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前場に注目すべき3つのポイント~四半期末要因の需給から、相場の急激な反転の動きには注意が必要~

2023/6/30 8:58 FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~四半期末要因の需給から、相場の急激な反転の動きには注意が必要~ 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■四半期末要因の需給から、相場の急激な反転の動きには注意が必要 ■ダイハツデイ、24/3上方修正 純利益 31億円←20億円 ■前場の注目材料:ソディック、メキシコで加工機即納 倉庫確保し在庫拡充 ■四半期末要因の需給から、相場の急激な反転の動きには注意が必要 30日の日本株市場は、こう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。29日の米国市場は、NYダウが269ドル高、ナスダックは0.42ポイント安だった。1-3月期国内総生産(GDP)や個人消費確定値が予想を上回り国内経済が想定以上に強いことが証明されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の本年の健全性審査(ストレステスト)を全対象銀が通過し、金融システムの健全性が確認されたため、金融を中心に買われた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比変わらずの33180円、円相場は1ドル144円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。NYダウの反発が好感されるだろうが、ストレステストの結果については前日にメガバンクが買われていたこともあり、織り込みの面はある。一方で、時間外で買われていたマイクロン・テクノロジーは大幅に下落しているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重荷になりそうだ。 また、足もとでの日経平均は前場半ばから後場にかけて荒い値動きを見せており、方向感をつかみづらくさせている。期末のリバランスなどに伴う需給に振らされる状況が目立っていることもあり、積極的には手掛けづらい面はありそうだ。そのため、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、相場の急激な反転の動きには注意が必要だろう。期末のリバランスが一巡したとしても、7月上旬にはパッシブ型ETFの決算を控えているため、需給に振らされやすい状況は続きそうだ。 もっとも節目の33000円水準での底堅さは意識されやすいだろう。日経225先物は一時33290円まで買われた後はこう着となったが、33000円に接近する場面での底堅い値動きで推移していた。海外投資家による押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。また、米VIX指数はボトム圏での推移を継続している。上昇をにらんだショートポジションはかなり積み上がっているとみられ、リスク選好の流れとみておきたい。 ■ダイハツデイ、24/3上方修正 純利益 31億円←20億円 ダイハツデイ<6023>は2024年3月期業績予想の修正を発表。純利益は20億円から31億円に上方修正した。持分法適用会社であるOFFICINEMECCANICHETORINOS.p.Aの保有株式すべてをSMARTRADES.R.L.に譲渡することを決議し、第2四半期において譲渡することを予定しているため、株式売却益を特別利益として計上する見込み。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(33234.14、+40.15) ・NYダウは上昇(34122.42、+269.76) ・1ドル=144.70-80円 ・シカゴ日経先物は変わらず(33180、大阪比±0) ・SOX指数は上昇(3614.18、+4.69) ・米原油先物は上昇(69.86、+0.30) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・ソディック<6143>メキシコで加工機即納 倉庫確保し在庫拡充 ・ソニーG<6758>静岡工場を愛知に移管 ビデオカメラなど ・トヨタ自<7203>グループのダイハツの3工場、稼働停止再延長 ・日揮HD<1963>グループ会社、プラント配管見える化、3D表示装置に機能実装 ・日立建機<6305>公道走行可能なホイール式油圧ショベルの受注開始 ・凸版印刷<7911>ヘルスケアコンサルティングと電子カルテDB活用「解析・レポートサービス」 ・レゾナック<4004>次亜塩素酸ソーダ増強 川崎で水道殺菌用 ・王子HD<3861>清水建設と紙製吸音シリンダー開発 中央道トンネル工事で採用 ・DIC<4631>水系ウレタン樹脂発売 臭気・VOC排出低減 ・帝人<3401>帝人フロンティア、不織布マイクロキャリア開発 3次元的に細胞培養 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月東京都区部消費者物価コア指数(前年比予想:+3.4%、5月:+3.1%) ・08:30 5月有効求人倍率(予想:1.32倍、4月:1.32倍) ・08:30 5月失業率(予想:2.6%、4月:2.6%) ・08:50 5月鉱工業生産(前月比予想:-1.0%、4月:+0.7%) <海外> ・10:30 中・6月製造業PMI(予想:49.0、5月:48.8) ・10:30 中・6月非製造業PMI(予想:53.5、5月:54.5) 《ST》
関連銘柄 11件
1963 東証プライム
1,318
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 342,178百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3401 東証プライム
1,372.5
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時価総額 271,692百万円
1918年創立の化学メーカー。マテリアル事業、繊維・製品事業が柱。パラ系アラミド繊維で世界トップシェア。在宅酸素療法用酸素濃縮装置などに強み。アラミド、炭素繊維などは新規用途開発の推進などに取り組む。 記:2024/10/05
3861 東証プライム
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11/22 15:30
+5.8(%)
時価総額 568,358百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。配当性向30%目安。生活産業資材は東南アジア、オセアニアの事業拡大に注力。 記:2024/06/15
3,978
11/22 15:30
+177(%)
時価総額 735,536百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4631 東証プライム
3,244
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 308,689百万円
1908年創業の化学メーカー。印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェア。包装用接着剤、エポキシ樹脂、界面活性剤等の製造・販売も。スマートリビング領域に注力。欧米顔料事業の構造改革推進。 記:2024/09/02
6023 東証スタンダード
1,577
11/22 15:30
+50(%)
時価総額 50,227百万円
船舶用・陸用エンジンの製造・販売、アフターサービスまで手掛けるエンジンメーカー。1907年創業。船舶用内燃機関の販売が主力。大型外航船補機市場で国内トップシェア。価格交渉力、強固な顧客基盤などが強み。 記:2024/07/26
6143 東証プライム
741
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 40,601百万円
放電加工機で世界シェアトップクラスの工作機械メーカー。射出成形機などの産業機械事業、麺製造プラントなどの食品機械事業も手掛ける。放電加工機の拡販、金属3Dプリンタや精密マシニングセンタの販売体制強化図る。 記:2024/06/28
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28