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アイル Research Memo(7):引き続き加速するDX化ニーズを取り込むことで増収・2ケタ増益を見込む

2022/10/7 16:47 FISCO
*16:47JST アイル Research Memo(7):引き続き加速するDX化ニーズを取り込むことで増収・2ケタ増益を見込む ■今後の見通し 1. 2023年7月期の業績見通し アイル<3854>の2023年7月期の連結業績予想は、売上高が前期比8.9%増の14,100百万円、営業利益が同14.3%増の2,400百万円、経常利益が同14.4%増の2,426百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の1,553百万円としている。また、第2四半期累計の予想は、売上高が前年同期比18.2%増の7,147百万円、営業利益が同33.8%増の1,133百万円、経常利益が同33.0%増の1,143百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同29.9%増の732百万円としており、やや下期偏重の計画となっている。 引き続き加速するDX化ニーズを取り込み、システムソリューション事業・Webソリューション事業ともに増収増益基調を見込んでいる。また、ストック売上比率は45%を計画している。利益面では、既存顧客のハード入替が一時的に集中し営業利益率の伸びは鈍化することを想定して、クラウドへの移行提案も推進する。 「CROSS MALL」の次世代サービスを提供予定 2. 重点施策 (1) システム規模の大きな案件の開拓・対応 大型案件を抱えているパートナーとのコンタクトを強化するほか、継続したマイクロバージョンアップによる機能強化を継続することで、中堅規模ターゲット層を拡大する。また、優秀な技術者を中心に採用活動を継続する。 (2) 販売エリアの拡大と新たな顧客接点の創出 業種を絞り東名阪周辺のエリア拡大に取り組むほか、地方展開の進捗に応じてパートナー開拓も進める。また、バックヤード支援に向けたショールームを2023年7月期中に神田(東京)に開設する予定だ。このほか、大企業との接点を深め、関連会社への導入を推進する。 (3) 利益体質の強化 これまでフロアが分かれていた東京本社の営業とSEを対象業種ごとに同じフロアにし、連携をより深める。また、サポートコールセンターが主導となり、顧客の要望をパッケージへ反映させる動きを強化するほか、継続したバージョンアップによる機能強化・カスタマイズの効率化に取り組む。 (4) 「CROSS MALL」次世代サービスの提供 ボーダレス化や複数チャネルの進むバックヤード、バックオフィスの業務一元管理を支援するため、「CROSS MALL」の次世代サービスを2023年7月期中に提供する予定だ。次世代サービスでは、ボーダレス化と複数チャネル化に対応する機能と自動連携機能によるデータ融合により、「ネットショップ一元管理」だけでなく、「業務全体の一元管理」をクラウドで実現する。同社が提唱するBXを推進し、顧客の業務効率化から価値創造の実現を目指していく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SI》
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基幹業務管理システム「アラジンオフィス」、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」等を手掛ける。Web商材の製品力強化などに取り組む。中計では27.7期売上高235億円目標。 記:2024/10/25