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好決算に対する市場反応も反動に警戒必要【クロージング】

2019/8/8 15:59 FISCO
*15:59JST 好決算に対する市場反応も反動に警戒必要【クロージング】 8日の日経平均は5営業日ぶりに反発。76.79円高の20593.35円(出来高概算11億8000万株)で取引を終えた。第1四半期決算を手掛かりにソフトバンクG<9984>が買い先行で始まった効果もあり、小幅に反発して始まった日経平均だったが、その後ソフトバンクGが下げに転じると、前場半ばには一時20462.98円まで下げ幅を広げる局面もみられた。ただし、タイミングとしては中国人民銀行が対ドルでの人民元取引の基準値を1ドル7.0039元に設定。想定よりも元安水準ではなかったとの見方もあってか、先物主導で買い戻す流れとなった。この影響から20600円を回復したが、後場の日経平均は70円程度での狭いレンジ取引が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターではゴム製品、精密機器、建設、その他製品、繊維、化学、金属製品が上昇。半面、石油石炭が4%を超える下落となったほか、鉱業、海運、その他金融、保険、電力ガス、証券が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、アドバンテスト<6857>、コムシスHD<1721>、東エレク<8035>、ファナック<6954>がけん引。一方で、ソフトバンクGが重石となった。 日経平均は自律反発をみせているが、5日線に上値を抑えられる格好だった。また、人民元の基準値が11年ぶりに7元台となったが、結果的にはアルゴとみられる先物へのショートカバーのきっかけとなった格好である。とはいえ、市場は元安の流れを織り込んだというよりは短期筋のショートカバーのキッカケといったところであり、ここから押し目買い意欲が強まるといった流れにはなりづらいところである。 また、指値状況が薄いこともあり、決算に対する市場反応が上にしても下にしても相当大きくなっている。特に不安定な相場環境の中でポジションがロングに傾いていないこともあり、ポジティブな決算に対する株価反応の大きさが目立っている。しかし、本日は300社を超える決算となり、明日は600社を超える決算発表のピークとなる。日替わり的な物色になりやすく、決算評価とはいえ、急ピッチの上昇に対する反動安も警戒しておく必要があるだろう。 《CN》
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6367 東証プライム
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