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前場に注目すべき3つのポイント~戻り待ちの売りは入りやすく、個人主体による中小型株への物色が中心に~

2023/6/26 8:37 FISCO
*08:37JST 前場に注目すべき3つのポイント~戻り待ちの売りは入りやすく、個人主体による中小型株への物色が中心に~ 26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■戻り待ちの売りは入りやすく、個人主体による中小型株への物色が中心に ■日本オラクル、23/5営業利益 1.6%増 743億円 ■前場の注目材料:トヨタ自、水素利用拡大、量産工程で実証加速 ■戻り待ちの売りは入りやすく、個人主体による中小型株への物色が中心に 26日の日本株市場は、米株安の流れからやや売り優勢の展開になりそうだ。23日の米国市場は、NYダウが219ドル安、ナスダックは138ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げにより、景気後退に陥るとの懸念が根強く売り優勢の展開。6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合PMIが前月から低下したことで、景況感の悪化が警戒された。金利が低下したにもかかわらずハイテクも売られ、株式相場は終日軟調に推移。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比35安の32635円、円相場は1ドル143円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経平均は先週末の大幅な下げに対する自律反発が意識されやすいところではあるが、日経225先物はナイトセッションで一時32350円まで売られており、支持線として意識される25日線に接近してきた。日経平均は先週末の下げで支持線として意識されていたボリンジャーバンドの+1σを明確に下回っていることもあり、25日線辺りをターゲットとした売り仕掛け的な動きは入りやすいだろう。 売り一巡後は、いったん自律反発の動きは意識されやすいだろうが、ボリンジャーバンドの+1σが位置する33170円辺りでは上値の重さは意識され、戻り待ちの売りは入りそうだ。月末の年金によるリバランス需給への警戒もあり、利益確定を急ぐ流れのなか、25日線水準での底堅さが見られるまでは、押し目狙いの買いも慎重にさせそうである。また、米国ではエヌビディアなど、これまで相場をリードしてきたハイテク株への利益確定の売りも目立ってきており、米国市場の下げ止まりも見極めたいところである。 そのため、物色の流れとしては、個人主体による中小型株への物色が中心になりやすい。今週もIPOが相次ぐことから、短期的な値幅取り狙いの動きは活発だろう。そのほか、生成AIなどテーマ性のある材料株への循環的な物色のほか、浮動株比率の低い銘柄などへは投機的な資金が集中しやすいと考えられる。 ■日本オラクル、23/5営業利益 1.6%増 743億円 日本オラクル<4716>が発表した2023年5月期業績は、売上高が前期比5.7%増の2269.14億円、営業利益は同1.6%増の743.96億円だった。通期としては、売上高、営業利益、経常利益および純利益ともに過去最高を達成した。クラウドについては、パフォーマンスやセキュリティ、費用対効果を重視される顧客からの引合いが強い。 ■前場の注目材料 ・1ドル=143.60-70円 ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・トヨタ自<7203>水素利用拡大、量産工程で実証加速 ・JSR<4185>産業革新投資機構傘下に、半導体材料材料に集中 ・ソニーG<6758>熊本に画像センサーの新工場、稼働時期「需要で判断」セミコン社長 ・三井物産<8031>蘭社買収、食品素材、低糖質商品など拡充 ・横浜ゴム<5101>亀裂が進みにくいゴム材、信州大と開発 ・マツダ<7261>ロータリー搭載PHV量産開始、欧州向け ・ソディック<6143>海外で攻勢、食品機械の営業専門部署を新設 ・千代化建<6366>中山水熱と協業、回転機診断を強化 ・JUKI<6440>ミシン生産受託、三菱電から厚物用 ・鈴茂器工<6405>寿司ロボなど修理費値上げ ・ニコン<7731>3Dプリンターに遠隔監視機能、年度内めど提供 ・浜松ホトニク<6965>光半導体製造の新棟建設、370億円投資、生産能力2倍 ・東応化<4186>東工大と協働研究拠点を設置、新規事業のテーマ発掘 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
4185 東証プライム
4,335
6/24 15:00
±0(%)
時価総額 903,414百万円
大手化学メーカー。半導体材料やディスプレイ材料に加え、バイオプロセス材料や診断薬材料、ABS樹脂等を提供。合成樹脂事業は足踏み。24.3期3Qはライフサイエンス事業が増収。CDMO事業の新工場稼働が寄与。 記:2024/03/04
4186 東証プライム
3,585
1/17 15:30
-73(%)
時価総額 458,163百万円
エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品の製造・販売を行う。半導体用フォトレジストで世界トップシェア。微細加工技術、高純度化技術などが強み。海外売上比率は8割超。電子材料分野の深耕及び開拓を推進。 記:2024/10/09
4716 東証スタンダード
14,255
1/17 15:30
+45(%)
時価総額 1,828,902百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
5101 東証プライム
3,162
1/17 15:30
-15(%)
時価総額 536,114百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
6143 東証プライム
729
1/17 15:30
+2(%)
時価総額 39,943百万円
放電加工機で世界シェアトップクラスの工作機械メーカー。射出成形機などの産業機械事業、麺製造プラントなどの食品機械事業も手掛ける。工作機械事業は売上原価低減進む。生産・販売体制の再構築などに取り組む。 記:2024/12/08
6366 東証スタンダード
314
1/17 15:30
+4(%)
時価総額 81,742百万円
プラントエンジニアリング大手。三菱石油の工事部門が独立して1948年に誕生。LNG受入基地建設で国内トップシェア。世界中でプラント建設実績。国内脱炭素関連中心に引き合い旺盛。事業基盤強化などに取り組む。 記:2024/12/08
6405 東証スタンダード
1,875
1/17 15:30
+14(%)
時価総額 24,300百万円
寿司ロボット、盛付けロボット等の製造・販売を行う米飯加工機械メーカー。寿司ロボットで世界トップシェア。子会社で衛生資材の製造・販売等も手掛ける。盛付けロボットの市場拡大、新規事業の創出などに取り組む。 記:2024/10/10
6440 東証プライム
347
1/17 15:30
+7(%)
時価総額 10,366百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。工業用ミシンはインドで売上が伸びる。海外拠点の効率化を進める。 記:2024/12/14
6758 東証プライム
3,214
1/17 15:30
+16(%)
時価総額 20,065,317百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。ゲーム&ネットワークサービス分野は売上堅調。自社制作以外のゲームソフトウェア販売の増加などが寄与。 記:2024/12/08
6965 東証プライム
1,913
1/17 15:30
+64(%)
時価総額 315,806百万円
光電子増倍管などの電子管事業、光半導体素子などの光半導体事業が柱。光電子増倍管は世界トップシェア。小惑星探査機「はやぶさ」などで納入実績。病理デジタルスライドスキャナは売上順調。25.9期は増収計画。 記:2024/12/15
7203 東証プライム
2,788
1/17 15:30
-49(%)
時価総額 44,036,424百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7261 東証プライム
1,012
1/17 15:30
-7(%)
時価総額 639,386百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7731 東証プライム
1,658
1/17 15:30
+6(%)
時価総額 582,749百万円
ミラーレスカメラ等の製造・販売を行う映像事業が主力。FPD露光装置等を手掛ける精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業等も。1917年設立。映像事業では「Z8」などの中高級機、交換レンズの拡販図る。 記:2024/12/22
8031 東証プライム
3,002
1/17 15:30
-24(%)
時価総額 9,088,216百万円
大手総合商社。金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業など多角的に事業展開。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。LNG、モビリティ、ヘルスケアなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/11/09