マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/6 12:20:27
9,818,291
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

売り一巡後は中国市場再開で過度な警戒感が和らぐ【クロージング】

2020/2/3 16:11 FISCO
*16:11JST 売り一巡後は中国市場再開で過度な警戒感が和らぐ【クロージング】 3日の日経平均は反落。233.24円安の22971.94円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。新型コロナウイルスによる感染拡大に歯止めがかからず、欧州市場が全面安となる中、1月31日の米国市場ではNYダウが600ドルを超える下落となり、この流れを引き継ぐ格好から、ギャップスタートとなった。ただし、寄り付き直後に22775.92円まで下げ幅を広げたが、その後は上海市場の再開を見極めたいとする中、上海市場は8.7%安で始まると、サーキットブレーカー発動など過度な警戒感が和らぎ、買い戻しの流れから一時23000円を回復する局面もみられている。 また、ハンセン指数が上昇に転じた他、グローベックスの米株先物ではNYダウが200ドル近く上昇していたこともあって、押し目を拾う動きもみられている。そのため、反落ながらも日経平均は23000円を挟んでの底堅さも意識されていた。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。 セクターでは、電力ガスが唯一上昇した他は、32業種が下落。海運の下落率が3%を超えたほか、証券、非鉄金属、その他金融、空運、鉄鋼の弱さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、京セラ<6971>が冴えない。一方で、エーザイ<4523>、中外薬<4519>が下支えしている。 明確なボトム形成は確認されていないが、一先ずテクニカル的には一目均衡表の雲下限や26週線が支持線として機能する格好での下げ渋りをみせている。新型肺炎の封じ込め次第ではあるが、早期に進展が見られてくるようであれば、支持線として機能する格好になりそうである。また、決算発表が本格化する中、好業績銘柄への物色がみられていたことについても、市場が正常は判断をみせているといった意味合いで安心感につながる。 また、本日は新型肺炎関連として足元で急騰を続けていた銘柄などへは、中国市場の混乱が一先ず回避されたこともあり、一気に資金流出の動きがみられている。これについては、短期資金集中だったこともあり、想定されていた動きであろう。とはいえ、中国は売りに対する規制措置を発動していたこともあり、再び物色対象として資金が向かう局面もありそうだ。 《CN》
関連銘柄 7件
4503 東証プライム
1,558
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 2,860,257百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4519 東証プライム
5,094
5/2 15:00
+68(%)
時価総額 8,553,121百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,545
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 1,941,031百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4543 東証プライム
2,663
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 3,969,726百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6971 東証プライム
1,899.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 2,869,145百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27