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前場に注目すべき3つのポイント~節目の31000円接近も押し目待ち狙いの買いは限られる~

2023/10/23 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~節目の31000円接近も押し目待ち狙いの買いは限られる~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■節目の31000円接近も押し目待ち狙いの買いは限られる ■新光電工、2Q上方修正 営業利益 114億円←80億円 ■前場の注目材料:日本酸素HD、大陽日酸、苫小牧に物流拠点、ラピダスに特殊ガス供給 ■節目の31000円接近も押し目待ち狙いの買いは限られる 23日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めつつも、戻り待ち狙いの売りが入りやすい相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが286ドル安、ナスダックは202ポイント安だった。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が迫り、中東情勢の一段の悪化を警戒した売りが優勢となった。さらに、下院議長選で第3回投票でも決定ができず、政局混乱への懸念も売り材料となった。長期金利の上昇は一服したもののハイテク株への売りが続くなか、終盤にかけ下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比160円安の31060円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで31000円まで下落して取引を終えており、インデックスに絡んだ商いから下へのバイアスが強まりそうである。節目の31000円接近で売り方の買い戻しが入る可能性はあるものの、押し目待ち狙いの買いは限られそうである。売り一巡後は短期的なリバウンド狙いの動きも入りそうだが、それ以上に戻り待ちの売り圧力は強そうだ。 日経平均は先週末の下げで31327円辺りに推移していたボリンジャーバンドの-1σを下回ってきた。同水準が抵抗線として意識されやすいと考えられ、売り一巡後に早い段階でリバウンドを見せられないと、節目の31000円のほか、-2σが位置する30590円辺りが意識されてくる可能性がある。先週末には中小型株の一角が値ごろ感から買われる動きも見られたが、短期的なリバウンドにとどまるようだと、改めて売り直される可能性がありそうだ。今週は連日IPOが予定されていることもあり、好スタートを切れないと、よりセンチメントを冷ますことにつながりそうである。 また、今週は米国で主要銘柄の決算が本格化する。先週はテスラが予想を下回る決算が嫌気されたが、アルファベット、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどの決算反応を見極めたいところである。また、国内においてはニデック<6594>の決算発表が予定されている。ネガティブな内容ともなれば、本格化する決算に対して神経質にさせそうだ。なお、先週末の引け後に決算を発表したところでは、三信電気<8150>、高千穂交<2676>、ジェコス<9991>辺りが注目されよう。 ■新光電工、2Q上方修正 営業利益 114億円←80億円 新光電工<6967>は2024年3月期第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は1120億円から1051億円に引き下げたが、営業利益を80億円から114億円に上方修正した。パソコン、サーバー向けのフリップチップタイプパッケージや半導体製造装置向けのセラミック静電チャックの受注が低調に推移したことなどから、売上高は予想を下回る一方で、為替相場が想定より大幅な円安傾向で推移したことから、利益面において予想を上回る見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・1ドル=149.80-90円 ・米長期金利は低下 ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・日本酸素HD<4091>大陽日酸、苫小牧に物流拠点、ラピダスに特殊ガス供給 ・ALSOK<2331>ミネベアミツミと、製品開発・販促で協業、第1弾、電子錠1 ・トヨタ自<7203>テスラ規格採用、充電に北米1.2万基利用可能 ・トヨタ自<7203>自分好みのクルマ味わう、車載OS「アリーン」開発加速 ・三井E&S<7003>舶用水素エンジン実証設備を完工、年度内に技術・知見 ・SBテク<4726>PDFなど分析・要約、生成AIが正確回答 ・Ridge-i<5572>生成AI有効活用を支援、スバルにコンサル提供 ・三菱ケミG<4188>EVなど4分野に照準、25年度売上収益4割増へ ・石油資源開発<1662>米でCO2回収・貯留、米BSOに出資 ・コスモエネHD<5021>コスモエネルギー開発、リチウム生産参入へ、米法人設立 ・日本冶金工業<5480>25年めどLNGへ燃料転換、京都の回転式窯炉 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 15件
1662 東証プライム
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時価総額 295,293百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。海外はイラク・ガラフ油田など。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。人件費増が重し。 記:2024/09/04
2331 東証プライム
1,066
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時価総額 543,873百万円
大手警備サービス会社。機械警備や常駐警備、警備輸送のセキュリティ事業が柱。常駐警備は国内トップシェア。介護事業等も。ALSOK設備レスキューはサービス提供エリアを全国に拡大。常駐警備は省人化・効率化図る。 記:2024/11/08
2676 東証プライム
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時価総額 39,315百万円
エレクトロニクス商社。入退室管理システムや監視カメラシステムのほか、半導体やセンサー等の電子部品などを取り扱う。エレクトロニクス商品類は売上順調。データセンター向け入退室管理システムの拡販などに注力。 記:2024/06/13
4,303
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時価総額 1,863,599百万円
産業ガス国内最大手の大陽日酸を中核とする持株会社。1910年創業。魔法びんなどの製造・販売を行うサーモスも傘下に持つ。三菱ケミカルグループの連結子会社。産業ガス事業では食品・飲料、医療向けなどに注力。 記:2024/08/26
4188 東証プライム
796.2
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時価総額 1,199,307百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
4726 東証プライム
2,945
9/5 15:00
+1(%)
時価総額 67,022百万円
ICTサービス会社。通信やエンタープライズ、公共、個人向けにクラウドソリューション、セキュリティソリューション等の提供を行う。通信領域は生産性向上推進。ソフトバンクによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/07/02
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時価総額 617,948百万円
コスモ石油、コスモエネルギー開発、コスモ石油マーケティングなどを傘下に収める持株会社。岩谷産業の持分法適用関連会社。再生可能エネルギー事業等も。半導体レジスト用樹脂など機能化学品の収益拡大に注力。 記:2024/08/10
5480 東証プライム
3,925
1/9 15:30
-20(%)
時価総額 60,826百万円
大手ステンレス鋼メーカー。1925年創業。ステンレス鋼、床用ステンレス鋼板、高耐食鋼・合金、耐熱鋼・合金等を手掛ける。NASブランドで知られる。中国、インドなどのターゲット市場で高機能材の拡販図る。 記:2024/09/02
5572 東証グロース
2,470
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+125(%)
時価総額 9,551百万円
AI活用コンサルティング・AI開発サービスを手掛ける。AIライセンス提供サービス、人工衛星データAI解析サービス等も。トヨタ自動車などが主要顧客。総合型AIシステム開発では高付加価値化に取り組む。 記:2024/10/05
6594 東証プライム
2,928.5
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-4.5(%)
時価総額 3,492,438百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6967 東証プライム
5,869
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時価総額 793,324百万円
半導体パッケージメーカー。フリップチップタイプパッケージが主力。長野県長野市に本社。海外売上比率が高い。セラミック静電チャック等も。プラスチックBGA基板は生産能力増強図る。光電融合デバイスの開発に注力。 記:2024/09/02
7003 東証プライム
1,617
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-55(%)
時価総額 166,711百万円
舶用エンジン、コンテナクレーン等を手掛ける総合重工メーカー。1917年に旧三井物産造船部として創業。舶用大型エンジン、港湾クレーンで国内トップシェア。舶用推進、港湾物流の中核事業中心に収益力強化進める。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
3,005
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時価総額 47,463,936百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8150 東証プライム
1,922
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-8(%)
時価総額 31,292百万円
エレクトロニクス商社。システムLSI等の半導体、コネクタ等の電子部品を扱うデバイス事業が主力。ネットワーク機器等の設計・構築、運用保守等も。成長市場への拡販強化図る。27.3期当期純利益35億円以上目標。 記:2024/12/13
9991 東証プライム
1,006
1/9 15:30
-5(%)
時価総額 33,999百万円
H形鋼や鋼矢板など建設仮設材の賃貸・販売、仮設工事の請負等を行う重仮設事業が主力。建設用機械の賃貸等を行う建設機械事業も。みずほリースと資本業務提携。仮設橋梁の全国展開強化、H形鋼橋梁GHBの拡販図る。 記:2024/08/29