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後場に注目すべき3つのポイント~本格化する四半期決算発表に期待感

2021/1/25 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~本格化する四半期決算発表に期待感 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、本格化する四半期決算発表に期待感 ・ドル・円:ドル・円は上げ渋り、ユーロ・ドルの持ち直しで ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がエムスリー<2413> ■日経平均は反発、本格化する四半期決算発表に期待感 日経平均は反発。135.98円高の28767.43円(出来高概算5億3861万株)で前場の取引を終えている。 前週末22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は179.03ドル安の30996.98ドル、ナスダックは12.15ポイント高の13543.06ポイントで取引を終了した。IBMやインテルの四半期決算が嫌気されたほか、追加経済対策への期待が後退し、寄り付き後、下落した。ワクチン普及の遅れなども売り材料となり終日軟調推移となった。一方、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了した。 今日の東京株式市場は買いが先行した。今週から発表が本格化する20年4-12月期決算への期待感が株価支援要因となったことに加え、外為市場で1ドル=103円80銭前後と先週末22日15時頃に比べ20-30銭ほど円安・ドル高方向に振れたことも安心感となった。一方、先週末の米国市場で米経済対策の早期成立が疑問視されたことなどが株価の重しとなり、寄り後、日経平均は一時下げに転じる場面があった。 個別では、韓国で先端技術開発への投資支援制度に認定されたと発表したGMB<7214>が一時ストップ高となり、東証2部から1部に復帰すると発表した東芝<6502>、中期的な利益成長や高い収益性評価し国内証券が新規に買い推奨したウェルビー<6556>が10%を超す大幅高となったほか、20年12月期業績見込みを上方修正したカナレ電気<5819>、各国政府が台湾に半導体増産を要請しているとの報道を受け台湾向けに強みを持つ野村マイクロ<6254>、21年3月期業績予想を上方修正した日本鋳造<5609>が上げた。 一方、20年12月の月次売上高が前年同月比41.5%増となったが11月の同57.8%増から鈍化したことが嫌気されたレントラックス<6045>、21年3月期業績予想を下方修正したアジュバン<4929>、1月度の既存店売上高が前年同月度比0.8%減と15カ月ぶりにマイナスとなった西松屋チェ<7545>、21年3月期業績予想を上方修正したが材料出尽くし感が先行したカワチ薬品<2664>が下げた。 セクターでは、医薬品、電気・ガス業、サービス業、非鉄金属、不動産業などが値上がり率上位。一方、海運業、その他製品、金属製品、保険業、建設業などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。 日本でも新型コロナワクチン接種に向けての動きがようやく活発になってきた。それと同時に、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)の開催可否に関するニュースも増えてきた。今回は今後の株式相場を占う上でも重要なイベントとなる東京五輪を考えてみる。 東京五輪の聖火リレーは3月25日に福島県をスタートする計画で、それまでに開催か、延期か、中止かを決めるようなスケジュールが何となく取り沙汰されているが、五輪開催が近づいているという高揚感は感じられない。一方、五輪に向けての「カウントダウン時計」はもうひとつ動いている。東京五輪ではない。冬季オリンピック・パラリンピック北京大会(北京五輪)だ。開会式は2022年2月4日。来週には開催まで1年を切る。習近平国家主席は先週、五輪会場となる施設をいくつも視察したようだ。北京五輪を何としても成功させるという強い意欲が伝えられている。 「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催したい」。菅首相が口にする東京五輪への思いだ。もし、東京五輪が中止、あるいは延期となればどうなるか。「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとしての五輪」は東京にはできなかったが、北京は見事にやってのけた、ということになるのだろう。こうしたことを考えると、菅首相の五輪に対する強いこだわりや、東京五輪が2年延期ではなく1年延期となった理由も何となくわかるような気がする。 現在のところ、北京五輪に関するニュースはあまり多くは伝えられていないが、来週「北京五輪まで1年」となった段階では大きく報じられるかもしれない。その時、日本の世論は変化するのか。「何としても東京五輪を成功させたい」との雰囲気に一気に傾くのか、それとも「仕方がない」との諦めの空気が市中に蔓延するのか。世論の変化と株式市場は直接にはリンクしないように考えられがちだが、今回はそうではないかもしれない。その理由も含め、この件の続きは紙面の都合で次の機会に考えてみたい。 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。日経平均が前場は下げた場面では押し目買いも見られたが、一方、目先高値警戒感もなお意識されている。また、今日発表予定の日本電産<6594>の20年4-12月期決算内容と、それを受けた株式市場の反応が今後の株価動向を占う試金石になるとして、これを見極めたいとする向きもある。 (小山 眞一) ■ドル・円は上げ渋り、ユーロ・ドルの持ち直しで 25日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。日経平均株価の上げ幅拡大を手がかりに、株高を好感した円売りに振れた。その後、円売り一服で主要通貨の上昇はいったん収束。また、ユーロ・ドルが正午にかけて持ち直し、ドル・円は103円88銭まで上昇後は失速した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は103円75銭から103円89銭、ユーロ・円は126円25銭から126円37銭、ユーロ・ドルは1.2162ドルから1.2174ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・スペースシャワーネットワーク<4838>、JFEコンテイナー<5907>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がエムスリー<2413> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ディース国家経済会議(NEC)委員長 「現在の経済は非常に不安定」 「過小な対応によるリスクは、過剰対応に対するリスクを上回る」 「追加経済対策で速やかな行動を望む」 ・バイデン米大統領 「経済危機は深刻化」 「支援により経済は最大雇用により早く回復することができる」 「もし、今行動したら、経済はより良く、強まる」 「米国は緊急事態」 【経済指標】 【経済指標】 ・米・1月製造業PMI速報値:59.1(予想:56.5、12月:57.1) ・米・1月サービス業PMI速報値:57.5(予想:53.4、12月:54.8) ・米・1月総合PMI速報値:58.0(12月:55.3) ・米・12月中古住宅販売件数:676万戸(予想:656万戸、11月:671万戸←669万戸) ・カナダ・11月小売売上高:前月比+1.3%(予想:0.0%、10月:+0.1%←+0.4%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 15件
2413 東証プライム
1,735.5
10/11 15:00
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時価総額 1,178,286百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2664 東証プライム
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10/11 15:00
-9(%)
時価総額 63,768百万円
東日本中心にドラッグストアを運営。売場面積600~1000坪のメガドラッグストアが中心。1960年創業。栃木県小山市に本社。グループ店舗数は370店舗超。品揃え拡充でヘルス&ビューティーケアの強化図る。 記:2024/05/16
386
10/11 15:00
-2(%)
時価総額 6,563百万円
スペースシャワーネットワークとSKIYAKIが経営統合して誕生。国内最大の音楽専門チャンネルを運営。ライブハウス事業、ディストリビューション事業等も手掛ける。成長期待領域への積極投資などに取り組む。 記:2024/06/28
4929 東証スタンダード
821
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-4(%)
時価総額 6,604百万円
理美容室やエステなどサロン向け化粧品メーカー。自然派化粧品をサロンでカウンセリング販売する。ヘアケア、スキンケアが柱。理美容専売事業、EC事業等も展開。アジュバンサロンのサポート強化などに取り組む。 記:2024/05/12
5609 東証スタンダード
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+2(%)
時価総額 4,207百万円
JFEグループの鋳鋼・鋳鉄品メーカー。橋梁用支承や建築金物も。エンジニアリング関連は高速道路向け、モノレール軌道向け支承が受注増。鉱山機械向け鋳鋼品、建築物用柱脚は売上増。24.3期3Qは大幅営業増益。 記:2024/04/14
5819 東証スタンダード
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時価総額 9,952百万円
放送・音響機器用ケーブル、コネクタの製造・販売等を行う。開発から製造、販売までワンストップで手掛ける。テレビ局などが主要取引先。国内市場では既存事業の営業強化図る。海外市場では未普及地域の開拓を強化。 記:2024/06/15
5907 東証スタンダード
5,790
7/27 14:56
+70(%)
時価総額 16,606百万円
JFE系列のドラム缶メーカー。高圧ガス容器も。中国の製販3拠点は2拠点に集約へ。22.3期3Q累計はドラム缶需要が復調。だが値上げを進めるも原材料高に追い付かず。4Qに中国拠点集約に伴う特損計上を見込む。 記:2022/04/14
6045 東証グロース
613
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時価総額 4,889百万円
クローズド型ASPの成果報酬型広告サービス事業が主力。金融の取扱高シェアが高い。検索連動型広告代行事業、中古建設機械マーケットプレイス関連事業等も。既存広告事業の強化、海外展開の拡充等に取り組む。 記:2024/07/26
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-27(%)
時価総額 93,033百万円
大手超純水製造装置メーカー。半導体やFPD向け装置を中心に、水処理装置を設計、施工、販売。水処理装置売上は好調。受注済み大型水処理案件の工事は進捗順調。低採算案件は一巡。24.3期3Qは大幅増収増益。 記:2024/04/09
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6556 東証プライム
1,084
6/10 15:00
±0(%)
時価総額 31,206百万円
福祉サービス会社。障害者の就労支援や自立訓練に加え、児童発達支援や放課後等デイサービスなどを手掛ける。特別損失の減少等により、24.3期3Q累計は最終黒字転換。MBO実施により、同社株は上場廃止予定。 記:2024/04/13
6594 東証プライム
2,970.5
10/11 15:00
-29.5(%)
時価総額 3,542,526百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
7214 東証スタンダード
1,155
10/11 15:00
-5(%)
時価総額 6,111百万円
独立系自動車部品メーカー。奈良県磯城郡に本社。駆動系部品のOEM供給、補修用部品の製造・販売等を行う。現代自動車が主要取引先。海外売上比率は8割超。配当性向25%目標。補修用部品市場では品揃え強化図る。 記:2024/08/20
7545 東証プライム
2,524
10/11 15:00
+19(%)
時価総額 175,643百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。1109店舗展開。公式オンラインストアは売上伸長。24.2期通期は増収増益。25.2期は2桁増益見通し。 記:2024/04/17
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10