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米国の利上げ長期化を警戒した売りが優勢に【クロージング】

2023/8/18 15:54 FISCO
*15:54JST 米国の利上げ長期化を警戒した売りが優勢に【クロージング】 18日の日経平均は3日続落。175.24円安の31450.76円(出来高概算11億9000万株)で取引を終えた。米国の長期金利の上昇を嫌気したハイテク株売りが波及したほか、中国景気の減速懸念も加わり、リスク回避の売りが優勢。日経平均は取引開始直後に31275.25円まで水準を切り下げた。その後、中国の上海株が政策期待から朝安の後、切り返したことから、短期筋による先物買いが入り、日経平均も前引けにかけて、プラスに転じる場面があった。しかし、米国の金融政策の行方や中国不安など先行き懸念は拭えないなか、週末を迎えており、次第に持ち高調整の動きが強まり、31300~31400円で軟調に推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、卸売、パルプ紙、石油石炭の3業種を除く30業種が下落し、電気ガス、小売、建設、陸運、空運などの下落が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、バンナムHD<7832>、三菱商<8058>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、第一三共<4568>が軟調だった。 前日の米国市場は、利上げ長期化に対する不安感から主要株価指数は下落し、東京市場もこの流れが波及する形で始まった。また、中国の不動産開発会社、中国恒大集団が日本時間のきょう早朝、米連邦破産法15条の適用を米国の連邦破産裁判所に申請したと伝わったため、中国景気の後退懸念が広がったことも、響いたようだ。一方、米国の半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズ(AMAT)は第4四半期のガイダンスもアナリスト予想を上回ったため、時間外取引で上昇。アドバンテスや東エレクがしっかりに推移した。 市場は引き続き、米中の景況感の行方をにらみながらの展開が続きそうだ。来週はジャクソンホール会議が予定され、各国の金融政策の現状を確認したいと考える向きが多く、利上げ長期化懸念が続くなら、グロース株中心に軟調な展開を余儀なくされそうだ。また、中国の不動産リスクは恒大集団だけでなく、他にも広がりを見せているだけに、今後連鎖破綻などが起きないか警戒が必要だろう。 《CS》
関連銘柄 8件
4063 東証プライム
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時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
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時価総額 9,717,647百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
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時価総額 5,739,172百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
7,538
10/10 15:00
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時価総額 5,775,382百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
3,415
10/10 15:00
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時価総額 2,274,390百万円
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8035 東証プライム
25,515
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-255(%)
時価総額 12,033,716百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
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時価総額 12,782,197百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
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時価総額 16,343,831百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10