マーケット
11/15 15:15
38,642.91
+107.21
43,444.99
-305.87
暗号資産
FISCO BTC Index
11/17 12:57:21
13,906,567
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:「ウィズコロナ」株と景気敏感株の循環物色へ、12月IPOラッシュの兆しも

2020/11/14 14:43 FISCO
*14:43JST 新興市場見通し:「ウィズコロナ」株と景気敏感株の循環物色へ、12月IPOラッシュの兆しも 今週の新興市場では、マザーズ指数が波乱の展開となった。米大統領選の大勢が判明したあく抜け感に新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が重なり、日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を連日で更新するなど大きく上昇。とりわけ週前半は景気敏感株の上昇が目立ち、これまでコロナ渦中の堅調な成長で上昇してきた新興ハイテク株には売りが出た。ただ、週後半になると世界的な新型コロナ感染拡大やワクチンに対する冷静な受け止めから景気敏感株に利益確定売りが出る一方、新興ハイテク株に再び投資資金が向かった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+4.4%であったのに対して、マザーズ指数は+0.1%、日経ジャスダック平均は-0.3%だった。 個別では、メルカリ<4385>が週間で3.9%安、フリー<4478>が同6.6%安となるなどマザーズ時価総額上位はおおむね軟調だったが、ラクス<3923>は上昇基調を保ち同2.5%高となった。AI-OCR(人工知能を用いた光学文字認識)サービスのAI inside<4488>は同39.1%高となり、マザーズ時価総額4位に浮上。上期決算が大幅な増収増益となり、通期業績予想についても上方修正したことが好感された。売買代金上位では、アンジェス<4563>が新型コロナ治療薬開発を巡るリリースを受けて急伸。また、アズーム<3496>が週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、直近上場のカラダノート<4014>やRetty<7356>は売りがかさみ、リグア<7090>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力は決算に対する評価などから高安まちまちで、ワークマン<7564>が同4.0%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同0.1%安、日本マクドナルドHD<2702>が同3.0%高となった。また、不二硝子<5212>などが週間のジャスダック上昇率上位に、不二ラテックス<5199>などが下落率上位にそれぞれ顔を出した。 来週の新興市場では、マザーズ指数は引き続き一進一退の展開となりそうだ。ハイテク株相場のけん引役となった米国でその終焉を見込む声は少ない。(1)足元で新型コロナが再拡大していること、(2)米連邦準備理事会(FRB)などの主要中央銀行が金融緩和姿勢を崩していないこと、(3)ハイテク企業は堅調な成長を続けていること、などが要因として挙げられている。日本でも景気敏感株と「ウィズコロナ」グロース(成長)株の循環物色が続くだろう。 とはいえ、決算を通過して新興ハイテク株も四半期の業績モメンタム(勢い)やその継続性などから選別色が強まりそうだ。その点で1つ注意したいのは、「アフターコロナ」でも不可逆な社会変化があることだ。例えば企業等のデジタルトランスフォーメーション(DX)は生産性向上の観点から続き、企業向けクラウドサービスのラクスやAI-OCRサービスのAI insideは中長期的な成長が十分見込めるだろう。 IPO関連では、11月19日にアララ<4015>がマザーズへ新規上場する。キャッシュレスサービスやメッセージングサービスといった時流に乗る事業を展開し、公開規模も荷もたれ感のない水準。10月30日のRetty<7356>以来、およそ3週間ぶりのIPOとあって初値買い人気が高まりそうだ。なお、今週はバルミューダ<6612>(12月16日、マザーズ)など12社の新規上場が一挙に発表されており、今年の12月もIPOラッシュとなりそうだ。 《FA》
関連銘柄 15件
6,310
11/15 15:30
±0(%)
時価総額 838,978百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。1971年創業。2900店舗超。米マクドナルド・コーポレーションとライセンス契約を締結。時間帯に合わせたメニューラインアップを強化。デリバリーサービスの提供店舗拡大図る。 記:2024/07/29
3496 東証グロース
7,400
11/15 15:30
+680(%)
時価総額 44,600百万円
月極駐車場サブリースサービスなどの遊休資産活用事業が主力。CGグラフィックデータの制作・販売等を行うビジュアライゼーション事業も。サブリース台数は2.4万台超。月極駐車場以外の収益基盤創出などに取り組む。 記:2024/10/13
3923 東証プライム
2,162
11/15 15:30
+27.5(%)
時価総額 391,789百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
4014 東証グロース
504
11/15 15:30
+1(%)
時価総額 3,216百万円
妊娠・出産・育児支援アプリやヘルスケアアプリ、企業向け集客支援サービス等を手掛ける。陣痛間隔計測アプリで国内トップシェア。中計では28.7期売上高50億円以上目標。自社アプリプロダクトの強化などに注力。 記:2024/10/25
458
11/15 15:30
+4(%)
時価総額 7,199百万円
バリューデザイン、クラウドポイント、アララを傘下に収める持株会社。キャッシュレスサービス事業が主力。デジタルサイネージ関連事業なども手掛ける。キャッシュレスサービス事業などへの積極的な投資を継続。 記:2024/10/25
4385 東証プライム
1,925
11/15 15:30
+11(%)
時価総額 315,756百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4478 東証グロース
2,798
11/15 15:30
-102(%)
時価総額 163,991百万円
中小企業向けに統合型クラウド会計ソフト、人事労務ソフトの提供等を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は53万件超。サブスク売上比率が高い。金融サービスの拡大等を図る。 記:2024/10/24
4488 東証グロース
3,350
11/15 15:30
-35(%)
時価総額 13,400百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。AI-OCRサービス「DX Suite」を企業へ提供。OEM提供も。生成AIによる機能強化を実施。リカーリング型モデルは売上拡大。 記:2024/06/09
4563 東証グロース
50
11/15 15:30
-1(%)
時価総額 12,844百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
5199 東証スタンダード
1,711
11/15 12:35
±0(%)
時価総額 2,200百万円
ゴム製品・緩衝器メーカー。避妊具や妊娠検査薬などの医療機器事業、ショックアブソーバなどの精密機器事業が柱。ゴム風船等のSP事業、食品容器事業も。医療機器事業では製品バリエーションの拡充、拡販を図る。 記:2024/07/26
5212 東証スタンダード
1,681
3/18 14:59
-6(%)
時価総額 3,601百万円
医療用ガラス器具メーカー。注射剤容器のアンプルに強み。管瓶・試験管も。昨年11月にMBOに向けたTOB実施を発表。TOB価格は1700円。TOB成立し、3月19日付で上場廃止に。24.3期3Q累計は増益。 記:2024/03/09
2,133
11/15 15:30
+46(%)
時価総額 205,440百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
7090 東証グロース
1,168
11/15 15:10
+24(%)
時価総額 1,766百万円
接骨院向けコンサルティング、療養費請求代行サービス、健康サポート等を手掛けるウェルネス事業が主力。保険代理店等のファイナンシャル事業も。ヘルスケアブランド「Dr.Supporter」などの販売に注力。 記:2024/10/05
7356 東証グロース
151
11/15 15:30
±0(%)
時価総額 2,251百万円
実名型グルメプラットフォーム「Retty」の運営を行う。点数評価のない口コミが特徴。飲食店支援サービス、広告コンテンツが収益源。有料会員数は6600件超。ネット予約人数は増加傾向。固定費削減進める。 記:2024/07/04
7564 東証スタンダード
3,925
11/15 15:30
+10(%)
時価総額 321,249百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03