マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/28 7:51:06
14,570,241
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:グロース市場250指数は年初来安値圏で推移、きっかけ待ちの厳しい地合い続く

2024/4/13 15:31 FISCO
*15:31JST 新興市場見通し:グロース市場250指数は年初来安値圏で推移、きっかけ待ちの厳しい地合い続く   ■引き続き新興市場は物色の対象外、直近IPOも値を崩す 今週の新興市場はまちまち。同時期の騰落率は、日経平均が+1.36%だったのに対して、グロース市場指数は+0.24%、グロース市場250指数は-0.53%となった。4月10日発表の3月米消費者物価指数(CPI)上振れをきっかけにドル買いが進み、為替は1ドル=153円台まで円安ドル高が進行。プライム市場の輸出関連銘柄など円安メリット銘柄が買われた一方、新興市場は物色の対象外となり、東証グロース市場Core指数構成銘柄などの主力株はまちまち。直近新規株式公開(IPO)も初値をつけた後は値を崩すケースが多く、個人投資家のマインドは低迷し売買代金も減少した。 個別銘柄では、「先端AIデータイノベーション研究所(通称:AIDI)」を設立したと発表したデータセクション<3905>が急騰したほか、中国ハイアールのグループ会社と業務提携し、共同出資による合弁会社を設立すると発表したプラッツ<7813>も大幅高。また、好業績が材料視されてエヌ・ピー・シー<6255>、クリーマ<4017>、FFRIセキュリティ<3692>も買われた。このほか、QPS研究所<5595>は、内閣府から「令和6年度小型SAR衛星コンステレーションの利用拡大に向けた実証(その1)」を落札したと発表し上昇。一方、ジャパニアス<9558>、シリコンスタジオ<3907>は決算内容が嫌気されて売り優勢となった。また、コナカ<7494>との株式交換による経営統合で最終合意したサマンサタバサジャパンリミテッド<7829>は交換比率が1対0.155となったことで急落した。 なお、8日に上場したイタミアート<168A>の初値は公開価格を25.0%上回る2000円、11日上場のハンモック<173A>の初値は公開価格を4.9%上回る2160円となった。ともに初値形成後は売りに押され、初値及び公開価格を割り込んだ。 ■引き続きさえない展開か、IPOは1社 来週の新興市場は、引き続きさえない展開となりそうだ。プライム市場のなかで、業種別の循環物色が継続していることから、投資資金がグロース市場に流入するのは先となろう。グロース市場250指数は5日につけた取引時間の年初来安値681.52から反発しかけたが、週末にかけて陰線を残し、年初来安値圏で推移している。グロース市場250指数を手掛ける投資家はさほどいないと推測するが、新興市場のベンチマークともいえる指数の年初来安値圏推移は、投資家のマインドを冷やすには十分な効果がある。 日米首脳会談では、事前報道通り「アルテミス計画」の話が出たが、ispace<9348>など宇宙関連銘柄はまちまちで動意に欠ける展開となった。主力銘柄の決算発表が5月中旬に集中していることもあり、新興市場は見直すきっかけが見当たらない状況と言えよう。柱となる銘柄不在のため、来週の新興市場は引き続き安値圏でのもみ合いとなりそうだ。 なお、16日にWill Smart<175A>がグロース市場に上場する。モビリティ業界を中心とした事業課題解決に対する企画・支援などを手掛けており、初値はそれなりに人気化する可能性がある。一方、直近IPOの多くが初値形成後、値を崩しているのでセカンダリー投資には注意が必要だ。 《FA》
関連銘柄 14件
168A 東証グロース
924
11/27 15:14
±0(%)
時価総額 1,358百万円
のぼり旗、イベント幕などオリジナル大型セールスプロモーション商材の製造・販売を行う。自社販売サイトの運営のほか、卸販売も。短納期、低価格販売が強み。インサイドセールスによる新規法人顧客の獲得等に注力。 記:2024/08/02
173A 東証グロース
1,345
11/27 15:30
-27(%)
時価総額 5,864百万円
IT統合管理ソフトウェア「AssetView」の開発・販売等を行うネットワークソリューション部門が主力。セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューションも。新製品等による事業領域拡大図る。 記:2024/08/09
175A 東証グロース
810
11/27 15:30
-9(%)
時価総額 1,183百万円
交通機関の運行情報等を発信する総合情報配信サービス、モビリティシステムサービス等を手掛ける。2012年にゼンリンデータコムの社内ベンチャーとして設立。ENEOSなどが主要取引先。売上は1月~3月に偏重。 記:2024/10/27
3692 東証グロース
1,860
11/27 15:30
-19(%)
時価総額 15,233百万円
サイバー・セキュリティ事業が主力。マルウェアや脆弱性攻撃を高精度で検知・防御する「FFRI yarai」が主力製品。ソフトウェア開発・テスト事業も。戦略的販売パートナーとの連携強化などを継続実施。 記:2024/06/24
3905 東証グロース
911
11/27 15:30
-16(%)
時価総額 16,127百万円
テキスト解析技術及びAI開発技術を軸にビッグデータから得られる情報の分析サービスを行う。AI・システム開発事業、ソーシャルメディア分析事業が基盤。バルクHDとのAI・サイバーセキュリティ分野で協業を開始。 記:2024/07/05
3907 東証グロース
810
11/27 15:30
+11(%)
時価総額 2,409百万円
先端リアルタイムCG技術等を提供する開発推進・支援事業、ゲーム・映像業界特化の人材紹介・派遣サービスを手掛ける人材事業を展開。開発推進・支援事業では顧客基盤拡大図る。人材事業では収益改善に取り組む。 記:2024/10/28
4017 東証グロース
235
11/27 15:30
-3(%)
時価総額 1,583百万円
国内最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営等を行う。24年8月末時点のクリエイター数は約29万人、登録作品数は約1878万点。レッスン動画プラットフォームはユーザー数が着実増。 記:2024/10/28
5595 東証グロース
1,335
11/27 15:30
-87(%)
時価総額 49,400百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
6255 東証グロース
954
11/27 15:30
-12(%)
時価総額 21,038百万円
太陽電池製造装置メーカー。各種FA装置や真空断熱パネル封止装置、パネル解体装置や植物工場等の環境関連事業も。米ファーストソーラー社向け消耗品、予備部品等は販売順調。26.8期売上高120億円目指す。 記:2024/06/11
7494 東証スタンダード
244
11/27 15:30
-5(%)
時価総額 8,619百万円
大手紳士服チェーン。首都圏や大都市圏を中心に、紳士服のコナカ、コナカ・フタタを展開。英語学童保育「KidsDuo」のFCも展開。バッグや小物を手掛けるサマンサタバサと経営統合。赤字店舗閉鎖等で採算向上。 記:2024/07/08
7813 東証グロース
592
11/27 15:30
-3(%)
時価総額 2,206百万円
医療・介護用ベッドメーカー。福岡県大野城市に本社。在宅介護用ベッドや医療施設用電動ベットのほか、周辺機器や見守り支援機器等も手掛ける。ベトナムに生産工場。メーカー機能の再強化や海外市場の強化図る。 記:2024/07/28
42
6/26 15:00
±0(%)
時価総額 2,766百万円
ファッションブランドメーカー。バッグの企画、製造、販売、アパレルやジュエリー等も手掛ける。不採算店撤退で店舗数減少、客数回復は道半ば。疑義注記。親会社コナカによる完全子会社化で上場廃止へ。 記:2024/05/27
9348 東証グロース
519
11/27 15:30
+8(%)
時価総額 48,417百万円
月面開発事業を展開。顧客の荷物を月周回軌道・月面まで輸送するペイロードサービスが中核。パートナーシップサービス、データサービス等も。「HAKUTO-R」ミッション2を最速で24年12月に打ち上げへ。 記:2024/10/05
9558 東証グロース
2,276
11/27 15:30
+6(%)
時価総額 9,124百万円
オンサイト型開発支援、受託開発等を行う先端エンジニアリング事業を展開。IT関連企業や自動車関連企業などが主要取引先。エンジニア数は1700名超。化学など新規市場への進出、全国エリア展開の加速などに注力。 記:2024/08/12