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三機サービス Research Memo(1):トータルメンテナンスによるアウトソーシング事業を展開

2021/8/24 15:01 FISCO
*15:01JST 三機サービス Research Memo(1):トータルメンテナンスによるアウトソーシング事業を展開 ■要約 1. 会社概要 三機サービス<6044>は、24時間365日稼働のコールセンターを核に、空調機器にとどまらず電気・厨房・給排水衛生設備といったすべての設備機器を対象とする、設計/施工/保守管理/修理までのトータルメンテナンスサービスを展開する。オフィス/ビル、商業施設/チェーン店舗、ホテル、病院/高齢者介護施設、官公庁/学校といった経済・企業活動に不可欠な、社会のインフラである施設対して、トータルメンテナンスを通じて「コスト削減」と「環境改善」の課題を解決する。 2. 2021年5月期の業績概要 2021年5月期の連結業績は売上高が前期比1.3%減の11,525百万円、営業利益が同29.0%減の288百万円、経常利益が同28.0%減の293百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.5%減の175百万円となった。新たな大口顧客に対するサービスの提供開始及び既存顧客に対するメンテナンスサービスの提供範囲の拡大等による増加要因はあったものの、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響により飲食業を中心に定期保守などの売上げが減少したほか、病院などの老健介護老人保健施設(以下、老健施設)向けの省エネ工事の延期や、新設・更新工事等の伸び悩み等により減収となった。ただし、当初見込んでいなかった省エネ工事や空調機器の新設・更新工事等で新規案件を獲得し、新基幹システムの導入による業務効率の向上やコスト抑制に努めたことにより期初計画からは2度の上方修正を行っている。期初計画比では172.5%営業増益、売上高については過去最高に迫る売上高を計上した。 3. 2022年5月期の業績見通し 2022年5月期の業績予想については、売上高が前期比8.5%増の12,500百万円、営業利益が同55.8%増の450百万円、経常利益が同53.8%増の452百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同63.0%増の286百万円、ROEが9.4%(前期は6.0%)を見込んでいる。「メンテナンスを核とした環境改善」を事業コンセプトとし、引き続き設備機器の修理対応だけではなく、多店舗多棟展開している小売・飲食・医療・介護・福祉・設備管理業等を中心に、突発的な故障の発生を減少させるための保全メンテナンスの提案も積極的に行う方針だ。また、設備メンテナンスだけではなく設備機器更新工事、店舗改装工事、省エネ提案等の店舗運営に関わる設備全般を幅広くサポートする。一方で、コスト削減のために、引き続き社内メンテナンスエンジニアの多能工化を推進し、内製化を図っていく。 また、コロナ禍収束後(以下、アフターコロナ)を見据えた取り組みとして、これまで培ってきた技術・ノウハウについて、業界の垣根を越えた横展開を行うほか、環境ビジネスを第3の事業の柱として育成させる方針だ。そのほか、引き続きIT投資や人材育成に注力することにより、経営基盤の強化も行う。 ■Key Points ・24時間365日稼動のコールセンターを核に、すべての設備機器を対象とするトータルメンテナンスサービスを提供 ・2022年5月期は過去最高の売上高、前期比55.8%営業増益を見込む ・環境に配慮した省エネに関するノウハウを横展開することで、環境ビジネスを第3の事業の柱に育成へ (執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一) 《YM》
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時価総額 6,155百万円
空調機器や厨房機器、電気設備、給排水衛生設備等の設備メンテナンスが主力。金属製ドア・シャッター・サッシの製造販売、取付工事等も手掛ける。内製化率の向上などに取り組む。医療機器メンテナンス事業に参入。 記:2024/10/26