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アイル Research Memo(6):2020年7月期第2四半期累計は大幅増収増益
2020/4/20 15:06
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*15:06JST アイル Research Memo(6):2020年7月期第2四半期累計は大幅増収増益 ■業績動向 1. 2020年7月期第2四半期累計業績の概要 アイル<
3854
>の2020年7月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比47.0%増の6,957百万円、営業利益が同230.1%増の1,226百万円、経常利益が同223.7%増の1,232百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同229.2%増の809百万円となった。計画(売上高6,118百万円、営業利益757百万円、経常利益767百万円、親会社株主帰属当期純利益502百万円)を上回る大幅増収増益で、売上高、各利益とも過去最高を更新した。 売上面ではシステムソリューション事業、Webソリューション事業ともに伸長した。売上平準化施策の効果、ストック型商材の拡大に加え、特にシステムソリューション事業において、2019年10月の軽減税率導入や2020年1月のWindows7サポート終了に対応した受注増といった一時的要因が牽引した。 利益面では、増収効果に加えてストック型商材の拡大、品質・生産性向上などの効果も寄与した。売上総利益は前年同期比56%増の3,136百万円、売上総利益率は同2.7ポイント上昇して45.1%となった。販管費は同17%増の1,910百万円、販管費比率は同7.1ポイント低下して27.5%となった。人員増やインセンティブ増額に伴って人件費が増加、販促施策強化に伴って広告宣伝費も増加したものの、これらを売上総利益の増加で吸収したことで、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がいずれも大幅増益となった。 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高3,988百万円、売上総利益1,827百万円、販管費979百万円、営業利益847百万円で、第2四半期は売上高2,969百万円、売上総利益1,309百万円、販管費930百万円、営業利益379百万円となっている。これは既述の特需が第1四半期の業績を大幅に押し上げたことによる。ただし第2四半期も前年同期比では売上高が前年同期比25.0%増、売上総利益が同28.1%増、販管費が同16.6%増、営業利益が同69.2%増と増収増益基調を維持している。 2. 事業別動向 (1) システムソリューション事業 システムソリューション事業の売上高は前年同期比53.3%増の6,165百万円、売上総利益は同63.8%増の2,791百万円となった。売上面では、軽減税率導入やWindows7サポート終了に伴う特需が牽引したほか、CROSS-OVERシナジー戦略による差別化や売上平準化に向けた開発工程ごとの多段階受注契約・売上計上なども寄与した。利益面では、増収効果に加えてストック売上積み上げによる利益体質強化、営業・開発SE一体体制による案件制度の向上と生産管理オプション機能の追加等によるカスタマイズ工数の減少などが寄与した。売上総利益率は同2.9ポイント上昇して45.3%となった。利益重視の施策が奏功し、上昇基調であると言える。 (2) Webソリューション事業 Webソリューション事業の売上高は前年同期比11.5%増の792百万円(CROSS事業は同18.3%増の511百万円、その他Web事業は同1.1%増の281百万円)、売上総利益は同13.2%増の344百万円(CROSS事業は同20.5%増の270百万円、その他Web事業は同7.5%減の74百万円)となった。売上面では、ストック型商材のCROSS事業で「CROSS MALL」が同17%増、「CROSS POINT」が同28%増と順調に伸長した。一方で、その他Web事業は、求人・求職情報サイト「@ばる」サービスを2019年11月に終了したことにより減収となった。CROSS事業の売上総利益率は同1.0ポイント上昇して52.9%となった。なお開発コストの増加により、CROSS事業の売上総利益率は当面50%台前半の水準で横ばい傾向の見込みとなっている。 3. 財務状況と経営指標 財務面で見ると、2020年7月期第2四半期末の資産合計は前期末比541百万円増の7,187百万円、負債合計は同1百万円減の3,793百万円となった。資産では現金及び預金が増加した。負債では未払法人税等が増加したが、長期借入金が減少した。純資産合計は利益剰余金の積み上げにより同542百万円増の3,394百万円、自己資本比率は4.3ポイント上昇して47.2%となった。これらの結果から、財務の健全性は良好と言えるだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《YM》
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基幹業務管理システム「アラジンオフィス」、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」等を手掛ける。Web商材の製品力強化などに取り組む。中計では27.7期売上高235億円目標。 記:2024/10/25
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