マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,352.75
+341.16
暗号資産
FISCO BTC Index
10/7 15:31:34
9,440,860
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~半導体関連には再編機運が高まる

2019/6/4 8:41 FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体関連には再編機運が高まる 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:半導体関連には再編機運が高まる ■前場の注目材料:伊藤園、前期営業益はコンセンサスを若干上回る着地 ■ソニー、長崎に新棟、イメージセンサー増産、1200億円投資、世界シェア60%へ ■半導体関連には再編機運が高まる 4日の日本株市場は調整トレンドの中でいったん自律反発が意識されそうだ。3日の米国市場ではNYダウは4ドル高と小幅に上昇した。グローベックスのNYダウ先物は150ドル安程度で推移していたほか、通常市場でも一時130ドル超の下落をみせていたこともあり、小幅ながら上昇に転じたことで、短期筋の買い戻しを誘いやすい。 また、ナスダックは120Ptの下落となったが、アルファベット(グーグル)の下落影響が大きいとみられ、一方で半導体のサイプレスセミコンダクタが同業の独インフィニオンテクノロジーズが90億ユーロで買収することで合意したと発表し急騰している。これを受けて半導体SOX指数は上昇しており、支援材料になるだろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の20465円。円相場は1ドル108円で推移している。 もっとも足元の下落に対する自律反発の域は脱せず、基本的にはこう着感の強い相場展開の中での底堅さが意識される格好である。とはいえ、日経平均の20500円近辺での底堅さが意識されるようだと、短期筋の買い戻しを誘う格好となるほか、独インフィニオンテクノロジーズによるサイプレスセミコンダクタの買収を受けて、半導体関連には再編機運が高まりやすいところである。また、インフィニオンは「IoT」向け半導体に強みを持つサイプレスを取り込み、成長分野を強化するとしており、IoT関連への手掛かり材料にもなりそうである。 なお、昨日はギャップ・ダウンで始まった後は下げ渋る展開となり、底堅さは意識されるものの、トレンドは悪化傾向であり、明確な反転は期待しづらいところであろう。グローベックスのNYダウ先物はやや下げ幅を縮めており、100ドル安程度で推移している。米ISM製造業指数は2か月ぶりの上昇が予想されていたが、結果は予想外に低下する格好となった。米国債イールドカーブ(長短金利差)が再び逆転し、世界経済の減速懸念から上値の重い展開は続こう。 また、トランプ大統領の擁護的なツイッター発言も意識されやすい。上値追いは慎重ながらも、下を売り込む流れにはなり難いだろうが、オーバーナイトのポジションは取りづらく、しばらくは短期的な値幅取りでの日替わり物色に向かいやすい。 ■伊藤園、前期営業益はコンセンサスを若干上回る着地 伊藤園<2593>の2019年4月期の営業利益は前期比3.5%増の228.19億円となり、コンセンサス(226億円)を若干上回っての着地だった。「お~いお茶 新緑」は発売約1年で販売本数5000万本を突破。タリーズコーヒージャパンにおいては、「タピオカいちごカフェオーレ」「タピオカほうじ茶ラテ」等が好評だった。2020年4月期は0.8%増の230億円を見込んでおり、コンセンサス(235-240億円)には届かず。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(24819.78、+4.74) ・シカゴ日経225先物は上昇(20465、大阪比+105) ・SOX指数は上昇(1300.52、+4.34) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・追加金融緩和への期待 ・消費増税の延期観測 ・株安局面での自社株買い ・ソニー<6758>長崎に新棟、イメージセンサー増産、1200億円投資、世界シェア60%へ ・邦ガス<9533>電力の需給調整実証、3次、周波数制御活用 ・パナソニック<6752>監視カメラ開発・製造の新会社、ポラリスと共同 ・長瀬産<8012>食品素材、グローバル化加速、600億円、米企業を買収 ・北極圏LNGに出資 三井物産<8031>など 露側と週内にも合意 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 5月マネタリーベース(4月:前年比+3.1%) <海外> ・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:-29億豪ドル、10-12月期:-72億豪ドル) ・10:30 豪・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:+0.3%) 《SF》
関連銘柄 6件
2593 東証プライム
3,386
10/4 15:00
+18(%)
時価総額 302,072百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
1,299
10/4 15:00
+15(%)
時価総額 3,187,820百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6758 東証プライム
2,767
10/4 15:00
-13(%)
時価総額 17,274,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
8012 東証プライム
3,242
10/4 15:00
+24(%)
時価総額 391,984百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,375
10/4 15:00
+26(%)
時価総額 10,217,431百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9533 東証プライム
4,037
10/4 15:00
+42(%)
時価総額 424,918百万円
都市ガスの製造、供給、販売が主力。業界3位。1922年創立。愛知県、岐阜県、三重県の3県中心に事業展開。電気供給事業、ガス機器販売等も。顧客数は約300万件。中期経営計画では26.3期ROA3%程度目標。 記:2024/05/16