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前場に注目すべき3つのポイント~インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識

2019/11/27 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識 27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し: インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識 ■前場の注目材料:トライアイズ、配当予想修正 記念配当3円を加え15円へ ■アーレスティ、中国でダイカスト2割減産、体制を適正化 ■インデックスに絡んだ商いの他は中小型株への物色を意識 27日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。26日の米国市場では、NYダウは55ドル高となった。トランプ大統領が米中協議で両国が合意に向けた取り組みを続けていると述べたことが材料視されたが、利益確定の売りも出やすく上値は抑えられている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の23440円。円相場は1ドル109円00銭台で推移推移している。 昨日は米中協議の進展期待から日経平均は一時23600円に乗せる局面もみられたが、結局のところはニュースフローに振らされる格好であった。出来高は若干増えていたが、MSCIリバランスによる需給要因があった影響であり、積極的な資金流入ではない。引き続き米中協議の進展期待を意識しつつ、香港情勢を睨みながらの相場展開といったところである。 日経平均のレンジは23300円を中心に23000-23500円処での推移といったところ。とりわけ23000円接近では日銀のETF買い入れが意識されやすいほか、巻き戻しに伴う押し目買い意欲は強い。また、中間配当の再投資に伴う需給要因のほか、自社株買いに伴う需給面も下支えと意識されるため、足元では下へのバイアスは強まりづらい。年内に米中交渉の「第一弾合意」といった明確な結果が出てくる可能性もあり、売り仕掛け的な商いも出難いだろう。 一方で、23500円接近では利益確定の売りが出やすいところであり、米感謝祭を控えて海外勢のフローは限られているため、基本的にはショートカバー等による上昇に限られてくる。そのため、レンジ内でのリバランス的な商いが中心になりやすいだろう。 物色としてはインデックスに絡んだ商いの他は、相対的に出遅れ感が顕著であるマザーズ銘柄等、中小型株への物色を意識しておきたい。マザーズ銘柄についても時価総額上位の銘柄以外にも物色に広がりがみられている。その他、東証1部への復帰が思惑視されている東芝<6502>へ関心が集まりやすい。 ■DyDo、3Q営業利益33.8%減 39.69億円、コンセンサスは上回る DyDo<2590>は第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比33.8%減の39.69億円だった。自動販売機での缶コーヒー販売など国内飲料事業が苦戦した。トルコで収益性の高いミネラルウオーターの販売が伸びたが、円高が影響。コンセンサスは上回っているが、通期は前期比44%減の34憶円を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23373.32、+80.51) ・NYダウは上昇(28121.68、+55.21) ・ナスダック総合指数は上昇(8647.93、+15.45) ・シカゴ日経225先物は上昇(23440、大阪比+60) ・1ドル109円00-10銭 ・VIX指数は下落(11.54、-0.33) ・米原油先物は上昇(58.41、+0.40) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・NTTドコモ<9437>「アマゾンプライム」1年間無料に、12月から ・アーレスティ<5852>中国でダイカスト2割減産、体制を適正化 ・アネスト岩田<6381>油交換不要の真空ポンプ、樹脂で漏れ封止・消費電力半減 ・堀場製<6856>中国子会社を増強、21年移転、開発・サービス一貫体制 ・グローリー<6457>介護分野に顔認証技術、エコナビスタと協業 ・NEC<6701>インターポールと提携継続、サイバー対策 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 桜井日銀審議委員あいさつ(神戸) <海外> ・10:30 中・10月工業利益(9月:前年比-5.3%) 《SF》
関連銘柄 8件
2,925
11/25 15:30
-16(%)
時価総額 96,926百万円
ダイドードリンコを中核とする持株会社。自販機台数で国内3位。ダイドーブレンドの缶コーヒーに強み。海外飲料事業や医薬品関連事業、食品事業等も展開。好調な販売により、医薬品関連事業は工場稼働率が向上。 記:2024/06/09
5852 東証プライム
538
11/25 15:30
+4(%)
時価総額 13,744百万円
大手アルミダイカストメーカー。1938年創業。エンジンブロックなどが主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。フリーアクセスフロア「モバフロア」等も。生産体制の合理化、電動車向け売上比率の向上図る。 記:2024/08/09
6381 東証プライム
1,478
11/25 15:30
-17(%)
時価総額 61,701百万円
空気圧縮機や真空機器、塗装・塗布機器の製造・販売等を行う。1926年創業。ハンドスプレーガンで国内トップシェア。小形圧縮機で国内2位。配当性向40%目安。米州、インドを中心とした海外収益の拡大図る。 記:2024/08/06
6457 東証プライム
2,612
11/25 15:30
-27.5(%)
時価総額 153,946百万円
通貨処理機メーカー。1918年創業。兵庫県姫路市に本社。オープン出納システム、つり銭機でトップシェア。電子決済・ASPサービス等も。DOE3%以上目安。25.3期は金融市場、リテール市場で増収増益見込む。 記:2024/06/29
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6701 東証プライム
12,450
11/25 15:30
+185(%)
時価総額 3,396,983百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6856 東証プライム
8,375
11/25 15:30
+99(%)
時価総額 353,701百万円
分析計測機器の総合メーカー。エンジン排ガス測定装置で世界トップシェア。大気汚染監視用分析装置、血球計数装置等も手掛ける。京都府京都市に本社。エネルギー・環境等が注力分野。28.12期売上4500億円目標。 記:2024/08/10
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03