マーケット
9/20 15:15
37,723.91
+568.58
42,063.36
+457.18
暗号資産
FISCO BTC Index
9/24 4:24:51
9,110,414
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか

2024/3/30 14:44 FISCO
*14:44JST 新興市場見通し:直近IPO銘柄中心の物色は続くが、新年度入りで主力処にも資金が向かうか   ■IPO中心の日替わり物色で主力銘柄へ関心が向かわず 今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-1.27%だったのに対して、東証グロース市場指数は-1.12%、東証グロース市場250指数は-1.16%とほぼ同じような動きとなった。3月期末に伴う需給に絡んだ売買が東証プライム市場中心に入った一方、新興市場はIPO(新規株式公開)中心の日替わり物色で主力銘柄への関心は向かいにくくなった。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに25日移動平均線より下を推移し200日移動平均線水準でのもみ合いとなった。 個別銘柄では、NTT<9432>傘下のNTTアグリテクノロジー(東京都新宿区)との協業を開始すると発表したファンデリー<3137>が急騰したほか、順天堂大学と生成AIを活用した「医療DX」の共同研究を開始したと発表したFIXER<5129>も買われた。また、メンタルヘルステクノロジーズ<9218>は好業績が材料視されて上昇。一方、24年12月期業績予想を未定に修正したほか、有報の提出期限延長申請を発表したENECHANGE<4169>が急落したほか、外傷性脳損傷対象の再生細胞薬SB623の日本認可が大幅に遅延する可能性が高まったことからサンバイオ<4592>も売りに押された。 今週のIPOは12社。コロンビア・ワークス<146A>がスタンダードに上場したほか、他11社がグロース市場に上場したことで、直近IPO銘柄も加えてにぎわった。3月29日に上場したマテリアルグループ<156A>以外は、初値が公開価格を上回り、ソラコム<147A>は上場来高値を連日で更新する強い動きを見せた。一方、ソラコム、コロンビア・ワークス、ダイブ<151A>以外は、初値を下回って週末の取引を終えた(情報戦略テクノロジー<155A>は初値と同値)。 ■直近IPO物色続くとともに主力株へも資金向かうか、IPOは1社 来週の新興市場は、直近IPO銘柄中心とした日替わり物色は続きながらも、新年度入りで徐々に主力株に資金が向かい、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はともに持ち直す展開を想定する。両指数ともに200日移動平均線がサポートラインとして機能しており、下への動きは限定的と考える。 3月21日に上場したトライアルHD<141A>が連日、上場来高値を更新しており、29日時点の時価総額は3435億円と、グロース市場トップだったフリー<4478>の2064億円(29日時点)を大きく上回った。指数にまだ採用されていないことから、トライアルHDやソラコムが高値を更新しても指数への寄与は無いが、投資家のモメンタムは強気に傾くだろう。一方、初値を割り込んだ直近IPOが多いのは気がかりだが、投資家のモメンタムが良好であれば、上場後、1-2週間で見直す動きも徐々に出てくると想定する。 来週はスタンダード市場にシニア事業や不動産事業を手掛けているアズパートナーズ<160A>が上場する。足元のプライム市場では不動産株が買われているため人気化する可能性はある。 《FA》
関連銘柄 14件
3,295
9/20 15:00
-115(%)
時価総額 391,743百万円
ディスカウントストアの運営等を行う流通小売事業が主力。九州地盤。EDLP型ビジネスモデルが強み。リテールAI事業等も手掛ける。店舗数は310店舗超。高付加価値商品の投入で売上総利益率の向上に取り組む。 記:2024/05/16
146A 東証スタンダード
3,560
9/20 15:00
+70(%)
時価総額 11,865百万円
不動産開発サービスが主力。レジデンスは「Blance」、オフィスビルは「BIASTA」等のブランドで展開。アセットマネジメント、ホテル運営等も。配当性向15~20%目安。パイプライン件数は積み上げ順調。 記:2024/06/25
147A 東証グロース
1,233
9/20 15:00
+33(%)
時価総額 53,291百万円
IoT向けデータ通信を軸とするIoTプラットフォーム事業を展開。活用事例に電気・ガスの遠隔検針、工場の遠隔監視など。契約回線数は600万回線。主要顧客の年間解約率は0.3%。課金アカウント数は順調増。 記:2024/06/25
151A 東証グロース
2,830
9/20 15:00
+5(%)
時価総額 7,825百万円
観光施設特化型の人材サービスを提供する観光HR事業が主力。グランピング施設の運営等を行う地方創生事業、情報システム事業も展開。星野リゾートなどが取引先。WEBサイト登録者数は30万人超と拡大傾向。 記:2024/06/25
155A 東証グロース
529
9/20 15:00
+10(%)
時価総額 5,274百万円
大手企業向けDX内製支援サービスを手掛ける。強固な顧客基盤が強み。システム開発企業向けオープンプラットフォームサービス「WhiteBox」等も。社員エンジニア数は増加。WhiteBoxはサービス領域拡大。 記:2024/06/25
156A 東証グロース
811
9/20 15:00
+9(%)
時価総額 8,010百万円
PRコンサルティング事業が主力。デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業も。年度末の3月、12月が繁忙期。PRコンサルティング事業は売上が順調増。デジタルマーケティング事業は大口顧客が増加。 記:2024/06/25
160A 東証スタンダード
1,972
9/20 15:00
+37(%)
時価総額 6,750百万円
介護付きホーム「アズハイム」シリーズを首都圏中心に展開。デイサービスやショートステイのほか、不動産事業等も手掛ける。介護DXサポート事業を開始。25.3期は前期開設の介護付きホームの稼働率向上を見込む。 記:2024/07/29
3137 東証グロース
282
9/20 12:53
+5(%)
時価総額 1,821百万円
食品宅配会社。栄養士が作った健康食の宅配や健康食の通販、冷凍食宅配等のサービスに加え、カタログの広告枠販売、レシピサイトの運営を行う。今期3Q累計は健康食宅配が足踏みも、冷凍食宅配が堅調に推移した。 記:2024/04/09
4169 東証グロース
266
9/20 15:00
+9(%)
時価総額 9,242百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
4478 東証グロース
2,679
9/20 15:00
-60(%)
時価総額 152,373百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフト等の提供を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は47万社超。サブスク売上比率は約9割。会計事務所とのパートナーシップ強化図る。 記:2024/05/08
4592 東証グロース
1,295
9/20 15:00
+213(%)
時価総額 88,875百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
5129 東証グロース
914
9/20 15:00
+13(%)
時価総額 13,036百万円
米マイクロソフト社のクラウド基盤などを活用したシステム構築や運用サービスにより、顧客のクラウド移行を支援。自治体などクラウド構築・移行が好調。デジタル庁の生成AI利活用整備プロジェクトも受託。 記:2024/05/20
778
9/20 15:00
-6(%)
時価総額 7,650百万円
社員メンタルヘルスを支援する企業向けクラウドを展開。産業医との連携に強み。医師向け転職支援も。看護補助者の人材派遣子会社が貢献。企業のメンタルヘルスへの需要が高まっており業績は堅調推移の見通し。 記:2024/05/10
9432 東証プライム
149.8
9/20 15:00
-0.4(%)
時価総額 13,564,437百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14