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短期売買中心で方向感の定まらない相場展開に【クロージング】

2022/6/23 15:54 FISCO
*15:54JST 短期売買中心で方向感の定まらない相場展開に【クロージング】 23日の日経平均は小幅に反発。21.70円高の26171.25円(出来高概算10億8000万株)で取引を終えた。経済正常化への期待から内需関連株を中心に買われた一方で、欧米の積極的な金融引き締めに伴う景気後退への警戒から輸出関連は売られるなど跛行色の強い展開だった。ただ、市場参加者は限られるなかで短期筋の売買が中心であり、積極的に売り買いを仕掛ける向きも少ないだけに、前日の終値を挟んだ動きが続いていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100となり、全体の約6割を占めた。セクターでは、空運、食料品、保険、小売、陸運、電気ガスなど19業種が上昇。一方、海運、鉱業、非鉄金属、卸売、輸送用機器など14業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、中外薬<4519>がしっかりだった半面、信越化<4063>、塩野義<4507>、日立建機<6305>、電通グループ<4324>、トヨタ<7203>が軟化した。 注目されたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は、景気後退に陥るリスクを認めたものの、データを見極めつつ柔軟に対応すると述べたため、さらなるタカ派化への懸念が後退。これを受けて米国市場は一時プラスに転じる場面も見られたが、終盤にかけて下げに転じた。東京市場も米株安を受けてやや売り先行で始まったものの、パウエル議長の議会証言を波乱なく通過したため、買い戻しの動きにつながり、日経平均の上げ幅は一時250円を超えた。ただ、米国では利上げによる景気への悪影響が警戒されているだけに、次第に様子見ムードが広がり、日経平均は26000円を支持線とした狭いレンジ推移だった。 本日もパウエルFRB議長の議会証言が行われるが、市場の関心は低いようだ。目新しい発言がない限り、材料視される可能性は低いだろう。また、欧米では6月の購買担当者景気指数(PMI)が発表される。金融引き締めによる景気減速への警戒感が拭えないだけに、インフレ動向がピークアウトしているのか確認したいところだ。一方で、国内では配当の再投資への期待感や大学ファンドによる買い出動期待も底流にあり、需給改善への思惑も残る。目先は強弱感が対立するなか、方向感の定まらない展開が続きそうだ。 《FA》
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時価総額 11,527,744百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
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国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
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時価総額 1,890,023百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4519 東証プライム
6,497
11/25 15:30
+227(%)
時価総額 10,908,840百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6305 東証プライム
3,405
11/25 15:30
+28(%)
時価総額 732,467百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6367 東証プライム
18,740
11/25 15:30
+445(%)
時価総額 5,492,956百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
7203 東証プライム
2,694.5
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時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9433 東証プライム
4,962
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時価総額 10,875,940百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
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時価総額 16,143,351百万円
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9984 東証プライム
8,874
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+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17