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22日の香港市場概況:ハンセン1.5%高で3日続伸、好決算で携程7.3%上昇
2024/2/22 18:00
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*18:00JST 22日の香港市場概況:ハンセン1.5%高で3日続伸、好決算で携程7.3%上昇 22日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比239.85ポイント(1.45%)高の16742.95ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が115.68ポイント(2.05%)高の5758.46ポイントと3日続伸した。ハンセン指数は1月2日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は1000億9660万香港ドルに縮小した(21日は1224億4420万香港ドル)。 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策動向が引き続き支援材料だ。当局は相場テコ入れ策を強化しているほか、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)開幕の3月5日が視野に入ってきたことで、追加の経済支援策に対する期待感も高まっている。また、中国当局は株価対策の一環として、上場企業の投資価値向上を支援するなどの施策を先ごろ打ち出した。中央企業(中央政府直属の国有企業)傘下の銘柄群に買いが続いている。米長期金利の上昇などを嫌気し、前半は上値の重い場面がみられたものの、指数は中盤から上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が7.3%高と上げが目立っている。好業績が手がかり。同社が報告した23年12月期決算は、純利益が前年比で実質5倍に拡大した。同社株は上場来高値を更新している。 セクター別では、石油・石炭が高い。中国海洋石油(883/HK)が5.9%、中国石油天然気(857/HK)が5.7%、中国石油化工(386/HK)が3.4%、エン鉱能源集団(1171/HK)が8.6%、中国神華能源(1088/HK)が5.0%、中国中煤能源(1898/HK)が4.0%ずつ上昇した。中国海洋石油と中国神華能源は最高値を更新している。 中国の発電セクターもしっかり。華能国際電力(902/HK)が5.7%高、華潤電力HD(836/HK)が3.5%高、中国電力国際発展(2380/HK)が2.9%高、華電国際電力(1071/HK)が2.7%高で引けた。 通信キャリア・設備、半導体の銘柄群も物色される。中国聯通(762/HK)が4.0%高、中国電信(728/HK)が3.8%高、中興通訊(763/HK)が4.7%高、中国通信服務(552/HK)が3.8%高、ASMPT(522/HK)が3.6%高、晶門半導体(2878/HK)が1.9%高で取引を終えた。中国メディアは22日、国務院・国有資産委員会は中央企業を通じ、中国の人工知能(AI)技術発展を加速するなどと報道。中央企業では、中国聯通など大手通信キャリアがAI分野で先行していると説明した。 一方、本土市場は7日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.27%高の2988.36ポイントで取引を終了した。エネルギー株が高い。通信関連株、ハイテク株、公益株、素材株、インフラ関連株、消費関連株、医薬株、運輸株、金融株なども買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》
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