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翻訳センター Research Memo(7):2022年3月期の業績予想は主力の翻訳事業、通訳事業が復調し増収増益

2021/7/13 16:07 FISCO
*16:07JST 翻訳センター Research Memo(7):2022年3月期の業績予想は主力の翻訳事業、通訳事業が復調し増収増益 ■今後の見通し 翻訳センター<2483>の2022年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比2.9%増の10,200百万円、営業利益が同55.4%増の650百万円、経常利益が同39.7%増の650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同282.3%増の450百万円とコロナ禍の影響による大幅減益から復調する予想となった。 翻訳事業の売上高は前期比で109百万円増を見込んでいる。内訳としては、経済情勢の影響を受けにくい医薬分野で124百万円増加、特許分野もいち早くコロナ禍の影響から脱し成長軌道に戻る予想である。工業・ローカライゼーション分野は38百万円減少だが、これは機械翻訳の外販売上の収益認識基準変更を織り込んだものである。金融・法務分野は回復が遅れ、ほぼ前期並みの予想としている。派遣事業は2021年3月期同様に堅調に推移する見込みである。コロナ禍の影響により2021年3月期に売上高が半減となった通訳事業及びコンベンション事業では、オンライン通訳やオンライン会議運営支援などインターネットを活用したサービス提供の基盤構築や学会事務局業務の受託などによる業績の回復に取り組むものの、人流が発生する大規模イベント開催が回避される傾向が続く可能性が高いため、2021年3月期の水準に近い売上予想となった。 営業利益は前期比231百万円増(同55.4%増)と大幅に改善する。中核事業である翻訳事業においては、引き続き機械翻訳や翻訳支援ツールなど最先端技術の積極的な活用を推進し、生産性を上げて原価率を低減させる計画だ。売上総利益率で2.4ポイント改善し、46.5%を見込む。上期の営業利益予想が200百万円、下期が450百万円となっており、例年どおり季節性が見られる。業績予想は2021年3月期の下期の経営環境が続くことを仮定して堅実に計画されているが、現時点(6月初旬)でワクチン接種の進展やオリンピック開催の方向で準備が進められるなど翻訳・通訳業界にとっての環境がさらに改善する可能性があると見ており、弊社では業績の上振れの可能性もあると考えている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《EY》
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翻訳業界国内最大手。特許分野、医薬分野、工業・ローカライゼーション分野、金融・法務分野で翻訳事業を展開。派遣事業、通訳事業等も手掛ける。配当性向35%目標。翻訳事業では専門性の深化、顧客シェア拡大に注力。 記:2024/09/01