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米スナップの時間外での急落がセンチメントを冷ます【クロージング】

2022/5/24 16:09 FISCO
*16:09JST 米スナップの時間外での急落がセンチメントを冷ます【クロージング】 24日の日経平均は3営業日ぶりに反落。253.38円安の26748.14円(出来高概算11億1000万株)で取引を終えた。23日の米国市場は主要な株価指数が大幅に上昇するなか、買い先行で始まった。ただし、米国市場の上昇に対する先回り的な動きもあったと見られ、日経平均は寄り付きの27005.43円が高値となり、その後は利食い優勢の相場展開だった。積極的に売り込む流れとはならなかったものの、グローベックスの米株先物が日本時間の後場に入って下落幅を広げたこともあり、押し目買いも入りづらい需給状況のなか、本日の安値圏で取引を終えた。 東証プライム市場の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の8割超を占めた。セクターでは、海運、空運、非鉄金属、不動産、卸売の5業種がしっかり。半面、サービス、陸運、パルプ紙、繊維、ガラス土石など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、バンナムHD<7832>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、住友鉱<5713>が堅調。半面、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>が冴えない。 日経平均の27000円水準での強弱感対立は想定されていたものの、朝方からグローベックスの米株先物が弱い動きを見せていたこともあり、利益確定の動きが先行した格好だろう。また、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」運営の米スナップが4-6月の売上高と利益の見通しを下方修正したことが嫌気されて米国市場の時間外取引で急落しており、他のSNS関連銘柄などへ売りが波及するなか、ナスダック100先物が2%近く下落していることが重荷に。 なお、スナップは時間外で下落率は30%を超えていた。メタプラットフォームズも7%を超える下落であり、米国市場の動向が気掛かりになろう。また、東京市場は安値圏で取引を終えた格好だが、日経平均は辛うじて25日、75日線近辺で下げ渋る格好だった。米国市場でスナップの下落が幅広いSNS関連への売りに繋がるようだと、もう一段の調整が警戒されてくることになりそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4543 東証プライム
2,970.5
11/6 15:30
+49(%)
時価総額 4,428,115百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5713 東証プライム
4,335
11/6 15:30
+5(%)
時価総額 1,260,679百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
9,321
11/6 15:30
+528(%)
時価総額 15,808,043百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,790
11/6 15:30
+30(%)
時価総額 5,507,612百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
3,348
11/6 15:30
+103(%)
時価総額 2,209,680百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
23,460
11/6 15:30
+530(%)
時価総額 11,064,510百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,827
11/6 15:30
+35(%)
時価総額 10,580,041百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,350
11/6 15:30
+1,250(%)
時価総額 16,022,427百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,405
11/6 15:30
+459(%)
時価総額 16,204,382百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17