マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,454.12
-57.88
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 1:26:49
9,278,570
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~一時約30年6か月ぶりに30000円台回復

2021/2/15 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~一時約30年6か月ぶりに30000円台回復 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、一時約30年6か月ぶりに30000円台回復 ・ドル・円は伸び悩み、ドル売りが一段の上昇を阻止 ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は反発、一時約30年6か月ぶりに30000円台回復 日経平均は反発。347.11円高の29867.18円(出来高概算7億0709万株)で前場の取引を終えている。 前週末12日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は27.70ドル高の31458.40ドル、ナスダックは69.70ポイント高の14095.47で取引を終了した。低調な経済統計や3連休前の利益確定売りが優勢となり寄り付き後に下落したが、その後は追加経済対策成立期待が高まったほか、ワクチン供給に関するポジティブなニュースなどが下支えとなり、引けにかけ上昇に転じた。主要株式指数は史上最高値を更新し終了した。 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国株高に加え、国内外で新型コロナ感染がピークアウトの様子となっていることや、取引開始前に発表された20年10-12月期のGDP速報値が実質前期比年率換算で12.7%増とQUICKが集計した民間予測の中央値9.5%増を上回ったことも安心感となった。一方、引き続き高値警戒感が意識されたが、前場はリスクオンのムードがさらに広がり、日経平均は一時、1990年8月以来約30年6か月ぶりに30000円台に乗せた。 個別では、決算を発表したギフティ<4449>、ダイヤHD<6699>、セレス<3696>がストップ高となり、同じく決算を発表した荏原<6361>、オリンパス<7733>、アイ・ピー・エス<4390>、山崎パン<2212>、オプティム<3694>が上げた。決算発表銘柄以外では、自社株買いを発表したエコス<7520>、超小型電気自動車(EV)の事業に参入すると報じられた出光興産<5019>が上げた。 一方、決算発表銘柄でニチコン<6996>、DmMiX<7354>、大幸薬品<4574>、GMO-GS<3788>が10%を超す大幅安となったほか、同じく決算を発表したアシックス<7936>、RSテクノ<3445>、ライオン<4912>、ワイエイシイ<6298>、楽天<4755>、ビーイングHD<9145>、朝日インテック<7747>が下げた。決算発表以外では、英FTでアップルとの自動運転車プロジェクトの提携交渉が終了したと報じられた日産自<7201>など自動車株の一角が安かった。 セクターでは、鉱業、石油石炭製品、精密機器、銀行業、証券商品先物などが値上がり率上位。一方、空運業、繊維製品、ゴム製品、海運業、電気・ガス業などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の52%、対して値下がり銘柄は43%となっている。 日経平均が急ピッチで上昇しており、一部で高値警戒感も指摘されている。相場の過熱度を測る指標の一つに騰落レシオがある。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割ったものをパーセント表示する。一般に過去25日間の合計銘柄数を使うことが多い。騰落レシオが120%を超すと相場は過熱、70%を下回ると売られ過ぎとされることが多いようだ。 毎朝、日本経済新聞に掲載される東証1部の騰落レシオを見てみる。先週末12日の騰落レシオは120.53%。2月9日に今年初めて120%を超え、3営業日連続で120%を上回った。少し遡って見てみよう。昨年、騰落レシオが最も高かったのは6月2日の150.78%。直近よりかなり高い水準だ。昨年6月は120%を超えた日が1カ月間で9日あった。前月の5月も120%超の日は10日あった。コロナショックからの反騰局面で、過熱感を抱えたまま相場が突っ走った様子が窺える。また、昨年9月はほぼボックス相場だったが、騰落レシオ120%超の日は5日あり、9月28日には132.75%まで上昇した。 このように見てくると、年初来、日経平均が急ピッチの上げを演じている割に、騰落レシオが120%を超えた日は年初来3日のみと、やや少ないように感じる。相場上昇の割に過熱感は薄いのかもしれない。だから、まだまだ上がり続けると言っているのではない。相場の中身が次第に変化しているように思える。機会があればさらに考えてみたい。 さて、後場の東京市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。前場は取引開始後に日経平均が一気に30000円台乗せとなり、目先目標達成感が漂っている一方、伸び悩んだ水準ではすかさず押し目買いも見られた。また、20年4-12月期決算発表が今日でほぼ一巡することに加え、今晩は米国市場がプレジデントデーの祝日で休場となることもあり、やや手掛かり材料不足との見方もあり、後場は様子見気分が広がる可能性もある。 (小山 眞一) ■ドル・円は伸び悩み、ドル売りが一段の上昇を阻止 15日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。中国と米国の休場で、全般的に取引は閑散。そうしたなか、日経平均株価の強含みを背景にリスク選好的な円売りが優勢となり、一時105円10銭台に浮上した。ただ、リスク要因の後退でドル売り基調となり、ドル・円は失速した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円91銭から105円14銭、ユーロ・円は127円20銭から127円46銭、ユーロ・ドルは1.2117ドルから1.2125ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ChinaAMC CSI 300 Index ETF-JDR<1575>、CARTA HOLDINGS<3688>など、13銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・10-12月期GDP1次速報:前期比年率+12.7%(予想:+10.1%、7-9月期:+22.7%←+22.9%) 【要人発言】 ・米下院歳入委員会 「1400ドルの個人向け現金給付を柱とする5935億ドル規模の家計支援策を可決」 ・麻生財務相 「G7、マクロ経済政策の在り方、低所得国への支援を議論した」 ・イエレン財務長官 「回復において、さらなる財政支援が重要」 <海外> ・休場:香港、中国、米国 《CS》
関連銘柄 25件
2212 東証プライム
2,821
10/11 15:00
-22(%)
時価総額 621,418百万円
国内最大の製パン会社。1948年設立。菓子パンに強み。コンビニ「デイリーヤマザキ」の運営等も。不二家、東ハトなどを傘下に持つ。配当性向30%目標。食パン部門は主力の「ロイヤルブレッド」などの販売が順調。 記:2024/06/25
3,945
10/11 15:00
-45(%)
時価総額 102,002百万円
半導体製造工程で使う再生ウエハで世界トップ。新品ウエハの生産も。24.12期は上期低調も下期の回復を想定し、最高業績更新を計画。中計では26.12期に営業益168億円を目指す。次世代電池用の電解液に参入。 記:2024/04/11
3688 東証プライム
1,439
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 37,128百万円
VOYAGE GROUP、サイバー・コミュニケーションズの経営統合で誕生。電通グループの連結子会社。デジタルマーケティング事業が主力。ポイントサイト「ECナビ」の運営等も。電通グループとの協業推進。 記:2024/08/29
3694 東証プライム
599
10/11 15:00
-2(%)
時価総額 33,029百万円
PC・モバイル管理SaaSサービス「Optimal Biz」が主力。スマホ3次元測量アプリ、AI活用の契約書管理サービス等も。豊富な顧客基盤が強み。市場拡大により、モバイルマネジメントサービスは業績拡大。 記:2024/06/24
3696 東証プライム
1,343
10/11 15:00
-30(%)
時価総額 15,949百万円
国内最大級のポイントサイト「モッピー」の運営等を行うモバイルサービス事業が主力。DX化支援、ブロックチェーン関連事業等も。モッピーの会員数は525万人超。ブロックチェーン関連はステーキングサービスが順調。 記:2024/06/15
2,925
10/11 15:00
-3(%)
時価総額 34,202百万円
電子証明書発行サービス、電子契約サービス等を手掛ける電子認証・印鑑事業が主力。クラウドインフラ事業、DX事業も展開。電子印鑑GMOサインは導入企業数で国内トップ。電子認証・印鑑事業は契約社数が順調増。 記:2024/07/05
4390 東証プライム
2,256
10/11 15:00
+45(%)
時価総額 28,042百万円
フィリピンのCATV事業者等に国際通信回線の提供を行う。日本国内における通信サービスの提供、メディカル&ヘルスケア事業等も。マニラ首都圏での法人向けインターネット接続サービスの課金件数は大幅に増加。 記:2024/06/25
4449 東証プライム
1,010
10/11 15:00
+27(%)
時価総額 29,118百万円
eギフトプラットフォーム事業が主力。カジュアルギフトサービス「giftee」、eGift Systemなどを手掛ける。地域通貨サービス等も。gifteeサービスの会員数は219万人超。会員数は順調増。 記:2024/07/08
4574 東証プライム
385
10/11 15:00
-5(%)
時価総額 16,993百万円
正露丸、セイロガン糖衣Aなど一般用医薬品の製造・販売を行う医薬品事業が主力。「クレベリン」シリーズ等の感染管理事業も展開。1946年設立。医薬品事業は京都工場の医薬品ライン立ち上げなど増産施策に取り組む。 記:2024/09/01
4755 東証プライム
948.5
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,954,868百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
4912 東証プライム
1,657.5
10/11 15:00
-44(%)
時価総額 484,878百万円
トイレタリー用品や医薬品等を展開。オーラルケア国内首位。衣料品洗剤や石鹸も有力。ホームケア分野の競争力強化図る。薬品分野はニキビ薬等の売上が伸びる。23.12期通期は増収。24.12期は2桁営業増益計画。 記:2024/04/16
5019 東証プライム
1,080.5
10/11 15:00
-15(%)
時価総額 1,609,215百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
2,207
10/11 15:00
+4(%)
時価総額 21,538百万円
HD・FPD・半導体関連装置などを製造・販売。24.3期3Q累計はFPD関連が低調。だが人工透析器が伸長。米ライナス社向け毛髪関連試作機の売上計上もあり増収増益に。ライナス向け毛髪関連機器の新会社を設立。 記:2024/04/11
6361 東証プライム
2,362
10/11 15:00
+6(%)
時価総額 1,091,029百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
613
10/11 15:00
-12(%)
時価総額 4,998百万円
自動車機器事業、パワーコンディショナ等のエネルギーソリューション事業、電子機器事業を手掛ける。自動車用点火コイルで世界シェア上位。28.3期ROE20%以上目標。自動車機器は収益構造改革等に取り組む。 記:2024/05/17
6996 東証プライム
970
10/11 15:00
-5(%)
時価総額 75,660百万円
電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサを主軸に蓄電システムも。24.3期3Q累計は家庭用蓄電システムやEV充電器が好調。だが家電用・産業用コンデンサが冴えず。販管費増も利益の重石に。独禁法関連特損は解消。 記:2024/04/15
7201 東証プライム
396.3
10/11 15:00
-3.5(%)
時価総額 1,672,669百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
227
10/11 15:00
-8(%)
時価総額 10,149百万円
マーケティング事業が主力。コンタクトセンターの構築・運営、コンサルティング、BPO等を手掛ける。人材派遣を行うオンサイト事業も展開。通信インフラからのアウトバウンド・ハイブリッドの業務受託は順調。 記:2024/07/28
7520 東証プライム
2,080
10/11 15:00
-1(%)
時価総額 24,230百万円
食品スーパーマーケットチェーン。関東中心に「エコス」、「たいらや」、「マスダ」等を運営。グループ店舗数は130店舗。手づくりスイーツの導入等で売場の活性化図る。まとめ買い対応商品等の拡充などにも取り組む。 記:2024/05/12
7733 東証プライム
2,832.5
10/11 15:00
+6.5(%)
時価総額 3,642,289百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7747 東証プライム
2,527.5
10/11 15:00
-24.5(%)
時価総額 686,555百万円
精密医療機器メーカー。心臓血管治療用ガイドワイヤーで世界トップシェア。素材加工技術に定評。メディカル事業は好調。国内ではPCIガイドワイヤー中心に循環器領域が伸びる。24.6期2Q累計は2桁増収増益。 記:2024/04/13
7936 東証プライム
2,803
10/11 15:00
-27.5(%)
時価総額 2,128,828百万円
スポーツ用品メーカー。各種スポーツ用品の製造・販売等を行う。ランニングシューズに強み。オニツカタイガーブランドなども展開。海外売上高比率が高い。パフォーマンスランニング部門では高付加価値商品に注力。 記:2024/07/07
9145 東証スタンダード
2,525
10/11 15:00
+29(%)
時価総額 14,607百万円
アクティー、コラビス、横浜LSPなどを傘下に収める総合物流輸送グループ。石川県金沢市に本社。取扱商品は生活物資に特化。クスリのアオキなどが主要取引先。既存エリアの受託業務拡大、全国に物流拠点の開設目指す。 記:2024/08/22
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17