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タメニー Research Memo(3):婚活領域、カジュアルウエディング領域を主力として、周辺領域にも展開(1)

2021/1/7 15:03 FISCO
*15:03JST タメニー Research Memo(3):婚活領域、カジュアルウエディング領域を主力として、周辺領域にも展開(1) ■事業概要 1. サービス概要 タメニー<6181>はM&Aも活用して事業領域を拡大し、現在は婚活領域(結婚相談所及び婚活パーティーの企画・運営など)、カジュアルウエディング領域(挙式披露宴及び結婚式二次会のプロデュース、フォトウエディングの運営、成婚後サービスなど)を主力として、周辺領域のテック領域(婚活支援事業者間会員相互紹介プラットフォーム運営、マッチングアプリ開発、企業向け婚活支援システムなど)ライフスタイル領域(保険代理店・住宅情報サービスなど)、法人領域(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュースなど)にも展開している。各領域の事業・サービス内容は以下のとおりである。 なお報告セグメント区分は2020年3月期から、婚活事業(結婚相談所及び婚活パーティーの企画・運営、マッチングアプリ開発、婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム運営など)、カジュアルウエディング事業(挙式披露宴、フォトウエディング、結婚式二次会のプロデュース、ブライダルジュエリー・保険の販売や住宅情報サービス提供など)、その他事業(地方自治体向け婚活支援、企業イベント支援、映像制作等のカジュアルウエディング周辺サービス、新規事業など)としている。 2020年3月期のセグメント別(調整前)売上高構成比は婚活事業43.4%、カジュアルウエディング事業53.9%、その他事業2.7%、営業利益構成比は婚活事業89.4%、カジュアルウエディング事業8.9%、その他事業1.7%だった。2019年4月にカジュアルウエディング大手のメイションをグループ化したため、2020年3月期の全社売上高が2019年3月期比倍増となり、カジュアルウエディング事業の売上高構成比が大幅上昇した。 2. 婚活領域 婚活領域の主要サービスは、会員制の結婚相談所「パートナーエージェント」運営、及びエントリーサービスとしての婚活パーティー「OTOCON」運営である。「パートナーエージェント」は2020年10月現在、全国に合計26拠点を展開している。また、2020年10月には婚活を検討している25歳から34歳の男女を対象とする紹介とコミュニティ活動がセットになった結婚相談所「スマ婚縁結びメンバーズ」、2020年11月には業界初の独身証明書必須のワンランク上の婚活パーティー「パートナーエージェントパーティー」を開始した。 結婚相談所「パートナーエージェント」は、主に1年以内を目途に結婚相手を見つけたい会員に対して、高いスキルを持った専任の成婚コンシェルジュサービスと独自のマッチングシステムで活動をサポートする。会員の平均在籍期間は約18ヶ月、1人当たり平均費用(登録料、月会費、オプション料、成婚料など)は約37万円となっている。成婚コンシェルジュによるマルチサポートで、業界首位の成婚率(成婚率=年間成婚退会者数/年間平均在籍会員数×100、(株)ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの2020年4月調べ)を特徴としている。 KPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)のひとつである成婚率は2020年3月期までおおむね27%前後で推移している。なお2021年3月期第2四半期累計は、コロナ禍の影響で対面でのお見合いが難しい状況となったため成婚率が低下している。 婚活パーティー「OTOCON」は、本気で結婚したい男女が安心して気軽に参加できる業界最安水準、均一価格の婚活パーティーとして2013年6月に開始した。結婚相談所「パートナーエージェント」へのエントリーサービスとも位置付けて、全国の自社会場を中心に開催している。約6年間で延べ参加者数は約100万人に達している。参加者数及び開催数は2019年3月期まで順調に増え続けてきた。2020年3月期に参加者数、開催数とも大幅減少しているが、これは2020年3月期から運営最適化とサービス品質向上を目指し戦略的に開催数を減らしていることが起因している。加えて、2021年3月期第2四半期累計はコロナ禍によるイベント中止・自粛も影響した。 なお、業界最安水準、均一価格の婚活パーティー以外に、新規顧客層の獲得に向けてワンランク上の婚活パーティー「パートナーエージェントパーティー」の展開加速を図っていく方針だ。 3. カジュアルウエディング領域 カジュアルウエディング領域の主要サービスは、挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウエディング「LUMINOUS」である。またブライダルジュエリー販売、結婚式場紹介サービス、成婚後サポートサービスの「ANNIVERSARY CLUB」も展開し、M&A・アライアンスを活用して事業領域を拡大している。 挙式披露宴プロデュース「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウエディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用やアイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約350万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2019年調べ)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。なお2020年7月にはサービスを刷新し、リニューアル・リブランディングを実施した。2021年3月期はコロナ禍で延期・中止の影響を受けている。 結婚式二次会プロデュース「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。2020年3月期の成約件数は3,786件、施行件数3,604件といずれも前期を上回ったが、2021年3月期はコロナ禍で延期・中止の影響を受けている。 フォトウエディング「LUMINOUS」は、邸宅ロケーションフォトスタジオなどにおいてフォトを主軸としたウエディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を実現する。平均費用は約21万円となっている。一般的な挙式披露宴費用の約10分の1以下の予算で、実際に挙式を挙げたかのような体験ができる。 2021年3月期は成約件数2,048件、施行件数1,699件を計画しており、いずれも前期を大幅に上回る計画だ。「3密」を避けられるため、withコロナ時代に適応したウエディングの形として増加基調である。今後の成長分野と位置付けて、第3の収益源に育成するための施策を推進する方針だ。2020年11月にはグループ会社のタメニーアートワークスがブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウエディング「LUMINOUS」の撮影会場に、エスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、一気に全国展開することが可能になる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《NB》
関連銘柄 2件
2196 東証スタンダード
206
11/1 15:00
+2(%)
時価総額 2,840百万円
都市部で多様なスタイルの婚礼施設を運営。オーダーメイド型の婚礼サービスを提供する。内外装工事も。衣装、装花など周辺領域の内製化。SBIHDやTKPと資本業務提携。婚礼単価が上昇。宴会堅調。広告費は抑制。 記:2024/08/03
6181 東証グロース
106
11/1 15:00
-2(%)
時価総額 2,648百万円
「スマ婚シリーズ」などのカジュアルウェディング事業、結婚相談所「パートナーエージェント」の運営等を行う婚活事業が柱。婚活事業の在籍会員数は8100名超。中期経営計画では27.3期売上高77億円目指す。 記:2024/06/15