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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:半導体業界分析

2019/11/26 11:15 FISCO
*11:15JST 馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:半導体業界分析 皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。 『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。今回は、「半導体業界分析」です。 ■堅調な株価推移の半導体業界 2017年、2018年と大きく成長した半導体業界は、一旦、踊り場を迎えましたが、IoT(モノのインターネット化)の進展により、長期的には成長を続けると予想されます。米中貿易摩擦の影響を受けて、株価はさえない展開が続いておりましたが、直近では反発し立ち上がりを見せている銘柄も多いです。半導体製造装置で世界1位の米アプライド・マテリアルズが11月14日に発表した決算が好調であったことも半導体市況には好感材料となっています。 ■半導体製造装置メーカー・半導体材料メーカーでは日本企業が世界上位に 半導体関連銘柄は、大きく分けると(1)半導体メーカー、(2)半導体製造装置メーカー、(3)半導体材料メーカー、と分類することができます。 (1)半導体メーカー 世界シェアトップクラスの韓国のサムスン電子をはじめ、米国のインテル、韓国のSKハイニックスなどが代表的な企業です。日本企業では、ルネサスエレクトロニクス<6723>などがあげられます。 (2)半導体製造装置メーカー 半導体製造装置メーカーでは日本企業も世界の上位に多く存在しています。半導体を製造する際には、前工程(ウエハーの表面に電子回路を形成)・露光(ウエハーに電子回路パターンを焼き付ける)・後工程(ウエハーから半導体を切り出し組み立てる)・検査(ウエハー上の異物・欠陥などを検出)などの工程があります。 前工程装置の企業としては東京エレクトロン<8035>やSCREEN HD<7735>、日立ハイテクノロジーズ<8036>※日証金:新規売建停止・現引停止、露光装置ではニコン<7731>やキャノン<7751>、後工程装置ではディスコ<6146>や東京精密<7729>、検査装置では半導体検査装置で世界シェアトップクラスのアドバンテスト<6857>やレーザーテック<6920>が挙げられます。 (3)半導体材料メーカー 半導体材料のシリコンウエハーでは、信越化学工業<4063>、SUMCO<3436>この2社で世界のシリコンウエハーの6割を占めています。フォトレジストでは、信越化学工業、富士フィルムHD<4901>※東証:公表措置銘柄、住友化学<4005>などが代表的な銘柄です。 ■半導体市場の今後 半導体は好不況を3~5年で繰り返す「シリコンサイクル」を超えて好況が続いていたことから、「ハイパーサイクル」だとも言われていました。ハイパーサイクルに入った背景には、主戦場がパソコンやスマホにあり、その需要を捉えていたことが挙げられます。 スマホ需要が飽和状態になった今、半導体業界の将来を懸念する声もありますが、今後は5Gや車載搭載用にメインが移りつつあるため、成長余地は十分にあると言えます。特に車載は自動運転にからむセンサーや画像処理、車体制御などさまざまな部分で半導体搭載量が増えていくことが予想されます。 ■注目しておくべき半導体関連の銘柄 ・アドバンテスト<6857> 半導体検査装置で世界シェア首位級の企業ですが、同社は半導体関連の銘柄の中でも比較的値動きの出だしが早い銘柄です。半導体を最終的にチェックする検査装置を手掛けているという側面からかもしれません。半導体業界を見ていく上で注目しておいたほうがいい銘柄です。 ・ピーバンドットコム<3559> プリント基板の設計・作成を行っている企業です。10月17日に東証本則市場への変更申請を発表したことで注目を集めました。手掛ける商品をプリント基板に絞り、プリント基板の製造から実装までをWeb上で簡単に注文できるワンストップサービスを構築したことから、「プリント基板業界のラクスル」とも呼ばれたりもするそうです。少量生産・最短1日の短納期にも対応できる手軽さと、利便性を重視したサービスが強みです。 その他、半導体メーカーの銘柄ではテックポイント・インク<6697>(※マネックス証券では信用取引のお取り扱い無し)、やサンケン電気<6707>、ザインエレクトロニクス<6769>(※マネックス証券では新規買建停止)、半導体製造装置メーカーの銘柄ではTOWA<6315>、CKD<6407>などが堅調な株価推移となっています。 今回上げた銘柄以外にも、半導体業界の銘柄があります。マネックス証券のトレードステーションのワークスペースにてまとめていますのでぜひご覧ください。 (その他の代表的な『半導体業界分析』の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。) 次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。 ※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。 (フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子) 《CN》
関連銘柄 20件
3436 東証プライム
2,452
7/5 15:00
-14.5(%)
時価総額 858,629百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3559 東証スタンダード
381
7/5 15:00
±0(%)
時価総額 1,876百万円
プリント基板をEC販売。顧客の希望に対応可能な提携工場自動発注システムに強み。ChatGPT活用の電子部品情報検索サービスをリリース。24.3期3QはS-GOK事業でIoT関連の開発、量産実績が増加。 記:2024/02/24
4005 東証プライム
367.3
7/5 15:00
+5.2(%)
時価総額 608,197百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4063 東証プライム
6,444
7/5 15:00
-26(%)
時価総額 13,043,449百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
3,861
7/5 15:00
-39(%)
時価総額 4,802,609百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6146 東証プライム
63,240
7/5 15:00
-1,340(%)
時価総額 6,849,967百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6315 東証プライム
11,000
7/5 15:00
+60(%)
時価総額 275,363百万円
半導体製造装置メーカー。後工程用で大手。モールディング装置やシンギュレーション装置を製造、販売する。半導体製造装置用の精密金型も手掛ける。今期3Q累計はPCやスマートフォン等の民生品向けが足踏みとなった。 記:2024/03/07
6407 東証プライム
3,305
7/5 15:00
-85(%)
時価総額 224,439百万円
自動機械・FA機器メーカー。空圧機器は国内シェア約3割。流体制御技術に強み。半導体や自動車等が主要顧客。24.3期3Qは自動機械部門が堅調。リチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機が売上増。 記:2024/04/09
1,355
7/5 15:00
+56(%)
時価総額 0百万円
米国の車載カメラ向け半導体メーカー。アナログ式監視カメラシステム用半導体で高シェア。アナログ伝送技術に定評。CMOSイメージセンサーを拡販。車載カメラ向けに複数の案件を受注し、23.12期は増収・純増益。 記:2024/03/30
6707 東証プライム
7,228
7/5 15:00
+166(%)
時価総額 181,408百万円
パワー半導体メーカー。自動車向けが主力。白物家電向けインテリジェントパワーモジュールは世界シェアトップクラス。海外売上高比率は7割超。新製品売上高比率の向上図る。28.3期売上高2500億円以上目標。 記:2024/06/09
3,259
7/5 15:00
-23(%)
時価総額 6,375,999百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6769 東証スタンダード
1,677
7/5 15:00
-84(%)
時価総額 20,694百万円
半導体ファブレスメーカー。高速インターフェイスLSIやカメラソリューション、通信モジュール等を展開。23.12期通期はAIOT事業が黒字転換。大口向け出荷が順調。AIサーバー等データサーバー事業に参入。 記:2024/04/16
6857 東証プライム
6,631
7/5 15:00
-145(%)
時価総額 5,080,467百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,290
7/5 15:00
-150(%)
時価総額 3,233,067百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7729 東証プライム
12,535
7/5 15:00
-65(%)
時価総額 525,116百万円
精密機器メーカー。半導体製造装置部門が主力。半導体ウェーハテスト装置で世界トップシェア。精密測定機器で国内トップシェア。配当性向40%程度目安。製品部材の先行調達などで半導体製造装置部門の業容拡大図る。 記:2024/06/18
7731 東証プライム
1,669
7/5 15:00
-14.5(%)
時価総額 631,444百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界的。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。今期3Q累計は映像事業や半導体向け露光装置が増加も、FPD露光装置やコンポーネントが足踏みとなった。 記:2024/03/11
16,270
7/5 15:00
+560(%)
時価総額 1,652,869百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7751 東証プライム
4,373
7/5 15:00
-83(%)
時価総額 5,832,546百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
8035 東証プライム
36,370
7/5 15:00
+520(%)
時価総額 17,153,292百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8036 東証1部
7,990
5/15 15:00
±0(%)
時価総額 1,100,535百万円
半導体製造装置や電子顕微鏡、医用分析装置の製造・販売等を手掛ける。測長SEMで世界トップシェア。日立製がTOB実施。成立なら上場廃止へ。ナノテクノロジー・ソリューションは堅調。20.3期3Qは最終増益。 記:2020/02/26