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前場に注目すべき3つのポイント~売り先行後は底堅さが意識されやすい

2020/6/11 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り先行後は底堅さが意識されやすい 11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り先行後は底堅さが意識されやすい ■前場の注目材料:フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円 ■曙ブレーキ<7238>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る ■売り先行後は底堅さが意識されやすい 11日の日本株市場は、売り先行後は底堅さが意識されやすいだろう。10日の米国市 場ではNYダウが282ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場 委員会(FOMC)の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。 FRBが市場の予想通り政策金利を据え置き、当面実質ゼロ金利政策を据え置く方針を 示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かず、引けにかけて再び小幅下落する展開 となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の22860円。円相場は1ドル107円 10銭台と円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日も売り先行で始まることになろう。売り 一巡後は昨日同様、底堅さを見極める展開になりやすく、押し目狙いのスタンスとい ったところだろう。ただし、23000円を下回って始まることから、23000円接近では戻 り待ちの売り圧力が次第に意識されやすいところでもある。明日のSQを前に23000円を 中心レンジとした動きが意識される一方、仕掛け的な売りには注視しておく必要があ りそうだ。 米国では銀行が売られる半面、ハイテク株の一角が買われており、ナスダックは終 値で1万ポイントを回復してきた。日本においても同様の物色に向かいやすく、NTの上 昇が意識されやすいところ。また、連日で23000円を下回って始まることもあり、次第 に利益確定の流れも出てくる可能性がある。SQまでは現在の需給状況が続くとみられ ていたこともあり、やや神経質な展開に向かわせそうである。 物色の流れとしては中小型株で材料の出ている銘柄に短期筋の資金が集中しやすい 一方で、買い疲れ感のある銘柄等は利益確定の対象になりやすい面もある。とはい え、需給状況が一気に変わる可能性は低いと考えられ、海外勢による日本株見直しの 流れは引き続き期待したところ。上値追いは慎重ながらも押し目拾いのスタンスは継 続となろう。 ■フジクラ、20/3営業利益 87.9%減33.46億円 フジクラ<5803>は2020年3月期決算を発表。売上高は前期比5.4%減の6723.14億円、営 業利益は同87.9%減の33.46億円だった。建設向け電線の需要に加え米国の電力インフ ラ投資向け需要が好調に推移。一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ り、中国に所在する拠点が一時操業を停止する事態となったほか、欧州においてワイ ヤハーネスの主要顧客が生産を停止した影響が響いた。2021年3月期の業績予想につい ては未定としている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23124.95、+33.92) ・ナスダック総合指数は上昇(10020.35、+66.59) ・SOX指数は上昇(2004.66、+6.57) ・VIX指数は変わらず(27.57、0.00) ・米原油先物は上昇(39.60、+0.66) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・世界的な経済活動再開 ・日米欧の大型経済対策 ・コロナ収束後の業績回復期待 ・みずほFG<8411>みずほ銀、個人特化店5倍増、100拠点体制 ・みずほFG<8411>融資10兆円実行、コロナ対策、中小支える ・ホンダ<7267>中国に合弁、コネクテッドサービスで ・ダスキン<4665>いちごHDの宅配ピザ事業、ダスキンが買収 ・伊藤忠<8001>センシンロボティクスと提携、産業インフラにドローン活用サービス 提供 ・曙ブレーキ<7238>事業再生に全力、北米営業利益、計画上回る ・デンソー<6902>愛知・安城市に拠点、電動車製品開発を加速 ・大成温調<1904>ブルーイノベ、大成温調など6社と資本提携、ドローン利用技術 開発 ・第一三共<4568>第一三共・東大など、ナファモスタット吸入製剤を共同研究 ・ニプロ<8086>再生医療の拠点拡充、東京・羽村に「東京CPF」 ・三菱ケミ<4188>デジタルツイン構築に着手、サイバー空間上に化学プラント ・東ソー<4042>韓国で低燃費タイヤ用シリカ生産、子会社が現地社と合弁 ・富士フイルム<4901>バイオ医薬品のデンマーク拠点に1000億円投資 ・品川-名古屋間、静岡で月内着工できないとリニア27年開業困難 ・「人種問題」行方を左右、バイデン氏有利、トランプ氏どう挽回 ・性犯罪者にGPS検討、政府案「骨太方針」に反映へ ・東京五輪簡素化合意、IOCと組織委、200項目協議 ・コロナ対策、入国1日最大250人、4か国対象、夏にも ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4-6月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断(予想:-38.4、1-3 月期:-10.1) <海外> 特になし。 《YN》
関連銘柄 13件
1904 東証スタンダード
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時価総額 27,115百万円
空調設備・換気設備、給排水衛生設備、電気設備の設計、施工管理等を行う。1941年創業。ぴあアリーナMM等で施工実績。米国、中国などでも事業展開。高付加価値部門への資源配分、競争力の強化などを図る。 記:2024/09/01
4042 東証プライム
2,112
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時価総額 686,571百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4188 東証プライム
858.2
11/25 15:30
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時価総額 1,292,696百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4568 東証プライム
4,606
11/25 15:30
+171(%)
時価総額 8,968,039百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4665 東証プライム
3,832
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 191,600百万円
清掃用品、衛生用品の定期レンタル及び販売などを行うクリーンサービス事業が主力。ミスタードーナツのフード事業なども手掛ける。ミスタードーナツは好調続く。25.3期は電子タグ取り付け費用の減少等を見込む。 記:2024/07/02
3,332
11/25 15:30
+67(%)
時価総額 4,144,598百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5803 東証プライム
5,640
11/25 15:30
-109(%)
時価総額 1,668,667百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6902 東証プライム
2,266.5
11/25 15:30
-1(%)
時価総額 7,143,509百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7238 東証プライム
116
11/25 15:30
+1(%)
時価総額 15,775百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7267 東証プライム
1,358.5
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-4(%)
時価総額 7,172,880百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8001 東証プライム
7,540
11/25 15:30
-41(%)
時価総額 11,950,071百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8086 東証プライム
1,386
11/25 15:30
-4(%)
時価総額 237,642百万円
大手医療器具メーカー。透析関連機器、注射・輸液関連製品等の医療関連事業が主力。医薬関連事業、ファーマパッケージング事業等も。アジアパシフィック地域が重点戦略市場。注射・輸液関連製品は国内販売が順調。 記:2024/06/11
3,819
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-16(%)
時価総額 9,697,396百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27