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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は21000円処での底堅さを見極め

2019/5/29 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は21000円処での底堅さを見極め 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は21000円処での底堅さを見極め ■前場の注目材料:フジクラ、自動車電装事業の営業損益を3年ぶりに黒字転換させる計画 ■ANA、JALと変動料金制、旅行会社向け、予測残席に応じ ■日経平均は21000円処での底堅さを見極め 29日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り先行の展開となろう。3連休明けの米国市場は買い戻しの流れがみられたが、米長期金利の低下が嫌気されたほか、トランプ大統領が対中関税の大幅引き上げに言及し、米中貿易摩擦の長期化懸念が強まったことから、NYダウは237ドル安と下げに転じている。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比215円安の21015円。円相場は1ドル109円20銭台と円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から先物主導で売りが先行する格好となり、指数インパクトの大きい値がさ株が下押す格好から、日経平均は21000円での攻防となろう。売り一巡後は21000円処での底堅さを見極めつつ、押し目拾いのタイミングを待つ格好になりそうだ。 もっとも、薄商いの中でトランプ大統領の発言に振らされる状況が続いていることもあり、市場は比較的冷静な見方となると考えられる。最低でも米中貿易摩擦については、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは大きな進展をみせてくることは考えづらい状況であるが故に、それまでは下も売り込みづらいだろう。 日経平均は狭いレンジでの推移ではあったが、続伸で5日線を上回ってきていたが、結果的にはキープできそうにない。MSCIによるリバランスの影響が剥がれることも指数を下押しやすい面はありそうだ。一方で、6月半ばに向けては配当再投資による需給要因への期待もあり、引き続き底堅さは意識されやすい。 また、企業の自社株買い発表が相次いでおり、これが需給面での下支えにもなりやすい。システム企業など外部環境に振らされ難い銘柄なども底堅い値動きをみせており、日経平均の不安定な値動き程、需給状況は悪化していないように映る。 とはいえ、積極的な上値追いの流れはしばらく期待しづらいこともあり、銘柄選択をしつつ、短期的な値幅取り狙いの売買で凌ぐ格好になりそうである。また、米株安の中、半導体のAMDが逆行高で9%を超える上昇となっている。同社は回路線幅7ナノ(ナノは10億分の1)メートルに狭め、処理能力を高めたパソコン向けCPUと、ゲーム向け画像処理向け半導体を7月に発売するとの発表が材料視されている。昨日の自社株買いを材料視した東エレク<8035>上昇等、ファーウェイ問題は重石ながらも、半導体関連の底値を探る動きも意識されてきそうだ。 ■フジクラ、自動車電装事業の営業損益を3年ぶりに黒字転換させる計画 フジクラ<5803>は自動車電装事業の営業損益を3年ぶりに黒字転換させる計画と報じられている。コストの大幅削減を進めるほか、電子化が進む自動車向けに需要の増加を見込む。19年3月期は32億円の赤字だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(21260.14、+77.56) ・米原油先物は上昇(59.14、+0.51) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・追加金融緩和への期待 ・消費増税の延期観測 ・株安局面での自社株買い ・ANA<9202>JAL<9201>と変動料金制、旅行会社向け、予測残席に応じ ・コマツ<6301>建機にICT機能、後付けキット、GNSSで位置把握 ・古河電<5801>エネルギーインフラ事業黒字化へ、来年度、生産性改善 ・CKD<6407>電動アクチュエーター拡充、200億円事業に、売上高2倍 ・トヨタ<7203>、中国配車に出資へ 世界最大手「滴滴」と合弁 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・09:00 黒田日銀総裁あいさつ(2019年国際コンファランス) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
5801 東証プライム
3,581
9/20 15:00
+139(%)
時価総額 253,059百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
4,616
9/20 15:00
+198(%)
時価総額 1,365,704百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6301 東証プライム
3,854
9/20 15:00
+29(%)
時価総額 3,750,505百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6407 東証プライム
2,926
9/20 15:00
+105(%)
時価総額 198,702百万円
自動機械・FA機器メーカー。空圧機器は国内シェア約3割。流体制御技術に強み。半導体や自動車等が主要顧客。24.3期3Qは自動機械部門が堅調。リチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機が売上増。 記:2024/04/09
7203 東証プライム
2,634
9/20 15:00
+23.5(%)
時価総額 42,973,676百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9201 東証プライム
2,469
9/20 15:00
+8.5(%)
時価総額 1,079,309百万円
大手航空会社。航空旅客事業や貨物郵便事業、マイル/金融・コマース事業などを展開。LCCのZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパンなどを傘下に持つ。スマホ決済「JAL Pay」のサービス拡充図る。 記:2024/08/30
9202 東証プライム
3,051
9/20 15:00
-3(%)
時価総額 1,477,581百万円
国内最大手の航空会社。全日本空輸(ANA)が中核。ピーチ、エアージャパンなども傘下に持つ。航空事業のほか、旅行事業、商社事業等も手掛ける。国際線、国内線ともに旅客需要増。貨物事業の拡大等に取り組む。 記:2024/08/02