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トランプ・トレードの落ち着きから決算物色へ

2024/11/8 8:46 FISCO
*08:46JST トランプ・トレードの落ち着きから決算物色へ  8日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。7日の米国市場はNYダウが0.59ドル安、ナスダックは286ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り、0.25%の利下げを決定、米長期金利の低下につれてナスダックは続伸し、連日で過去最高値を更新した。一方で、前日に米大統領選挙でのトランプ氏勝利を好感した買いから大きく買われていた金融株などには利益確定の売りが出ており、NYダウは小幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比450円高の39690円。円相場は1ドル152円90銭台で推移している。  日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで39160円まで売られたが、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、一時39700円まで買われた。前日の下落部分を埋める形となり、39500円辺りで推移するボリンジャーバンドの+1σを上回ってきた。同水準での底堅さが意識されてくるようだと、押し目値狙いの買いが入りやすくなりそうだ。週末要因から持ち高調整の売りが入りやすい面はありそうだが、日経平均株価は前日の調整局面で39000円を割り込まなかったこともあり、39000円に接近する局面では、その後のリバウンド狙いに向かわせよう。  また、決算発表がピークを迎えるなか、昨夕は日産自<7201>が大幅な下方修正を発表した。慎重姿勢が強まる可能性があるが、既に8月以降の急落後はボトム圏での推移を継続していたため、下値が限定的となればアク抜けにつながる可能性がある。落ち着いた動きをみせてくるようだと、全体への安心感につながりそうだ。  昨日はハイテク株の一角が、トランプ関税への警戒感から弱い動きが目立っていた。引き続き警戒されるだろうが、ナスダックが連日で最高値を更新するなか、買い戻しの動きも意識されてきそうだ。なお、昨夕の決算では古河電工<5801>、能美防災<6744>、NOK<7240>、有沢製<5208>、フジクラ<5803>、東鉄工<1835>、Pウォーター<2588>などが注目される。 《AK》
関連銘柄 8件
1835 東証プライム
3,155
11/15 15:30
±0(%)
時価総額 113,896百万円
JR東日本系列の鉄道工事会社。線路事業や土木事業、建築事業、緑化等の環境事業を手掛ける。線路メンテナンス工事は国内トップシェア。JR東日本向け売上高比率が高い。29.3期売上高1700億円以上目標。 記:2024/06/17
2,900
11/15 15:30
+17(%)
時価総額 85,295百万円
ミネラルウォーターなど飲料水の製造・販売を行うプレミアムウォーターを中核とする持株会社。宅配水市場顧客数は160万件超で国内トップ。生産能力は月間約500万本。デモンストレーション販売等で新規獲得図る。 記:2024/09/01
5208 東証プライム
1,524
11/15 15:30
+25(%)
時価総額 51,206百万円
プリント配線板用材料等の電子材料が主力。水処理用FRP製圧力容器、電気絶縁材料、ディスプレイ材料等も。水処理用耐圧パイプで世界トップシェア。今期は産業用構造材料の好調継続見込む。電子材料は徐々に回復へ。 記:2024/06/18
5801 東証プライム
6,047
11/15 15:30
+10(%)
時価総額 427,323百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
5,524
11/15 15:30
-116(%)
時価総額 1,634,347百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6744 東証プライム
3,000
11/15 15:30
-70(%)
時価総額 182,499百万円
セコム傘下の防災設備機器メーカー。1916年創立。自動火災報知設備、防火・防排煙設備、消火設備等を手掛ける。横浜ランドマークタワー、東大寺などで納入実績。サプライチェーンの強化、価格改定に取り組む。 記:2024/10/14
7201 東証プライム
428.5
11/15 15:30
+18.3(%)
時価総額 1,808,576百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7240 東証プライム
2,240.5
11/15 15:30
-10(%)
時価総額 387,918百万円
国内初のオイルシールメーカー。1941年創業。国内全自動車メーカーが同社製品を採用。オイルシールは国内トップシェア。シール製品「Oリング」などが主要製品。シール事業では中国系自動車メーカーへの拡販図る。 記:2024/08/20