マーケット
9/24 15:15
37,940.59
+216.68
42,124.65
+61.29
暗号資産
FISCO BTC Index
9/25 7:27:41
9,223,733
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は続伸、短期的な戻りが期待される局面だが

2019/5/28 12:16 FISCO
*12:16JST 日経平均は続伸、短期的な戻りが期待される局面だが  日経平均は続伸。89.88円高の21272.46円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えている。  27日の米株式市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。ただ、欧州市場ではドイツ株やフランス株が上昇。また、東エレク<8035>が大規模な自社株買い実施を発表したことも好感され、本日の日経平均は4円高でスタートすると、朝方には21297.70円(115.12円高)まで上昇する場面があった。しかし、前日の日米首脳会談でトランプ米大統領が貿易交渉について「8月にも発表できるだろう」などと述べたことから、交渉の行方を警戒する向きもあり、一段の上値追いの動きは乏しかった。東証1部の値上がり銘柄は全体の4割強、対して値下がり銘柄は5割弱となっている。  個別では、前述の東エレクが売買代金トップで3%近い上昇。1銘柄で日経平均を約15円押し上げた。寄り付き直後に一時6%超上昇したが、戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮めた。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)による仏ルノーへの統合提案が注目され、日産自<7201>は2%超の上昇。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>がしっかり。日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>は小幅高となった。5月既存店売上が好材料視されたクスリのアオキ<3549>は大きく買われ、トーセ<4728>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、楽天<4755>が軟調で、村田製<6981>やアドバンテス<6857>は小安い。ガンホー<3765>はスマートフォン向けゲームの国内サービス開始を発表し、材料出尽くし感から急落。また、レオパレス21<8848>は手仕舞い売りがかさみストップ安を付けた。セクターでは、精密機器、輸送用機器、電気機器などが上昇率上位。反面、鉱業、石油・石炭製品、空運業などが下落率上位だった。  前日の米英市場が休場だったため、前場は海外投資家の取引参加が引き続き少なかったとみられ、日経平均も朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。3連休明けの米国市場の動向を見極めたいなどとの思惑もあるだろう。ただ、アジア市場は中国・上海株を中心に総じてしっかり。新興市場ではSOSEI<4565>をけん引役としてマザーズ指数が1%を超える上昇となっており、個人投資家の物色意欲は底堅い。日経平均の日足チャートを見ると、本日の上昇で5日移動平均線を上抜けてきており、短期的には一段の戻りが期待される局面だろう。後場の日経平均は海外勢の参加とともに再び上値を試す場面もありそうだ。  しかし、大規模な自社株買いを発表した東エレクが戻り待ちの売りに押され伸び悩んだところを見ると、半導体関連や電子部品を中心に業績の先行き懸念が根強いことが窺える。また日米貿易交渉を巡っては、結論を参院選後の8月に先送りする見返りとしてトランプ米政権が対日要求を強めるのではといった懸念が燻っている。主力輸出株はまだ上値を追いづらい状況で、日経平均も短期的な戻りにとどまるとみておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
3,167
9/24 15:00
-21(%)
時価総額 299,592百万円
北陸最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営。グループ店舗数は900店舗超。調剤併設推進。株主優待制度を拡充。26.5期売上高5000億円目指す。調剤併設率は70%目標。 記:2024/04/29
3,082
9/24 15:00
+32(%)
時価総額 281,075百万円
スマホゲームのパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」が主力。コンソールゲームの企画・開発・販売等も。パズドラは国内累計6200万DL突破。ニンジャラは世界累計1100万DL超。ゲームブランドの強化図る。 記:2024/07/05
4565 東証プライム
1,313
9/24 15:00
-18(%)
時価総額 107,565百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4728 東証スタンダード
632
9/24 15:00
+2(%)
時価総額 4,906百万円
独立系受託開発企業。家庭用ゲームソフト、モバイルコンテンツの企画・開発・運営等を行う。家庭用カラオケ楽曲配信事業等も手掛ける。開発したタイトル数は2330本超。バンダイ、カプコンなどが主要取引先。 記:2024/05/08
4755 東証プライム
960.7
9/24 15:00
-9.9(%)
時価総額 1,980,012百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6758 東証プライム
13,755
9/24 15:00
+390(%)
時価総額 17,346,183百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,315
9/24 15:00
+20(%)
時価総額 4,838,357百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,804
9/24 15:00
+55(%)
時価総額 5,684,950百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7201 東証プライム
403.5
9/24 15:00
-2.4(%)
時価総額 1,703,059百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7974 東証プライム
7,716
9/24 15:00
+46(%)
時価総額 10,020,692百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
24,020
9/24 15:00
-225(%)
時価総額 11,328,625百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8848 東証プライム
604
9/24 15:00
+9(%)
時価総額 198,952百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸等を行う賃貸事業が主力。管理戸数は55万戸超。介護施設「あずみ苑」の運営等を行うシルバー事業も展開。物件メンテナンスなどに積極投資。入居率、稼働家賃単価の向上を図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
47,930
9/24 15:00
+120(%)
時価総額 15,252,333百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,676
9/24 15:00
+113(%)
時価総額 14,948,349百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17