マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/26 11:27:13
14,620,767
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックでも、下落率の小さい銘柄に注目

2020/3/26 12:59 FISCO
*12:59JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:コロナショックでも、下落率の小さい銘柄に注目 (執筆:2020年3月23日) 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。 株式市場は金融政策の限界を見透かしているかのような値動きが続いています。株価の下落で米国のVIX指数は一時80ptを超え、リーマンショック級の危機を意識し始めました。現在は感染拡大の中心地が米国や欧州へと移動してきており、欧米経済への悪影響が懸念され始めています。 パンデミック(世界的流行)が現実のものとなり、各国政府が渡航制限や国境封鎖、各種イベント中止などの施策を打ち出したことで、ヒトの流れが止まり、グローバルなリセッションが避けられないとの見方が強まっています。この相場の中で投資家ができることは株価指数との連動性が低い内需株への投資が挙げられます。今回は、相場が急落した時に下落率が小さい銘柄に注目してみます。 ◆ディフェンシブ株にあたる鉄道輸送関連 鉄道輸送は元々景気変動の影響を受けにくい公共サービスの1つです。感染予防対策としてリモートワークを活用する企業が増えた事で一旦売られている鉄道輸送関連株ですが、ディフェンシブ株にあたりますので、いずれ値を戻す可能性が高いセクターと考えられます。東日本旅客鉄道<9020>、東急<9005>、東武鉄道<9001>などの鉄道輸送関連株は今後、底堅い値動きが期待されます。 ◆巣ごもり、ネット通販で「宅配」が増加 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨時休校や在宅勤務、自宅待機などの対応がとられ、ECの需要は高まっているようです。安心安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地<3182>では、同社が運営する「Oisix」にて、臨時休校を受け給食向けの牛乳の供給先に困っている酪農家を緊急支援する「牛乳支援コーナー」を開設したところ、2時間で1週間分の予定数量が完売し、追加販売を発表するほどの人気を博しました。 また、休校となった家庭では子どもたちが外出を控える傾向が続いており、食品宅配ニーズも高まっていることから、この流れを株価も好感した値動きとなっています。さらに、EC需要の高まりから宅配ニーズも増加したことで、SGホールディングス<9143>が急反発する局面も見られました。 ◆システムインテグレーション関連は底堅い 前回(3月10日配信「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:リーマンショック以降も配当を継続している銘柄」)も取り上げたオービック<4684>は、システムの運用支援やクラウドサービスが好調で、下げ止まる値動きが見られます。 また、国内システムインテグレーター大手で金融業向けに強みを持つ野村総合研究所<4307>は値を戻してきています。システムインテグレーション関連はコロナの影響を受けにくい業態と考えられるため、有望株で割安となっている銘柄は引き続き注目だと言えるでしょう。 その他にも、コロナショックという状況下にも関わらず、下落率の小さい銘柄があります。マネックス証券のトレードステーションのワークスペースにてまとめていますのでぜひご覧ください。 (その他の代表的な『コロナショックでも、下落率の小さい銘柄』の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《CN》
関連銘柄 7件
3182 東証プライム
1,675
11/25 15:30
+42(%)
時価総額 63,697百万円
食品宅配会社。青果物や加工食品、ミールキットなどの高付加価値食品、日用品、雑貨等の宅配を行う。連結子会社にシダックス、移動スーパーのとくし丸など。ORD厚木冷凍ステーションでは作業効率化が順調に進む。 記:2024/10/03
4307 東証プライム
4,485
11/25 15:30
+85(%)
時価総額 2,606,870百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
4684 東証プライム
4,808
11/25 15:30
-17(%)
時価総額 2,394,384百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
9001 東証プライム
2,605.5
11/25 15:30
+36.5(%)
時価総額 524,266百万円
私鉄大手の一角。関東私鉄で営業距離最長。東京スカイツリー、東武動物公園、東武ワールドスクエアなど豊富な観光資源が強み。不動産事業、百貨店業等も。25.3期は小幅増収計画。鉄道業の利用者回復などを見込む。 記:2024/07/07
9005 東証プライム
1,838
11/25 15:30
-31(%)
時価総額 1,148,511百万円
私鉄大手。1922年設立。交通事業、不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を展開。東急電鉄、東急プロパティマネジメント、東急百貨店等を傘下に持つ。不動産販売事業の拡大、海外事業の継続を推進。 記:2024/10/09
9020 東証プライム
2,842.5
11/25 15:30
+62.5(%)
時価総額 3,224,566百万円
国内最大、世界でも最大級の鉄道会社。関東、甲信越、東北までの1都16県が営業エリア。流通・サービス事業、不動産・ホテル事業等も。ホテル、ショッピングセンターは売上順調。28.3期営業利益4100億円目標。 記:2024/06/04
9143 東証プライム
1,434
11/25 15:30
-12.5(%)
時価総額 918,325百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。成長領域への進出、新規事業の拡大、省人化・自動化投資などに取り組む。 記:2024/06/03