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後場に注目すべき3つのポイント~再び節目の33000円を下回る

2023/12/7 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~再び節目の33000円を下回る 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、再び節目の33000円を下回る ・ドル・円は軟調、日本株の下げ幅拡大で ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅反落、再び節目の33000円を下回る 日経平均は大幅反落。前日比545.96円安の32899.94円(出来高概算7億4947万株)で前場の取引を終えている。 6日の米国株式市場のダウ平均は70.13ドル安(-0.19%)、S&P500は17.84ポイント安(-0.39%)、ナスダック総合指数は83.20ポイント安(-0.58%)とそれぞれ下落。米ADP雇用統計で、民間部門の雇用者数の伸びが予想を下回り、労働市場のひっ迫緩和で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が一段と強まり買いが先行した。その後、景気減速への警戒感に加えて、米雇用統計への警戒感などで買いが続かず、終盤にかけて年初来高値付近での高値警戒感などから利食い売りが優勢となった。米株安の流れと昨日の大幅上昇の反動で、日経平均は前日比280.18円安の33165.72円と反落スタート。その後はもみ合っていたものの、前場なかごろに節目の33000円を下回った。 個別では、T&Gニーズ<4331>、ミガロHD<5535>、ネットワン<7518>、メニコン<7780>、東京電力HD<9501>、アインHD<9627>、東証スタンダードの住石HD<1514>、リスクモンスター<3768>、東証グロースのプロディライト<5580>、昨日上場したQPS研究所<5595>などが値上がり率上位にランクインした。 一方、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>など半導体銘柄が軟調。日経平均への寄与度が大きいダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>なども下落した。値下がり率ランキングにはメンバーズ<2130>、グッドコムA<3475>、楽天銀行<5838>、LTS<6560>、東証スタンダードの西部技研<6223>、ワイヤレスゲート<9419>、東証グロースのグローバルウェイ<3936>、オープンワーク<5139>、WASHハウス<6537>などがランクインした。 セクターでは、空運業、電気・ガス業、保険業、陸運業が上昇。一方、鉱業、海運業、鉄鋼などを筆頭に多くのセクターで下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は13%、対して値下がり銘柄は85%となっている。 本日の東京市場は昨日に続き、ボラティリティの高い展開となっている。本日も12月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ動きとみられ、権利行使価格である日経平均33000円手前ではもみ合いが続いたものの、一旦下回ると次の権利行使価格32875円あたりまで下落が加速し、再びもみ合いとなって前引けを迎えた。昨日の米ADP雇用統計の結果は強い買い材料とはならず米株安となったことも、日本株を更に上方レンジへ向かわせる勢いを鈍らせた一因ともなっていそうだ。 後場では再び33000円に戻るのか、さらに下の権利行使価格となる32750円付近へレンジがうつるのか注目されそうだ。なかなか全体的な方向性が見えないなか、前引け時点での売買代金急増ランキングでは、昨日業績上方修正を発表したアインHD<9627>や楽天グループ<4755>が追加売却を発表した楽天銀行<5838>などがランクインしており、引き続き個別材料を手掛かりとした物色が中心となっているもよう。後場もこの傾向は続きそうだ。 ■ドル・円は軟調、日本株の下げ幅拡大で 7日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、147円29銭から146円69銭まで値を下げた。日経平均株価は前日比500円超安と下げ幅を拡大し、円買いが主要通貨を下押し。ただ、米10年債利回りの低下は一服し、ドル売り後退で下値は堅そうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は146円69銭から147円29銭、ユーロ・円は158円00銭から158円58銭、ユーロ・ドルは1.0762ドルから1.0772ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・QPS研究所<5595>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・10月貿易収支:+71.29億豪ドル(予想:+75.00億豪ドル、9月:+61.84億豪ドル←+67.86億豪ドル) ・中・11月輸出:前年比+0.5%(予想:0.0%、10月:-6.4%) ・中・11月輸入:前年比-0.6%(予想:+3.9%、10月:+3.0%) 【要人発言】 ・植田日銀総裁 「基調的な物価上昇率は25年度にかけ2%目標へ徐々に高まる」 「川市場の動向や経済、物価への影響を注視」 <国内> ・14:00 10月景気動向指数・先行速報値(予想:108.2、9月:108.9) <海外> ・時間未定 中・11月輸出(前年比予想:0.0%、10月:-6.4%) ・時間未定 中・11月輸入(前年比予想:+3.9%、10月:+3.0%) ・15:45 スイス・11月失業率(予想:2.1%、10月:2.0%) ・16:00 独・10月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、9月:-1.4%) 《CS》
関連銘柄 24件
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時価総額 59,423百万円
住石マテリアルズを中核とする持株会社。石炭の輸入販売が主力。人工ダイヤなど先端素材の製造・販売、砕石の採取等も。麻生と資本業務提携。新素材事業部門では化合物半導体関連企業との関係強化などに取り組む。 記:2024/06/09
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3475 東証プライム
833
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時価総額 25,385百万円
自社ブランド「GENOVIA」シリーズの投資用新築マンションの企画・開発・販売を行う。東京23区中心に事業展開。建物管理、賃貸管理等も。リテールセールスは30~40代向け提案を強化。広告宣伝の強化も図る。 記:2024/10/13
3768 東証スタンダード
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時価総額 3,001百万円
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3936 東証グロース
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+4(%)
時価総額 4,732百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援、人材転職サービスの提供、転職口コミサイト「キャリコネ」を運営。。プラットフォームはDX支援が堅調。人件費や開発費重し。継続前提重要事象。 記:2024/08/08
880
11/7 15:30
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時価総額 11,492百万円
ハウスウェディングの草分け。国内取り扱い組数トップ。TRUNK(HOTEL)のホテル事業、レストラン事業等も手掛ける。ホテルは外国人宿泊比率が高い。運営受託事業、ホテル事業を成長ドライバーとして注力。 記:2024/05/02
4755 東証プライム
929
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-4(%)
時価総額 1,914,678百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
5139 東証グロース
523
11/7 15:30
-6(%)
時価総額 11,136百万円
転職・就職向け情報プラットフォーム「OpenWork」を運営。社員クチコミ情報に強み。リンクアンドモチベーション傘下。登録ユーザー数は650万人超。OpenWorkリクルーティングは契約社数が順調増。 記:2024/08/10
5535 東証プライム
1,675
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時価総額 24,584百万円
顔認証プラットフォームサービス「FreeiD」等のDX推進事業、新築マンションの投資家・実需向け開発販売等を行うDX不動産事業が柱。DX不動産事業では堅調なニーズ対応等により、中古物件の買取再販数が好調。 記:2024/10/03
5580 東証グロース
1,002
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時価総額 1,639百万円
クラウド電話システム「INNOVERA」やクラウド直収型電話回線「IP-Line」、Yealink社製端末の販売等を行う。INNOVERAのアカウント数は3.8万超。エンタープライズ向け提案を加速。 記:2024/08/20
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1,562
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-19(%)
時価総額 57,800百万円
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5838 東証プライム
3,462
11/7 15:30
+262(%)
時価総額 588,606百万円
楽天グループのネット銀行。口座数は国内ネット銀行でトップ。銀行システムの開発、運用・保守を自社で行う。充実のサービスラインナップなどが強み。口座数は1580万口座超。セキュリティの更なる強化等を推進。 記:2024/10/07
6223 東証スタンダード
1,693
11/7 15:30
+28(%)
時価総額 34,707百万円
特殊空調機器メーカー。福岡県古賀市に本社。デシカント除湿機、全熱交換器・顕熱交換器、外調機等を手掛ける。VOC濃縮装置で世界トップシェア。配当性向は40%目安。LiB関連事業の強化などに取り組む。 記:2024/08/09
6367 東証プライム
20,055
11/7 15:30
+1,265(%)
時価総額 5,878,401百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6537 東証グロース
378
11/7 15:30
+3(%)
時価総額 2,612百万円
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6560 東証プライム
1,794
11/7 15:30
+44(%)
時価総額 7,856百万円
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6857 東証プライム
9,767
11/7 15:30
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7518 東証プライム
4,305
11/7 15:30
+700(%)
時価総額 345,730百万円
独立系ネットワークインテグレーター。ICTシステムに係るネットワークやセキュリティのソリューション開発、構築、保守、運用まで展開。DX戦略コンサルティングサービスなどに注力。ストック型ビジネスを強化。 記:2024/07/28
7780 東証プライム
1,692
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コンタクトレンズ大手。定額制プランの会員基盤に強み。サプリメントビジネス、動物医療ビジネス等も。配当性向30%程度目安。「Magic」シリーズなどが戦略商品。28.3期売上高1400億円超目指す。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
23,055
11/7 15:30
-405(%)
時価総額 10,873,499百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9419 東証スタンダード
232
11/7 15:30
+2(%)
時価総額 2,501百万円
他社のWi-Fiスポットや通信網を借りて無線通信サービスを提供。販売は家電量販店や自社ECを通じて行う。カメラのキタムラと通信回線販売代理店契約を締結。26.12期売上高は100億円以上を目指す。 記:2024/05/02
627.9
11/7 15:30
-1.4(%)
時価総額 1,009,047百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9627 東証プライム
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時価総額 175,971百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
48,690
11/7 15:30
-1,660(%)
時価総額 15,494,180百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10