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景気敏感セクターはいったん買い戻しも【クロージング】

2019/5/28 16:12 FISCO
*16:12JST 景気敏感セクターはいったん買い戻しも【クロージング】 28日の日経平均は続伸。77.56円高の21260.14円(出来高概算17億1000万株)で取引を終えた。米国・英国市場が祝日で休場となった影響もあり、海外勢のフローが限られている中でこう着感の強い相場展開が続いた。ただし、MSCIの定期見直しに伴うリバランスを控えており、これによる需給要因のほか、指数インパクトの大きい東エレク<8035>が終日強含みの展開となったことで、日経平均をけん引する格好となった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり値下がり数が拮抗。セクターでは精密機器、電気機器、輸送用機器、保険、サービス、機械、銀行が上昇する半面、水産農林、空運、鉱業、電力ガス、陸運が冴えないなど、流れとしては景気敏感セクターへの買い戻しに対して、内需系の売りといった、リターン・リバーサルが中心であった。指数インパクトの大きいところでは、東エレクが日経平均を約15円押し上げたほか、京セラ<6971>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>が堅調。一方で、第一三共<4568>、花王<4452>、アステラス製薬<4503>が冴えない。 日経平均は狭いレンジでの推移ではあったが、続伸で5日線を上回ってきており、同線を支持線に変えておきたいところであろう。MSCIによるリバランスの影響は剥がれるが、6月半ばに向けては配当再投資による需給要因への期待もあり、引き続き底堅さは意識されやすい。米中貿易摩擦については、6月下旬に開催予定の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を予定していることから、それまでは大きな進展をみせてくることは考えづらい状況であるが故に、それまでは下も売り込みづらいだろう。 短期筋による仕掛け的な動きはあろうが、需給的にはロングには傾いていないこともあり、売られ過ぎている好業績銘柄への見直す動きも出てきそうである。また、再編機運が高まる自動車業界については、日米の貿易交渉に関しても、参院選通過までは合意締結はないとの見方から、いったんは買い戻す動きも意識されそうである。積極的な買いは入らず、上値追いも慎重ではあるが、買い戻しの流れによって、やや強含みとなる局面も期待されそうだ。 《CN》
関連銘柄 7件
4452 東証プライム
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時価総額 3,268,000百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4503 東証プライム
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時価総額 3,188,875百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4568 東証プライム
4,944
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時価総額 9,626,136百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
6,295
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時価総額 4,823,034百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6971 東証プライム
1,711
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時価総額 2,584,421百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
24,245
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時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17