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スズキ、大日印、DNA研など

2023/1/25 15:27 FISCO
<6594> 日本電産 7145 -406大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は280億円で前年同期比36.8%減益、510億円程度の市場予想を大幅に下振れた。また、通期予想は従来の2100億円から1100億円まで下方修正。第3四半期業績の悪化に対する警戒感は高まりつつあったほか、欧州自動車事業を中心とした構造改革費用の計上が下方修正の主因であるものの、修正幅の大きさに対するネガティブインパクトが先行。 <5401> 日本製鉄 2731.5 +118大幅反発。前日は後場に入って大きく売り込まれる展開になったが、需給要因が中心との見方も多く、本日は押し目買いが優勢に。CB転換売りなどの指摘もされているが、いずれにせよ急ピッチの株価上昇の反動で売り圧力が強まったとみられる。また、エクソンモービルなどと国内製鉄所から発生するCO2を海外で地下貯留するプロジェクトに乗り出すとも本日は報じられており、環境対応への取組としてポジティブ視されている。 <7269> スズキ 4720 +251大幅続伸。前日にマルチ・スズキが第3四半期決算を発表、10-12月期のEBITDAはコンセンサス、並びに、7-9月期の水準を上回る着地になったもよう。電子部品不足などの影響で販売台数は伸び悩んだものの、単価上昇などによるマージンの改善が寄与しているようだ。関心の高いインド事業の好調確認に加えて、連結業績への寄与なども想定され、ポジティブな反応が強まる形に。 <4684> オービック 20960 +130続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は161億円で前年同期比14.5%増となり、2ケタの利益成長が続く形となった。システムインテグレーション、システムサポートとともに堅調な推移が続いた。通期予想の596億円、前期比10.1%増は据え置いたものの、年間配当金は従来計画の220円から250円に引き上げ。決算サプライズは限定的であるものの、順調な業績推移を確認し買い安心感に。 <6146> ディスコ 39000 -1400大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は243億円で前年同期比4.1%増、市場予想は20億円程度下振れたが、先に個別売上速報を発表しており、サプライズは乏しい。一方、非開示であった通期予想は1032億円で前期比12.8%増としているが、コンセンサスは50億円程度下振れている。為替前提など保守的ではあるものの、1-3月期の想定以上の収益鈍化をマイナス視する動きが優勢に。 <7912> 大日印 3000 +387急伸。米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが同社株式の5%弱を取得して、第3位の外部株主になったと英紙で報じられているもよう。同ファンドはアクティビストとして著名で、最近ではテクノロジーに特化した企業に投資しているとされている。エリオットは過去数カ月で投資を増やし、現在の出資額は約3億ドルとみられているようだ。一段の買い増しや企業価値向上策への圧力が高まるとの期待が先行へ。 <3635> コーエーテクモ 2444 +53大幅続伸。大和証券では投資判断を新規に「2」、目標株価を2900円としてカバレッジを開始している。開発力が一段と高まっていると判断しており、今後は一層の成長が期待できると評価。中計では25年3月期営業利益を400億円としているが、大和では559億円と予想、さらに、中計で掲げている項目が全て達成されれば805億円になるとも試算のようだ。なお、その場合には4800円の評価も可能としている。 <4733> OBC 4990 +215大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は34.7億円で前年同期比20.6%減益、ソフトウェアの更新時期の一巡によってオンプレミス需要が減少しているようだ。ただ、7-9月期水準は上回り、市場コンセンサス水準での着地となっている。通期業績下方修正への懸念も強かった中、通期予想の169億円、前期比3.4%増は据え置いており、いったん安心感が強まる状況にもなっているもよう。 <6481> THK 2724 -14反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も3100円から2900円に引き下げた。23年12月期は半導体関連を中心とした産業機器関連の受注弱含みで、大幅減益に転じると見込んでいる。営業益は22年12月期見込みの480億円に対して、23年12月期は320億円を予想。400億円程度のコンセンサスも下振れると。 <2397> DNA研 707 +100ストップ高比例配分。三井化学との資本業務提携が買い材料視されている。第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有する大株主となる。診断事業における開発アイテムに関する協業などを行っていく計画。調達資金は肺がんコンパクトパネルの販売促進及び次世代品の開発に充当するもよう。株式価値は希薄化するものの、それ以上に業務提携による今後の業績への寄与を期待する動きになっている。 《ST》
関連銘柄 10件
2397 東証スタンダード
701
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 4,744百万円
次世代シークエンス受託解析サービス、マイクロアレイ受託解析サービス等を手掛ける受託事業が主力。診断事業や研究事業も展開。三井化学と資本業務提携。診断事業では肺がんコンパクトパネル事業の拡大等に取り組む。 記:2024/06/13
1,641
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 551,535百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
4684 東証プライム
4,825
11/22 15:30
-39(%)
時価総額 2,402,850百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
7,090
11/22 15:30
+110(%)
時価総額 534,614百万円
会計ソフト開発会社。財務会計や人事、給与等の会計パッケージソフト「奉行シリーズ」をクラウド中心に提供。中堅・中小企業がターゲット。クラウドなど成長分野への投資を継続。高付加価値サービスの提供に注力。 記:2024/10/21
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6481 東証プライム
3,590
11/22 15:30
+115(%)
時価総額 466,187百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17