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後場に注目すべき3つのポイント~FOMC結果控えマイナス圏でもみ合い

2019/10/30 12:40 FISCO
*12:40JST 後場に注目すべき3つのポイント~FOMC結果控えマイナス圏でもみ合い 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は8日ぶり反落、FOMC結果控えマイナス圏でもみ合い ・ドル・円は108円80銭台、重要イベント控え小動き ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は8日ぶり反落、FOMC結果控えマイナス圏でもみ合い 日経平均は8日ぶり反落。81.38円安の22892.75円(出来高概算6億2000万株)で前場の取引を終えている。 29日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落し、19ドル安となった。アルファベットの決算が市場予想を下回り、ハイテク株を中心に売りが先行。翌30日に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードも強く、NYダウはもみ合う展開となった。日経平均は前日におよそ1年ぶりに23000円台を回復する場面があり、短期的な達成感に米国株の反落も加わって本日は20円安からスタート。朝方には利益確定の売りが広がり22856.86円(117.27円安)まで下落する場面があった。ただ、FOMCの結果発表を前に大きく売り込もうとする動きも限られ、その後マイナス圏でもみ合う展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割強、対して値上がり銘柄は4割弱となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などが軟調。東エレク<8035>やアドバンテス<6857>、安川電<6506>は2%超下落した。米中通商協議を巡り、「第1段階」の合意文書への署名が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に間に合わない可能性があるなどと報じられており、景気敏感株を中心に目先の利益を確保する売りが出たようだ。決算発表銘柄ではNEC<6701>が6%安、カプコン<9697>が9%安と急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が小じっかりで、キーエンス<6861>やエーザイ<4523>は堅調。決算発表銘柄では野村<8604>が2%超上昇し、通期予想を上方修正した富士通<6702>は6%を超える上昇となった。また、経営統合観測が報じられたケーヒン<7251>、日信工業<7230>、ショーワ<7274>が揃って東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、鉄鋼、石油・石炭製品、ガラス・土石製品などが下落率上位。反面、精密機器、医薬品、証券などが上昇率上位だった。 日経平均は10月中旬からの急ピッチの上昇で、前日の取引時間中にはおよそ1年ぶりに23000円台を回復する場面があった。このため、FOMCの結果発表を控えたタイミングでの調整は想定内と受け止める市場関係者が多いようだ。日足チャートを見ると、売り一巡後は22800円台半ばに位置する5日移動平均線を上回って推移しており、これまでと同様に底堅さを窺わせる動きとなっている。10月第3週(15~18日)の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物株、株価指数先物を大きく買い越す一方、信託銀行や個人投資家が売り越していた。外部環境への警戒感からここまでの株高に乗り遅れた国内勢を中心に、下値で押し目買いが入りやすいと考えられる。 とはいえ、3会合連続での利下げが見込まれる今回のFOMCで今後の利下げ打ち止めが示唆されれば、日米で株価調整局面に入る可能性があるとの見方も根強い。海外勢からは目先の利益を確定する売りが出るとみられ、後場の日経平均もマイナス圏でのもみ合いになるとみておきたい。月末にかけて決算発表の第1のピークを迎えるため、個別物色中心の相場展開となりそうだ。本日は花王<4452>やOLC<4661>、ソニー、コマツ<6301>などが決算発表を予定している。 ■ドル・円は108円80銭台、重要イベント控え小動き 30日午前の東京市場でドル・円は小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定など重要イベントを控え、108円80銭台で方向感の乏しい展開となった。 前日の米株安を受けた日経平均株価の軟調で円買いに振れやすい地合いだが、米国内総生産(GDP)の発表やFOMCなどイベントを前に積極的な取引は手控えられた。ドル・円は、おおむね108円80銭台で推移。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、目先の日本株安継続への警戒感から円買い方向に振れやすい。ただ、今晩のFOMCでの政策決定を見極めようと、引き続きレンジ内でのもみ合いとなりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円81銭から108円90銭、ユーロ・円は120円88銭から121円04銭、ユーロ・ドルは1.1107ドルから1.1115ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ショーワ<7274>、セルソース<4880>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・菅官房長官 「日韓首脳会談、現時点では何も決まっていない」 「EUの日本産食品輸入規制緩和の動きを歓迎」 【経済指標】 ・豪・7-9月期消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.7%、4-6月期:+1.6%) <国内> ・日銀金融政策決定会合(31日まで) <海外> 特になし 《HH》
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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4880 東証プライム
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大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6702 東証プライム
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7230 東証1部
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時価総額 146,809百万円
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7274 東証1部
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7974 東証プライム
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8035 東証プライム
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時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8604 東証プライム
779.1
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時価総額 2,519,269百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17
9697 東証プライム
3,285
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-50(%)
時価総額 1,750,941百万円
ゲームソフト大手。人気IPを多数保有。アミューズメント施設の運営や関連機器の開発も。24.3期3Q累計は昨年6月発売の「ストリートファイター」新作などが業績に貢献。施設運営や機器販売も伸びて増収宇増益に。 記:2024/04/11
9983 東証プライム
49,210
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+720(%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17