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前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした日替わり物色といったところか~

2021/7/14 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした日替わり物色といったところか~ 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:決算を手掛かりとした日替わり物色といったところか ■東宝、1Q営業利益 275.2%増 105億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:住友化学、半導体に500億円、洗浄用薬品・レジスト増産 ■決算を手掛かりとした日替わり物色といったところか 14日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。13日の米国市場ではNYダウが107ドル安だった。6月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、インフレ高進への警戒感から利食い優勢の展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の28550円。円相場は1ドル110円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや売り優勢の展開から始まろう。昨日までの上昇で一時25日線を突破する動きだったこともあり、いったんは利食いも出やすい水準だろう。また、決算が本格化するなか、先回り的に買われていたゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースは、決算内容は良かったものの、利食いに押されている。ある程度は想定されていた面はあるだろうが、国内においても決算シーズンに入るなかで、模様眺めムードが次第に強まりそうである。 日経平均は28500円の攻防となると想定されるが、パウエルFRB議長の議会証言を控えていることもあり、米国株安を受けたショートの動きは限られそうである。昨日の東証1部の売買高は9億5700万株程度と5営業日ぶりに10億株を下回っており、インデックスに絡んだ商い以外は積極的な売買は限られている。そのため、インデックスに振らされにくい個別材料株での短期的な値幅取り狙いの商いが中心。また、昨日のゴールドマンによる半導体銘柄の格下げの動き等もあり、方向性としては景気敏感セクターに流れやすいところか。 また、薄商いのなか、先物主導で仕掛けてくる局面においては、その後の反動を狙ったスタンスになりそうである。その他、マザーズ指数は5日線と25日線水準での攻防をみせているが、5日線を割り込んでくるようだと、時価総額上位銘柄などへは短期的なショートの動きが意識されやすいだろう。そのほか、決算を手掛かりとした日替わり物色といったところか。 ■東宝、1Q営業利益 275.2%増 105億円、コンセンサス上回る 東宝<9602>は2022年2月期第1四半期決算を発表。営業収入は前年同期比75.1%増の578.08億円、営業利益は同275.2%増の105.18億円だった。コンセンサス(90億円程度)を上回る。新型コロナウイルスの影響で映画館を臨時休業していた反動。また、3月に公開した邦画アニメ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」などのヒットも支えとなっている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28718.24、+149.22) ・1ドル110円60-70銭 ・米原油先物は上昇(75.25、+1.15) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・住友化学<4005>半導体に500億円、洗浄用薬品・レジスト増産 ・凸版印<7911>新潟にパッケージ基板の新ライン、先端半導体向け増産 ・ローム<6963>CVC活動開始、投資枠50億円、新事業創出加速 ・ローランドDG<6789>タイにプリンターなど量産機能を移管 ・双日<2768>ロイヤルHDとシンガポールに共同出資会社、アジアの飲食開拓 ・丸紅<8002>エチレンガスの海上輸送で脱炭素化 ・THK<6481>中国2工場に新棟、直動案内機器など増産 ・TDK<6762>アルミ電解コンデンサーの電流量25%向上、インバーター小型化 ・パナソニック<6752>AIで叫び声識別、監視カメラ9月投入 ・住友化学<4005>スマホ画面に5G向けアンテナ、フィルム部材供給 ・東レ<3402>5G基地局・ITS向けPBT樹脂開発、誘電損失4割低減 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・11:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25%に据え置き予想) 《ST》
関連銘柄 11件
2768 東証プライム
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時価総額 681,300百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
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時価総額 1,542,402百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
4005 東証プライム
367.4
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時価総額 608,862百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
6481 東証プライム
3,618
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-80(%)
時価総額 469,823百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
1,479
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時価総額 3,630,126百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6762 東証プライム
1,872
11/27 15:30
+23.5(%)
時価総額 3,638,906百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
5,360
9/2 15:00
+10(%)
時価総額 67,836百万円
広告・看板用インクジェットプリンタ大手。カッティングマシンや3Dモデリングマシン、歯科用ミリングマシン等も。海外売上比率が高い。欧州はサイン市場向け低溶剤プリンター等の販売が堅調。23.12期通期は増収。 記:2024/04/16
6963 東証プライム
1,423
11/27 15:30
-7(%)
時価総額 574,550百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7911 東証プライム
3,964
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-16(%)
時価総額 1,263,351百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8002 東証プライム
2,271.5
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-48(%)
時価総額 3,807,895百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9602 東証プライム
6,191
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時価総額 1,154,566百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作・配給、「TOHOシネマズ」の運営等を行う映画事業が主力。演劇事業や不動産事業等も手掛ける。アニメは海外営業収入が成長。不動産事業はM&A効果が売上貢献。 記:2024/10/29