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12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、半導体株は逆行安

2021/11/12 17:23 FISCO
*17:23JST 12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、半導体株は逆行安 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.31ポイント(0.18%)高の3539.10ポイント(上海A株指数は0.18%高の3709.05ポイント)と続伸した。 米ハイテク株高が好感される流れ。昨夜の米株市場では、ナスダック指数が3日ぶりに反発し、ADR(米国預託証券)上場する中国のネット株も軒並み買われた。米中関係の改善にも期待。両政府は、オンラインでの首脳会談を早ければ週明け15日にも開催する方向で調整に入ったと伝わっている。ただ、上値は重い。週明け15日に、今年10月の中国経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)がまとめて公表されることもあり、様子見ムードも漂った。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、半導体を除くITハイテク関連の上げが目立つ。情報技術サービスの中電科数字技術(600850/SH)がストップ高、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が6.8%高、ソフトウエア中国大手の東軟集団(600718/SH)が5.2%高、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が5.0%高で引けた。 軍事関連株も高い。レーダーや無線機器の安徽四創電子(600990/SH)が8.0%、航空機メーカーの中航直昇機(600038/SH)が7.9%、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が4.8%、軍用電子機器などを製造する中国海防(600764/SH)が4.7%ずつ上昇した。 農業関連株も物色される。種子卸売りの甘粛省敦煌種業(600354/SH)が2.9%高、トウモロコシ加工の万向徳農(600371/SH)が2.6%高で取引を終えた。医薬品株、公益株、空運株、環境関連株、自動車株の一角なども買われている。 半面、半導体株は総じてさえない。IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が2.3%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が1.4%安で引けた。また、上海市場のハイテク企業向け市場「科創板」では、ICファウンドリ中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:688981/SH)が3.9%安。同社に関しては、台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW)出身の役員が一斉に辞任したことを不安視している。 不動産株も安い。緑地HD(600606/SH)が3.2%、新城控股集団(601155/SH)が2.4%、金地集団(600383/SH)が1.4%ずつ下落した。金融株、食品飲料株、エネルギー株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.19ポイント(0.07%)安の271.69ポイント、深センB株指数が2.39ポイント(0.21%)安の1162.44ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》