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コロナ関連物色も利食いによる調整を交えながら長期化【クロージング】

2020/4/2 16:10 FISCO
*16:10JST コロナ関連物色も利食いによる調整を交えながら長期化【クロージング】 2日の日経平均は4営業日続落。246.69円安の17818.72円(出来高概算16億4000万株)で取引を終えた。米株安の流れから売り先行で始まった日経平均は、前場半ばには17707.66円まで下げ幅を広げた後は、前引けにかけて下げ渋る展開に。後場は日銀のETF買い入れへの思惑等から、先物主導で後場寄り付き直後には18132.04円とプラス圏を回復。しかし、薄商いの中で買いは続かず、大引けにかけて再び弱含む展開だった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは空運の下落率が6%を超えたほか、その他金融、証券、繊維、金属製品、不動産、銀行が軟調。半面、鉱業が3%超の上昇となり、石油石炭、保険が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、京セラ<6971>が軟調。一方で、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、ファナック<6954>が下支え。 東証1部の売買代金は2.5兆円と連日で3兆円を下回る薄商いだった。そのため、予想される日銀のETF買い入れ額についても、昨日と同じ1200億円程度とみられる。後場に入りプラス圏を回復する局面もみられたが、戻り待ちの売り圧力も意識されやすいだろ。さらに、グローベックスの米株先物は堅調だったが、オーバーナイトのポジションは取りづらいところであったようだ。 また、全体の方向感は掴みづらいところであるが、個別では新型コロナに関連する銘柄が継続しており、マスクや治療薬、人工呼吸器、テレワーク、教育ICT、ゲーム、動画など広がりが見られている。テーマ株等は持続性が見極めづらいところであろうが、新型コロナウイルスによる感染拡大、それに伴う自粛の動きは長期戦に入ってきており、関連する企業への物色についても、利食いによる調整を交えながら継続しそうである。 《CN》
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