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後場に注目すべき3つのポイント~政策期待高まるが戻り余地見極め

2019/6/5 12:38 FISCO
*12:38JST 後場に注目すべき3つのポイント~政策期待高まるが戻り余地見極め 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は6日ぶり大幅反発、政策期待高まるが戻り余地見極め ・ドル・円は下げ渋り、日本株高で108円台を維持 ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は6日ぶり大幅反発、政策期待高まるが戻り余地見極め 日経平均は6日ぶり大幅反発。392.10円高の20800.64円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。 4日の米株式市場でNYダウは大幅続伸。512ドル高と今年2番目の上げ幅を記録した。連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆し、好感した買いが広がった。また、中国政府が米国との貿易摩擦に関し対話での解決を求め、摩擦激化への懸念も和らいだ。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで259円高からスタート。その後も上げ幅を広げ、ここまでの高値で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の9割弱となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、東エレク<8035>など売買代金上位は全般堅調。第一三共<4568>や安川電<6506>は5%前後の上昇となった。半導体や電子部品、設備投資関連株を中心に上げが目立った。レーティング引き上げ観測の邦チタニウム<5727>や大阪チタ<5726>、米社とのライセンス契約締結が材料視されたサンリオ<8136>は急伸し、双信電機<6938>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではファーストリテ<9983>と花王<4452>が逆行安。ファーストリテは5月の国内「ユニクロ」既存店売上高が2カ月連続の減収となった。また、同じく月次売上速報を発表したアダストリア<2685>や、前期決算が2ケタ減益となったアインHD<9627>が東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、非鉄金属、海運業、金属製品、機械、ガラス・土石製品などが上昇率上位だった。 前日までの5日間で850円あまり下落していた日経平均だが、本日は米株高を手掛かりに急反発する展開となった。世界経済の減速懸念が強まるなか、FRBによる金融緩和への期待が高まっている。市場はFRBの年内利下げをほぼ確実とみる。日本では夏の参院選を控え政策期待が高まる可能性があり、日米で「催促相場」の様相が強まることも想定される。懸案の通商摩擦を巡っては、中国が米国との対話姿勢を改めて示したほか、メキシコのロペスオブラドール大統領が米国による追加関税発動の期限より前に合意できるだろうなどと述べており、サプライチェーン(供給網)への影響に懸念が強まっていた自動車株を中心に輸出株や景気敏感株の買い戻しの動きが見られる。 とはいえ、日経平均が一段の戻りを見せるかについてはなお懐疑的な見方が多い。米中摩擦に関しては中国側が具体的な打開策を示したわけでなく、米国側の反応も見通せない。懸念が払拭されたとは言えない状況だ。また、米利下げ観測の拡大からドル・円は108円近辺と反発が鈍く、輸出企業の採算悪化懸念は拭えない。日経平均の目先の戻りに乗るかは慎重に判断する必要があるだろう。 ■ドル・円は下げ渋り、日本株高で108円台を維持 5日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。米利下げ観測を背景にドル売り基調が続くなか、日本株高を受けた円売りでドルは108円台を維持した。 前日のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による慎重な発言を受け年内利下げ観測が広がるなか、ドル・円は下落基調が鮮明となり108円付近まで軟化した。ただ、日経平均株価が強含んでおり、円売りがドルの下げを抑えた。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株の堅調地合いを見込んだ円売りが続く。中国株や欧米株式先物のプラス圏推移も円売りを支援しよう。ただ、ドル売り基調に変わりはなく、午後は108円割れの可能性もあろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円03銭から108円27銭、ユーロ・円は121円60銭から121円84銭、ユーロ・ドルは1.1251ドルから1.1265ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アサカ理研<5724>やソケッツ<3634>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・NZ準備銀総裁補佐 「近い将来まで金利は現在の水準が維持されるだろう」 「中銀目標の達成のために状況の変化に対応すべき」 「必要なら一段の刺激策も検討」 【経済指標】 ・豪・1-3月期GDP:前年比+7.8%(予想:+1.8%、10-12月期:+2.3%) ・中・5月財新サービス業PMI:52.7(予想:54.0、4月:54.5) <国内> ・特になし <海外> ・休場:シンガポール、インド(イスラム教断食明けのお祭り) 《HH》
関連銘柄 18件
2685 東証プライム
3,660
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時価総額 178,608百万円
グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム等を展開するカジュアルファッション専門店チェーン。店舗数は国内外で1490店舗超。自社ECの会員数は1750万人。26.2期売上高3100億円目指す。 記:2024/06/04
3634 東証スタンダード
643
11/29 15:30
-40(%)
時価総額 1,593百万円
音楽データサービス、映像データサービス、感性ターゲティング広告サービスを展開。独自のデータベース基盤に各種サービスを提供。KDDI、NTTドコモなどが取引先。無借金経営。売上高は4Qに偏重する傾向。 記:2024/10/13
4452 東証プライム
6,514
11/29 15:30
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時価総額 3,034,873百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4568 東証プライム
4,749
11/29 15:30
+32(%)
時価総額 9,246,464百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5724 東証スタンダード
839
11/29 15:30
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時価総額 4,317百万円
都市鉱山等からの有価金属の回収・再生を行う貴金属事業が主力。使用済みエッチング用薬液の再生・販売、品質管理システムの販売等も。既存事業は新規開拓に注力。リチウムイオン電池再生事業の事業化等に取り組む。 記:2024/07/02
1,976
11/29 15:30
+20(%)
時価総額 72,717百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
5727 東証プライム
1,036
11/29 15:30
+50(%)
時価総額 73,837百万円
チタンメーカー。スポンジチタンやチタンインゴッド、高純度チタンの提供に加え、プラスチック等の製造用触媒等を手掛ける。ENEOSホールディングスの連結子会社。金属チタンは航空機向け等堅調。中国向け製品は低調。 記:2024/10/28
6506 東証プライム
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時価総額 1,045,158百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6758 東証プライム
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時価総額 18,772,996百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6938 東証スタンダード
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時価総額 8,192百万円
電子部品メーカー。大電流ノイズフィルタを業界に先駆けて開発。積層誘電体フィルタ等を手掛ける。23.12期通期はフィルムコンデンサ、ノイズ測定事業が堅調。釜屋電機がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/04/07
6954 東証プライム
3,887
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時価総額 3,869,194百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,551.5
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-55.5(%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,810
11/29 15:30
+25(%)
時価総額 11,441,459百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
23,310
11/29 15:30
-430(%)
時価総額 10,993,765百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8136 東証プライム
4,938
11/29 15:30
+292(%)
時価総額 420,402百万円
「ハローキティ」を主力とするキャラクタービジネスを手掛ける。サンリオショップの運営、ライセンスビジネス、テーマパークビジネス等を行う。キャラクター開発力が強み。IPポートフォリオの拡充等に取り組む。 記:2024/07/07
9627 東証プライム
5,016
11/29 15:30
+33(%)
時価総額 177,707百万円
保険調剤薬局「アイン薬局」等を展開するアインファーマシーズを中核とする持株会社。グループ薬局総数は1230店舗超。セブン&アイHDと資本業務提携。ファーマシー事業ではM&Aの活用等で事業規模の拡大図る。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
51,110
11/29 15:30
+10(%)
時価総額 16,264,275百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,936
11/29 15:30
-112(%)
時価総額 13,135,875百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17