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前場に注目すべき3つのポイント~FOMC通過後のアク抜けの可能性もあるなか、買い戻しの動きが入りやすい~

2023/5/2 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~FOMC通過後のアク抜けの可能性もあるなか、買い戻しの動きが入りやすい~ 5月2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FOMC通過後のアク抜けの可能性もあるなか、買い戻しの動きが入りやすい ■イビデン、23/3営業利益 2.2%増 723億円、24/3予想 28.1%減 520億円 ■前場の注目材料:三井物産、来春にも創薬新興にスパコン提供、開発期間短縮支援 ■FOMC通過後のアク抜けの可能性もあるなか、買い戻しの動きが入りやすい 2日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まるものの、底堅い相場展開が継続しそうだ。1日の米国市場はNYダウが46ドル安だった。米連邦預金保険公社(FDIC)は経営難に陥っていた地銀ファースト・リパブリック・バンクが破綻し、JPモルガンが買収で合意し預金や支店業務を引き継ぐと発表したため、金融システム不安への懸念が緩和したため、買い先行で始まった。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が2日から開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げがより確実となると、金利高を警戒し下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の29330円。円相場は1ドル137円40銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。米国市場は下げに転じたが、直近で大きく上昇していたこともあり、FOMCを前に持ち高調整の売りが入った格好だろう。一方で、日経225先物はナイトセッションで一時29360円まで買われた。連休を前に買い一巡後は次第にこう着感が強まることになりそうだが、FOMC通過後のアク抜けの可能性もあるなか、ショートポジションをヘッジする動きが入りやすいだろう。徐々にレンジを切り上げてくるなか、オーバーシュート気味の上昇にはなっておらず、積極的な買い方が不在のなか、断続的なショートカバーでの動きになりそうだ。 昨日の日経平均はマドを空けての上昇で29000円を回復。日中値幅は130円ほどと狭いレンジでの推移とはなったが、終日29000円を上回っての推移だった。押し目待ち狙いの買い方においても買い場がなかったことから、水準を切り上げてくる可能性はあるだろう。連休明け後には決算ピークとなり、決算を見極めたいところであるが、決算が通過している銘柄などへは見直し買いの動きが強まりそうだ。 日経平均はボリンジャーバンドの+2σ水準まで上昇してきた。短期的な過熱感は警戒されるものの、バンドは切り上がりを見せてきているため、ピーク感はない。また、+3σは29570円辺りまで切り上がりを見せてきていることから、29000円での底固めを経て、節目の29500円が目先的なターゲットとして意識されてこよう。物色としては米国の時間外取引でNXPセミコンダクターズが決算評価から買われていることもあり、ハイテク株への買戻しが入りそうだ。また、為替市場では円安傾向を見せてきているなか、相対的に出遅れ感のある自動車株なども注目されよう。 ■イビデン、23/3営業利益 2.2%増 723億円、24/3予想 28.1%減 520億円 イビデン<4062>が発表した2023年3月期業績は、売上高が前期比4.1%増の4175.49億円、営業利益は同2.2%増の723.62億円だった。電子事業においては、パッケージ事業で、パソコン向け需要が夏場以降に減速したものの、サーバー向けの需要が概ね堅調に推移したことにより、全体として売上高・営業利益ともに前年度に比べ増加した。24年3月期業績は、売上高が前期比4.2%減の4000億円、営業利益が同28.1%減の520億円を計画。コンセンサス(620億円程度)を下回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29123.18、+266.74) ・SOX指数は上昇(3019.09、+24.12) ・シカゴ日経先物は上昇(29330、大阪比+170) ・1ドル=137.40-50円 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・アステラス製薬<4503>8000億円で米社買収、眼科新薬候補を第3の柱に ・市光工業<7244>車用ミラー事業売却を8月1日に延期 ・伊藤忠<8001>米蓄電システムと提携、20年代半ば日本展開 ・椿本チエイン<6371>電動アシスト3輪自転車の試作車開発、来年度投入へ ・コマツ<6301>カザフに子会社、中央アジアの建機販売加速 ・SMC<6273>物流拠点新設でBCP磨く、東西物流再編し製品供給力アップ ・レンゴー<3941>傘下の独トライコー、ドイツに新工場、246億円投資、ロボで自動化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 4月マネタリーベース(前年比予想:-1.3%、3月:-1.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 8件
3941 東証プライム
978.5
10/10 15:00
+2.8(%)
時価総額 265,228百万円
段ボール原紙や白板紙、紙管原紙等を生産・販売する板紙メーカー。1909年創業。段ボールの生産量で国内トップ。国内取引企業数は7000社超。25.3期は増収増益計画。段ボール、紙器製品の価格改定等が寄与へ。 記:2024/07/08
4062 東証プライム
4,817
10/10 15:00
-112(%)
時価総額 678,527百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
4503 東証プライム
1,766
10/10 15:00
+19(%)
時価総額 3,242,115百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
6273 東証プライム
66,150
10/10 15:00
+410(%)
時価総額 4,456,459百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6301 東証プライム
4,080
10/10 15:00
+49(%)
時価総額 3,970,436百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6371 東証プライム
1,921
10/10 15:00
-20(%)
時価総額 213,700百万円
世界トップの産業用スチールチェーンや自動車エンジン用チェーンに強み。減速機や搬送システムも。24.3期3Q累計は産業用チェーンや減速機が足踏み。だが自動車用チェーンが伸びて増収増益に。配当性向は3割目安。 記:2024/04/12
7244 東証プライム
440
10/10 15:00
-1(%)
時価総額 42,368百万円
1903年創業の自動車用ランプメーカー。仏ヴァレオ傘下。トヨタ自動車、日産自動車などが主要納入先。自動車用バルブ、ワイパー等の製造・販売も。ミラー事業は23年に譲渡。価格転嫁で原材料費増への対応図る。 記:2024/09/03
8001 東証プライム
7,769
10/10 15:00
+54(%)
時価総額 12,313,010百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30