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前場に注目すべき3つのポイント~SQ値突破で先高観強まる中、景気敏感株物色を見極め

2020/11/16 8:50 FISCO
*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~SQ値突破で先高観強まる中、景気敏感株物色を見極め 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:SQ値突破で先高観強まる中、景気敏感株物色を見極め ■三菱UFJ、2Q経常利益25.4%減 5902億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:パナソニック、社長に楠見氏、競争力強化、22年持ち株会社移行 ■SQ値突破で先高観強まる中、景気敏感株物色を見極め 16日の日本株市場は買い優勢の展開になりそうだ。13日の米国市場ではNYダウが399ドル高だった。新型ウイルス感染の再拡大でもワクチンの実用化が鍵となり、来年の回復への期待が強まったようだ。10月生産者物価コア指数が予想以上に低下したほか、11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想外に悪化しており連邦準備制度理事会(FRB)が当面、大規模緩和を継続するとの見方も買い材料となり、引けにかけては上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円高の25620円。円相場は1ドル104円70銭台とやや円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうである。これにより、先週末に心理的な重石となっていた11月SQ値(25480.28円)を突破してくることが見込まれるため、センチメントを明るくさせてくるだろう。また、新型コロナウイルス感染症の拡大が警戒視されているが、米国ではワクチン開発の進展が注目されており、来年以降の経済正常化に対する期待感から景気敏感株への物色が再燃している。日本においても新規感染者数が最多を更新している状況下であるが、ワクチン開発への期待感から押し目買い意欲は強そうである。 また、シカゴ先物にサヤ寄せすることにより、日経平均は再び年初来高値を更新してくる可能性がある。上昇ピッチの早さに対する過熱感が警戒視されるものの、日経平均は年初からの上昇率でS&P500をアウトパフォームしてきており、海外勢は日本株のポジションを引き上げる対応に迫られている状況であるとみられる。そのため積極的な上値追いは慎重ながらも押し目買い意欲は相当強いとみておきたい。短期筋の売り仕掛け的な動きが出てくる場面においては、押し目買いの好機となりそうだ。 その他、13日の米国市場では景気敏感株への物色がみられている。ワクチン開発への期待感からの物色がみられており、先物主導によるインデックス買いで上昇した後は、再びバリュー株への物色に向かうかを見極めたいところであろう。そのほか、決算発表が一巡したため、ある意味で手掛かり材料に欠ける格好となろうが、好業績面を見直す流れのほか、テーマ株などへの物色が強まりそうである。 ■三菱UFJ、2Q経常利益25.4%減 5902億円、コンセンサス上回る 三菱UFJ<8306>の第2四半期決算は、経常収益が前年同期比12.3%減の3兆1392.56億円、経常利益は同25.4%減の5902.54億円だった。コンセンサス(5300億円程度)を上回っている。新型コロナウイルスの感染拡大で信用リスクが高まる中、与信費用がかさみ利益を圧迫。一方で、海外子会社の新規連結化に伴う資金利益の増加や米金利の低下などを背景にした市場関連収益が増加した。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(29479.81、+399.64) ・ナスダック総合指数は上昇(11829.29、+119.70) ・シカゴ日経225先物は上昇(25620、大阪比+280) ・SOX指数は上昇(2508.82、+30.39) ・VIX指数は低下(23.10、-2.25) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・パナソニック<6752>社長に楠見氏、競争力強化、22年持ち株会社移行 ・島忠<8184>ニトリの買収受諾、DCM提案への推奨撤回 ・日産自<7201>日産など、EV充電に時間別料金、福岡・長崎で実証 ・ブリヂストン<5108>マツダ・トヨタに新車用タイヤ供給 ・THK<6481>ボールネジ「見える化」、IoTサービス拡大 ・NEC<6701>米AWSと協業、クラウド基盤導入提案 ・日本テレホン<9425>RMJ、中古スマホにお墨付き、4社認定 ・大日住薬<4506>米社を完全子会社化、治療薬の価値最大化 ・第一三共<4568>がん事業で専門組織、欧米市場を拡大 ・朝日ラバー<5162>深紫外線照射でウイルス不活化、朝日ラバーなど実証 ・旭化成<3407>水添スチレン系熱可塑性エラストマーをキロ25円超値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7-9月期GDP1次速報(前期比年率予想:+18.9%、4-6月期:-28.1%) <海外> ・11:00 中・10月鉱工業生産(前年比予想:+6.7%、9月:+6.9%) ・11:00 中・10月小売売上高(前年比予想:+5.0%、9月:+3.3%) 《ST》
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総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
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時価総額 3,863,247百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
5162 東証スタンダード
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機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6701 東証プライム
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時価総額 3,517,037百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
1,497
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時価総額 3,674,306百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
410.2
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時価総額 1,731,337百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
8184 東証1部
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時価総額 233,497百万円
ホームセンターを運営。家具インテリアとホームセンターの融合が特長。首都圏中心に60店舗展開。ニトリがTOB実施。既存店売上高は堅調。粗利率上昇。20.8期通期は増収増益。21.8期は1店舗の新規出店計画。 記:2020/12/20
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三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9425 東証スタンダード
310
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時価総額 1,780百万円
中古モバイル機器の買取・再販等を行うリユース関連事業が主力。旧社名は日本テレホン。ショーケース傘下。オンラインショップの運営やレンタルサービス等も。グローバルでは香港、ドバイへの販売ルート構築が進む。 記:2024/06/09