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前場に注目すべき3つのポイント~銀行株を買い戻す動きに期待、低PBR銘柄は思惑的な動きも~

2023/3/28 8:34 FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~銀行株を買い戻す動きに期待、低PBR銘柄は思惑的な動きも~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:銀行株を買い戻す動きに期待、低PBR銘柄は思惑的な動きも ■丸大食、23/3下方修正 営業損失▲17億円←▲12億円 ■前場の注目材料:アイシン、「軽」部品をシロキに集約、役割を明確化 ■銀行株を買い戻す動きに期待、低PBR銘柄は思惑的な動きも 28日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。27日の米国市場はNYダウが194ドル高だった。地銀ファースト・シチズンが経営破綻したシリコンバレー銀行のローンや預金買収で合意したとの報道で過度な金融不安が和らいだ。一方で、米長期金利の上昇を背景にハイテク株は売られ、ナスダックは下落。シカゴ日経225先物は大阪比55円高の27325円。円相場は1ドル131円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買いが先行することになりそうだ。米銀行株を買い戻す動きが強まったほか、欧州市場ではドイツ銀行が大幅に反発したこともあり、東京市場においてもメガバンクを中心に銀行株を買い戻す動きが強まりやすく、景気敏感株などへの広がりが期待されよう。また、米長期金利の上昇を受けて円相場が1ドル131円50銭台とやや円安に振れて推移していることもあり、輸出関連などへの買い戻しも意識されやすい。 半面、足もとでリバウンド基調を見せていたハイテク株には、リバランスに伴う売りが優勢になることから、指数の重荷となる可能性はありそうだ。もっとも、銀行への買い戻しが強まることで他のセクターへ物色が広がる可能性もあることから、全体としてはセンチメント改善につながることになりそうだ。 日経225先物はナイトセッションで一時27350円まで買われ、同水準に位置する25日線を捉えてきた。同線を上放れてくるようだと、ショートカバーを交えたロングは入りやすいと考えられる。日経平均の25日線は27598円に位置しているため、これをクリアしてくるようだと14日の下落で空けたマド(27455~27631円)埋めが意識され、13日の下落でのマド(27906~28118円)についても射程に入ってくるだろう。そのため、ショートは振りづらく、戻り待ちの売りに押される場面では押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 センチメント改善のなか、配当志向の物色が強まりやすいほか、足もとで低PBR企業による株価対策の動きも見られるなか、PRB1倍割れの銘柄へは思惑的な買いが入りやすいと考えられる。中小型株については、好調なIPOが継続するなかで需給状況は良好とみられ、流動性のある銘柄へは短期的ながらも値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。 ■丸大食、23/3下方修正 営業損失▲17億円←▲12億円 丸大食<2288>は2023年3月期業績予想の修正を発表。営業損失は12億円から17億円に赤字幅が拡大する。外食産業向け業務用商品の需要に回復が見られるものの、価格改定による消費者の節約志向の高まりにより、前回予想を下回る見込み。また、合理化などの生産性向上に努めてきたが、製造コスト上昇分に対する価格転嫁の浸透に遅れが見込まれるため。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27476.87、+91.62) ・NYダウは上昇(32432.08、+194.55) ・シカゴ日経先物は上昇(27325、大阪比+55) ・1ドル=131.50-60円 ・VIX指数は低下(20.60、-1.14) ・米原油先物は上昇(72.81、+3.55) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・アイシン<7259>「軽」部品をシロキに集約、役割を明確化 ・三井住友<8316>ベトナム大手銀に1830億円出資、持分法適用会社に ・名鉄<9048>来年度設備投資、13%増866億円、過去10年で最大 ・第一三共<4568>経鼻ワクチン国内承認取得、インフル予防向け ・オムロン<6645>製造業向け技術者育成サービス、国内外で来月展開 ・日本電産<6594>グループ会社のリード、マレーシアに営業子会社 ・日野自<7205>大型観光バス来月出荷再開、型式指定を再取得 ・JDI<6740>JOLEDの一部事業再建支援、民事再生法申請、負債総額337億円 ・リバーエレテック<6666>クリーンルーム増設、次世代水晶製品向け ・ルネサス<6723>ファブレス半導体のパントロニクス買収、NFC技術内製化 ・日本曹達<4041>医薬品添加剤を増産、新潟で5割増 ・三菱マテリアル<5711>カナダの銅鉱山会社に出資、銅資源を長期安定調達 ・ヤスハラケミカル<4957>ホットメルト接着剤の生産再編、鵜飼工場に集約 ・積水化<4204>JERAと火力発電所にペロブスカイト太陽電池、横須賀と鹿島で実証 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・2月小売売上高(前月比予想:+0.2%、1月:+1.9%) 《ST》
関連銘柄 15件
2288 東証プライム
1,639
1/8 15:30
-15(%)
時価総額 43,443百万円
ハム・ソーセージ、調理加工食品を柱とする総合食品メーカー。燻製屋シリーズが主力商品。牛肉や豚肉の食肉事業等も手掛ける。27.3期売上高2500億円目標。調理加工食品部門ではレトルト商品の販売強化図る。 記:2024/11/12
4041 東証プライム
2,941
1/8 15:30
+13(%)
時価総額 167,014百万円
1920年設立の化学メーカー。電子材料や農業化学品、医薬中間体等を手掛ける。医薬品添加剤「HPC」、固形塩素剤などで高シェア。高付加価値事業の拡大を図る。グループ公式キャラクター「そだまる」を発表。 記:2024/12/07
4204 東証プライム
2,647
1/8 15:30
-13.5(%)
時価総額 1,176,610百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4568 東証プライム
4,225
1/8 15:30
-99(%)
時価総額 8,226,219百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4957 東証スタンダード
903
1/8 15:30
+5(%)
時価総額 9,789百万円
テルペン化学製品メーカー。松とオレンジを原料とするテルペン樹脂で世界2位。ホットメルト接着剤、ラミネートフィルム等も。広島県府中市に本社。高付加価値製品の開発、欧米・東南アジアなど海外輸出を推進。 記:2024/10/28
5711 東証プライム
2,423
1/8 15:30
-6.5(%)
時価総額 318,600百万円
非鉄金属メーカー大手。1871年創業。銅・金・銀等の製錬・販売を行う金属事業、機能材料・電子デバイスの製造・販売を行う高機能製品が柱。超硬製品等も。電気銅生産能力の拡大、コスト競争力の強化などに注力。 記:2024/12/21
6594 東証プライム
2,933
1/8 15:30
+46.5(%)
時価総額 3,497,805百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6645 東証プライム
4,933
1/8 15:30
-200(%)
時価総額 1,017,407百万円
制御機器事業が主力。血圧計等のヘルスケア事業、駅務システム等の社会システム事業、電子部品事業等も手掛ける。1933年創業。京都府京都市に本社。構造改革プログラムで収益性改善。社会システム事業は堅調。 記:2024/11/26
6666 東証スタンダード
415
1/8 15:30
+6(%)
時価総額 3,608百万円
水晶振動子、水晶発振器等の製造・販売を行う。山梨県韮崎市に本社。世界最小の水晶デバイスを供給。電子ビーム封止工法など独自封止技術が強み。音叉型水晶振動子、KoTカット水晶デバイスの拡販などに注力。 記:2024/10/14
2,111
1/8 15:30
-51.5(%)
時価総額 3,948,868百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6740 東証プライム
19
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-1(%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
7205 東証プライム
545.6
1/8 15:30
-9.4(%)
時価総額 313,491百万円
トヨタグループの商用車メーカー。1910年創業。トラック及びバスの製造・販売、TOYOTAブランド車の受託生産等を行う。大・中型トラックに強み。国内は大型トラックの売上台数が順調。固定費のスリム化図る。 記:2024/12/21
7259 東証プライム
1,772.5
1/8 15:30
+10(%)
時価総額 1,433,995百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
3,887
1/8 15:30
+20(%)
時価総額 15,254,656百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
9048 東証プライム
1,720
1/8 15:30
-14.5(%)
時価総額 338,326百万円
中部圏地盤の大手私鉄。1894年創業。豊橋駅ー名鉄岐阜駅の名古屋本線などが主要路線。鉄軌道路線網は440キロ超。運送事業、不動産事業、ホテル業等も。不動産事業の収益力強化、航空事業の強化等に取り組む。 記:2024/08/10