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「兜町放浪記」:経済悪化を食い止める政策が目白押し【FISCOソーシャルレポーター】

2020/4/24 20:04 FISCO
*20:04JST 「兜町放浪記」:経済悪化を食い止める政策が目白押し【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2020年4月19日9時に執筆 世界経済の光景は新型コロナウイルスの猛威の前に一瞬にして変ってしまった。わずか2ヶ月前の2/24には史上最高値更新で沸きかえっていたNY株式市場は大暴落の傷跡が癒える間もない。 日本国内に目を転じると、日経平均株価が大暴落の途上であり、皮肉にもNYダウが大暴落の1番底となる3/23安値をつけた翌日にようやく東京オリンピック延期が決定された。延期決定発表の翌日になって開催都市の知事が唐突に「東京がコロナ感染拡大の重大局面を迎えている」などと記者会見する国がどこにあるだろうか。「延期も中止もありえない」と前日まで言い切っていた張本人が危機感を盛り上げる役回りを演じる姿に驚愕した私は現在の東京の惨状を容易に想像ができた。 ここで嘆いて見ても取り返しのつかない事態は進行している。国民の健康被害も経済活動への影響も最悪のケースをイメージしておく必要がある。それと同時に、最悪の事態にふさわしい経済対策が世界各国から打ち出されてきたことは冷静に評価したい。2兆ドル規模の経済対策を打ち出したトランプ政権をはじめ、欧米・中国も前例の無い規模で景気浮揚策を打ち出している。ワクチン開発進展や感染者数、死亡者数などに打ち止め感を感じさせるニュースには敏感でありたい。すでに金融市場は過剰流動性相場がスタートを切る条件が整っている。 私は自身のブログでも滅多なことでは「暴落」という表現は使わない。しかし今回のコロナ相場はその言葉に相応しい状況だ。この暴落相場で全く損をしないどころか、財産を急膨張させることができるのは、キャシュポジションを高めるクセを身につけた個人投資家だろう。小まめに売買を繰り返し、株を枕にしないトレ−ドを守りつづけることのできた投資家だ。目先に自信のないときに、つい「中長期的には魅力的」と自分を励ます投資家がいるが短期投資も中長期投資も投資リスクに変わりはないと見たほうがいい。 ここでは以下の銘柄に注目したい。 ソフトバンクG<9984>・・・ソフトバンク・ビジョン・ファンドの損失計上で一気に売り込まれたが短期的なアク抜け感から株価は持ち直している。売り方と買い方のがっぷり四つの需給相場に見ごたえ。 リケンテクノス<4220>・・・抗ウイルス性を持つ高性能フィルムを商品化しており引き合いが活発と一部で伝えられるなどコロナ関連株として注目したい。 大塚商会<4768>・・・中小企業へのテレワーク機器類販売が伸長。在宅勤務やテレビ会議システムの普及が同社にとってはビジネスチャンスとなる。 執筆者名:兜町放浪記 ブログ名:兜町放浪記 《SF》
関連銘柄 3件
4220 東証プライム
999
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時価総額 64,050百万円
化学メーカー。理研ビニル工業として1951年に設立。塩化ビニル樹脂コンパウンド、高機能フィルム等を手掛ける。業務用ラップで高シェア。配当性向は35%程度目途。自動車向けエラストマーコンパウンドは販売順調。 記:2024/11/26
4768 東証プライム
3,380
1/16 15:30
-4(%)
時価総額 1,284,414百万円
独立系SI大手。システム設計や開発、ネットワーク構築等を手掛ける。中小企業向けに強み。オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」等も。サービス業、製造業、卸売業の売上構成比率が高い。顧客接点の強化図る。 記:2024/11/08
9984 東証プライム
9,202
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+201(%)
時価総額 13,526,894百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27