マーケット
11/29 15:15
38,208.03
-141.03
44,910.65
+188.59
暗号資産
FISCO BTC Index
11/30 15:53:34
14,509,591
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

Kudan Research Memo(5):APの基幹技術を組み込むための「KudanSLAM」をライセンス販売

2019/6/17 7:45 FISCO
*07:45JST Kudan Research Memo(5):APの基幹技術を組み込むための「KudanSLAM」をライセンス販売 ■事業概要 1.事業内容 Kudan<4425>はAPの基幹技術であるSLAM※1、ALAM※2、VIO※3、SfM※4、その他関連アルゴリズム※5をハードウェアに組み込むための「KudanSLAM」をIPライセンス化し、顧客に提供している。なお、2018年3月期まで「KudanSLAM」の前身技術としてARエンジン「Kudan AR SDK」をモバイルアプリ開発企業などにライセンス提供していたが、DeepTech技術への進化と非AR領域への拡大を目的として、「KudanSLAM」を中心とする事業に完全に移行した。このため、主力顧客も2017年3月期にソーシャルVR のMindMazeやソーシャルアプリ・ゲームのenish<3667>から、2018年3月期には複合現実ウェアラブルコンピュータを開発するユニコーンのMagic LeapやLINE<3938>系のLine Plus、2019年3月期第2四半期にはカメラや画像処理エンジンのOEM企業ザクティ、日本アジアグループ<3751>傘下で地理空間情報技術の国際航業、一眼レフカメラの世界的メーカであるニコン<7731>へと急変している。このように、モバイルアプリ企業から非モバイルアプリ企業への主力顧客の入れ替わりから、より広くより深く産業の中に入りつつ、AR以外の応用領域にも拡大しているのが見て取れる。また、後述するが、グローバルでも非常に限られたAP技術の提供会社であるあることに加えて、「KudanSLAM」の技術優位性から、既に世界の先端テクノロジー企業の大半が同社を認識しており、要素技術として「KudanSLAM」の取り入れが加速している。 ※1 SLAM:「Simultaneous Localization and Mapping」の略称であり、コンピュータが現実環境における自己位置推定と3次元立体地図作成を同時に行う技術を指す。なお、「Visual SLAM」とは、この自己位置推定と地図作成のための入力情報としてカメラ画像情報を用いるものを指し、「RGB-D SLAM」とは、入力情報にカメラ画像情報と3次元センサ情報の両方を用いるものを指す。 ※2 ALAM:「Asynchronous Localization and Mapping」の略称であり、コンピュータが現実環境における自己位置推定と3次元立体地図作成を非同期的に行う技術を指す。 ※3 VIOとは、「Visual Inertial Odometry」の略称であり、カメラ画像を利用して位置と姿勢を推定する技術を指す。 ※4 SfM:「Structure from Motion」の略称であり、3次元構造を2次元のカメラ画像と動きから推定する技術を指す。 ※5 アルゴリズム:特定の問題を解決するために考案された計算可能な数理モデルを指す。多くの場合、コンピュータプログラムによって記述される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《SF》
関連銘柄 5件
3667 東証スタンダード
164
11/29 15:30
-3(%)
時価総額 4,402百万円
ゲームアプリの企画・開発・運営等を行う。運営タイトルは「進撃の巨人 Brave Order」、「ぼくのレストラン2」など。ブロックチェーンゲームに参入。効果的な運用等で、既存タイトルの売上は安定水準維持。 記:2024/07/01
966
9/24 15:00
±0(%)
時価総額 26,820百万円
測量など空間情報事業や、メガソーラーを中心とするグリーンエネルギー事業、森林活性化事業を展開。シティインデックス社によるTOB成立で、子会社化。空間情報事業や森林活性化事業好調で、1Qは大幅営業増益。 記:2021/08/05
3938 東証1部
5,350
12/28 15:00
±0(%)
時価総額 1,304,330百万円
国内最大のメッセンジャーアプリ「LINE」を運営。広告収入に次ぐ収益の柱として金融サービスに力注ぐ。来年3月にヤフーとの統合を予定。20.12期3Q累計は子会社の売却と増資に伴う一時利益計上で営業黒字に。 記:2020/11/24
4425 東証グロース
1,380
11/29 15:30
+9(%)
時価総額 15,566百万円
人工知覚アルゴリズムの研究開発及びライセンス提供を行う。自己位置推定、環境地図作成を同時に行うSLAM技術を独自開発。製品関連売上の拡大図る。フィンランド天然資源研究所に独自の人工知覚技術を提供。 記:2024/07/08
7731 東証プライム
1,767.5
11/29 15:30
-21.5(%)
時価総額 621,236百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28