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年末ラリー期待も新たな材料待ち【クロージング】

2023/11/29 16:05 FISCO
*16:05JST 年末ラリー期待も新たな材料待ち【クロージング】 29日の日経平均は3日続落。87.17円安の33321.22円(出来高概算13億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が上昇したものの、先物市場の弱い値動きにサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部によるハト派的な発言を材料にした米長期金利の低下を背景に、円相場が一時1ドル=146円台後半へと円高に振れたことで、輸出関連株の重荷となった。日経平均は前場半ばに33179.07円まで水準を切り下げたが、売り一巡後は前場終盤にかけて切り返しており、後場の取引開始直後には33500円を回復する場面も見られた。買い一巡後はこう着感が強まり、プラス圏をキープできなかった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、電力・ガス、サービス、情報通信の4業種が上昇。一方、鉄鋼、銀行、海運、保険など29業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、レーザーテック<6920>、京セラ<6971>、リクルートHD<6098>、トヨタ<7203>、東エレク<8035>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>が軟調だった。 前日の米国市場は、ウォラーFRB理事が講演で、「今後あと数カ月で利下げができる可能性がある」となど言及し、ハト派に転じたことが支援材料となり、主要株価指数は上昇した。ただ、発言を受けて米長期金利が低下。日米金利差縮小観測から円高が進んだことが重荷となった。一方、米著名投資家のビル・アックマン氏が、FRBは来年第1四半期にも利下げを開始するとの予想を示したことから、「大方の予想より早い段階での利下げになる」との見方が広がり、押し目を拾う動きが強まった。 年末ラリーへの期待や配当の再投資などプラス材料がある一方、日経平均の上昇ペースが速かっただけに利食い売りが出やすい。34000円を突破するには新たな支援材料が不可欠のようであり、目先は強弱感が対立しながら値固め局面が続くとみる向きが多い。 《CS》
関連銘柄 8件
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米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
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6920 東証プライム
17,675
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6971 東証プライム
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7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
23,135
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時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
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+288(%)
時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17