実績。今期は気泡コンクリート工事で北関東における大型工事の受注などを見込む。 記:2024/06/07
976.4
11/27 15:30
-13.5(%)
時価総額 702,843百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
4021 東証プライム
5,297
11/27 15:30
-180(%)
時価総額 729,927百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
4166 東証グロース
781
11/27 15:30
+100(%)
時価総額 2,127百万円
SaaS型アルゴリズム提供事業を展開。不正アクセス検知サービス「O-MOTION」や不正注文検知サービス「O-PLUX」等を手掛ける。決済コンサルティングサービスではシステム開発保守案件の受注獲得に注力。 記:2024/08/29
4880 東証プライム
1,096
11/27 15:30
-42(%)
時価総額 20,479百万円
再生医療関連事業等を手掛けるバイオベンチャー。脂肪由来幹細胞加工受託サービス、血液由来加工受託サービスのほか、化粧品の開発・販売等も。卵子凍結あんしんバンクは福利厚生として上場企業中心に導入進む。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
8,506
11/27 15:30
-328(%)
時価総額 6,516,795百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
3,600
11/27 15:30
-43(%)
時価総額 2,620,987百万円
三井住友信託銀行を中核とする銀行持株会社。日興アセットマネジメント、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス等も傘下に持つ。総資産は77兆円超。資産運用・資産管理ビジネスでは顧客基盤の拡大などに取り組む。 記:2024/08/30
3,785
11/27 15:30
-53(%)
時価総額 3,903,656百万円
第一生命保険を中核とする持株会社。第一フロンティア生命保険、アイペット損害、ベネフィット・ワンなども傘下に持つ。既存進出国の資本効率改善などに取り組む。中期経営計画では27.3期ROE10%程度目標。 記:2024/08/30
8801 東証プライム
1,250
11/27 15:30
-9(%)
時価総額 3,514,654百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
8830 東証プライム
4,556
11/27 15:30
+72(%)
時価総額 2,169,048百万円
大手総合不動産会社。住友本社の不動産部門を継承する会社として1949年に設立。東京都心部を中心にオフィスビル230棟超を管理・運営。不動産販売やリフォーム等も。六本木五丁目、飯田橋など進行中の案件は豊富。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
4,800
11/27 15:30
-72(%)
時価総額 2,212,800百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,170
11/27 15:30
-172(%)
時価総額 1,874,404百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9107 東証プライム
1,990
11/27 15:30
-65.5(%)
時価総額 1,343,592百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
51,190
11/27 15:30
-260(%)
時価総額 16,289,733百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25