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米金融引き締めへの警戒和らぎ投資家心理が改善【クロージング】

2023/1/11 16:02 FISCO
*16:02JST 米金融引き締めへの警戒和らぎ投資家心理が改善【クロージング】 11日の日経平均は4営業日続伸。270.44円高の26446.00円(出来高概算10億5000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で金融引き締め長期化への警戒感が後退し、主要株価指数が上昇したことから投資マインドが改善。この流れを受けて、ハイテク関連株など主力株を中心に買いが先行し、日経平均は前場終盤にかけて26479.99円まで上げ幅を広げた。心理的な節目である26500円回復にあと一歩と迫ったが、12日に発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの見方もあり、買いが一巡した後は模様眺めムードが広がり、日中高値圏でのこう着となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、精密機器、電気機器、鉄鋼、石油石炭など29業種が上昇。一方、空運、パルプ紙など4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、HOYA<7741>が堅調だった半面、第一三共<4568>、エーザイ<4523>、資生堂<4911>、KDDI<9433>が軟化した。 前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で金融政策運営について踏み込んだ発言が出ず、タカ派寄りの発言を警戒していただけに、買い安心感につながった。また、あすのCPIの伸び率が鈍化するとの見立てから、インフレ圧力の後退による利上げペースの鈍化への思惑も加わりグロース株中心に買われた。また、利上げ長期化懸念の後退から世界景気悪化への不安感も和らぎ、素材などの景気敏感株にも買いが波及した。 日経平均は心理的な節目である26500円を目前に足踏みとなった。中国政府は前日、日本の水際対策への報復措置として、中国に行く日本人に対するビザ(査証)の新規発給業務を取りやめると発表。中国との往来が必要なビジネスに支障を来す恐れがあり、中国関連株の上値を圧迫したことが相場全般の頭を抑える形になった。注目の12月の米CPIの総合は前年比6.7%上昇と、11月の7.1%上昇が鈍化すると見込まれている。市場予想通りインフレにピークアウト感が鮮明になってくるのか確認したいうえ、CPIを受けた米国市場の動きも気がかりなようで、次第に様子見ムードが強まる形になった。 《FA》
関連銘柄 9件
4523 東証プライム
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+5(%)
時価総額 1,628,449百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
4568 東証プライム
4,937
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 9,612,507百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
3,728
10/9 15:00
+124(%)
時価総額 1,491,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6758 東証プライム
2,820
10/9 15:00
+9.5(%)
時価総額 17,605,536百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,120
10/9 15:00
+1(%)
時価総額 4,159,334百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7741 東証プライム
21,395
10/9 15:00
+525(%)
時価総額 7,725,221百万円
メガネレンズ、医療用内視鏡などを手掛けるライフケア事業が主力。エレクトロニクス関連製品、映像関連製品等も。半導体用マスクブランクスで世界トップシェア。コンタクトレンズはPB品、オンラインサービスが順調。 記:2024/08/30
8035 東証プライム
25,770
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時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,781
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+96(%)
時価総額 11,016,285百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10