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メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に

2022/6/1 8:23 FISCO
*08:23JST メルカリのプライム移行は時価総額上位の中小型株への刺激材料に  1日の日本株市場は、利食い優勢のなか底堅さを見極める相場展開になりそうである。5月31日の米国市場は222ドル安だった。欧州連合(EU)がロシア産石油の禁輸で合意し原油価格が上昇したことから、インフレ懸念が再燃し下落して始まった。また主要指数は前週に大きく上昇していたこともあり、利益確定の売りも出やすかった。その後は原油価格が下落したことで、上昇に転じる場面も見られたものの、終日方向感に欠ける展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27180円。円相場は1ドル128円60銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開から始まることになりそうだ。もっとも、米国についても利益確定の売りも出やすかったと見られ、嫌気売りの動きが強まる展開にはならないだろう。NYダウ、ナスダックともに25日線を上回って終えていることもあり、前週の大幅な上昇に対する利益確定の範囲内であるため、センチメントの悪化には繋がらない。また、VIX指数は26.19と低下して終えていることもリスク選好に向かわせやすく、売り一巡後の押し目狙いの買いも入りやすいところだ。  また、日経平均は27000円に接近する局面があったとしても、同水準は支持線に変わっているほか、5日、25日線などのテクニカル的な支持線も位置している。底堅さが意識される可能性から、レンジを切り上げてくる動きもありそうだ。来週にはメジャーSQを控えているため、27000円を上回っての推移が続くことにより、リバウンド基調が強まる局面においてはヘッジ対応の動きも意識されてくる。4月以降の弱い基調からこれまでポジションがロングに傾いているとは考えづらく、ショート若しくはフラットの状況であるため、需給状況が改善傾向を見せてくるなか、押し目ではロングの動きに向かわせよう。  物色としては中小型株に投資家の関心が集まりやすいだろう。メルカリ<4385>は6月7日にプライム市場へ移行することが発表された。4月以降、発表がなかったことから失望売りに押されていた面もあったと見られ、インデックスに絡んだ資金流入への思惑が高まりやすいところだ。メルカリの上昇により、他の時価総額の大きい中小型株への思惑買いなどへ波及する動きが意識されよう。 《AK》
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09