マーケット
11/28 15:15
38,349.06
+214.09
44,722.06
-138.25
暗号資産
FISCO BTC Index
11/29 7:49:28
14,513,383
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

マザーズ市場の投資戦略vol.4 ~マザーズ注目銘柄の予想値動きと先物戦略~

2019/8/5 15:49 FISCO
*15:49JST マザーズ市場の投資戦略vol.4 ~マザーズ注目銘柄の予想値動きと先物戦略~ 以下は、2019年7月17日にYouTubeチャンネル「FiscoTV」で配信された「マザーズ市場動向2019」である。フィスコマーケットレポーターの橋本 真依氏とフィスコの株式アナリストである雲宮 祥士氏が、対談形式でマザーズ市場の投資戦略について解説している。全4回に分けて配信する。 橋本:では、マザーズ銘柄を取引する人にとって、有効な先物活用方法などあるのでしょうか。 雲宮:マザーズ市場の時価総額上位銘柄というと、メルカリ<4385>は約30万円、そーせいグループ<4565>も約20万円、PKSHA Technology<3993>やSansan<4443>は50万円以上、最低単位での売買としても資金が必要となってしまいます。 それに対して、マザーズ先物取引では証拠金と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。株式の信用取引と似ていますが、信用取引が証拠金の約3倍の金額の取引を行うのに対して、東証マザーズ指数先物取引では証拠金に対して10倍以上の取引ができます。そのため、10万円未満の証拠金から取引を開始できるのです。 たとえば、マザーズ市場の主力級の銘柄が非常に良い決算を大引け後に出したとします。翌営業日のマザーズ指数の上昇に大きく寄与する可能性が高いなか、16:30から開始される夜間取引を活用すれば、先立ってその値上がり益を享受することができます。 しかも、少額から取引できるので、余力が少ないという投資家さんでも、ポートフォリオ構成を大きく変更する必要もありません。悪材料が出た場合のヘッジだけでなく、この資金効率の良さに着目している方も最近は増えてきているかと思います。 橋本:そうなんですね。夜間取引やヘッジなどにも使えるとのことですが、やはり流動性リスクが気になるところですが、取引は盛んに行われているのでしょうか。 雲宮: 2016年7月に上場したマザーズ先物の取引高を見てみると、18年6月に月間ベースで過去最高を記録し、その後も高水準での取引高推移が継続しています。 また、個人投資家が中心のイメージの強いマザーズ先物ですが、5月分の委託取引の内訳を見ると、取引高・取引共に海外投資家比率が4割を占めていることがわかります。これまで個人投資家が取引主体といわれていましたが、最近では海外投資家の参入も確認されており、マザーズ先物のプレイヤーは増加しています。流動性への懸念も現状は後退してきているのではないかと思います。 橋本:市場参加者が増えて、流動性も確保できてきたということですね。 雲宮:そうですね。また、個別銘柄で、制度信用銘柄の中から証券取引所や証券金融会社が定めている貸借銘柄選定基準を満たしている貸借銘柄(いわゆる空売り可能な銘柄)は、マザーズ市場約290社中50社にも満たない、そして時価総額上位10銘柄のなかでは、ミクシィ<2121>とラクス<3923>のみです。 そのため、これらに対して空売りポジションの保有をしていた場合、思わぬ好材料発表や海外市場でポジティブなニュースなどが出た場合は、これら銘柄やマザーズ指数の反発局面が想定されるため、ここでもマザーズ先物買いが有効となってくるでしょう。 橋本:なるほど、資金効率の良さや夜間取引が可能な点から、様々な局面でマザーズ先物を利用することができるんですね。 雲宮:そうですね、どうしても夜間取引中のリスクヘッジといったイメージが先行しがちですが、資金効率の良さから買い戦略も非常に有効であるといったことをご理解頂けましたら幸いです。 橋本:今回のお話を通して、年後半にかけてのマザーズ市場の動向や、マザーズ先物について資金効率が非常に良いといった側面も学ぶことができました。投資家の皆さんも、ポートフォリオの一部としてこのマザーズ先物投資をお考え頂いては、いかがでしょうか。雲宮さん、ここまでありがとうございました。 雲宮:はい、ありがとうございました。 7月30日には、東証マザーズ指数先物取扱い会社(岩井コスモ証券、インタラクティブ・ブローカーズ証券、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、光世証券、松井証券、楽天証券)で「マザーズ先物を活用した投資戦略」の動画を掲載していますので、皆さん、ぜひご覧になって下さい。 《HH》
関連銘柄 6件
2121 東証プライム
2,827
11/28 15:30
-25(%)
時価総額 221,159百万円
スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」などのデジタルエンターテインメント事業が主力。スポーツ事業、家族向け写真・動画共有アプリ等も。モンスターストライクは利用拡大、収益基盤の強化に取り組む。 記:2024/10/06
3923 東証プライム
2,045
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 370,587百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3,940
11/28 15:30
+10(%)
時価総額 125,875百万円
AIソリューションの開発等を行うAI Research&Solution事業、自動応答エンジン「PKSHA Chatbot」等のAI SaaS事業を展開。AI SaaSプロダクトの顧客数は2900社超。 記:2024/10/07
4385 東証プライム
1,970.5
11/28 15:30
+50.5(%)
時価総額 323,219百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4443 東証プライム
2,053
11/28 15:30
-4(%)
時価総額 258,904百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4565 東証プライム
1,140
11/28 15:30
+4(%)
時価総額 102,489百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10