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リソル Research Memo(4):シチュエーションに応じた4つの運営スタイルで顧客ニーズに対応

2019/7/10 15:44 FISCO
*15:44JST リソル Research Memo(4):シチュエーションに応じた4つの運営スタイルで顧客ニーズに対応 ■事業概要 2. ゴルフ運営事業 ゴルフ運営事業は、シチュエーションに応じた4つの運営スタイルで顧客のニーズに対応している。リソルホールディングス<5261>はサービスの在り方に応じた各スタイルをそれぞれ次の通りとしている。「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」など品格や伝統を重視したワンランク上のサービスを提供する「上級型」、レストランの上質化を図りながらゴルファーはもちろん家族や地域の人々が交流するコミュニティの場を提供する「カントリークラブ型」、オペレーションの高効率化を図りリーズナブルな価格を実現することで気軽にたくさんゴルフを楽しめる環境を提供する「カジュアル型」、リゾートホテルやヴィラに滞在しながらゴルフはもちろん食事や観光などもゆったり楽しむことができる非日常の上質リゾートを提供する「リゾートコース型」。また同事業では、様々なゴルフ場を運営・経営するなかで蓄積している多彩なマネジメントノウハウをゴルフ場経営コンサルティングに生かし、ニューマーケット創出を目指していく。 ゴルフ場の重要施策として自動精算機「リソルカード ナビステーション(ナビステ)」の導入が挙げられる(一部施設を除く)。これは同社グループ運営施設共通で使える「リソルカード」を用いてチェックインから精算までをワンストップで行うことができるように設計・開発されたシステムである。これにより、利用者には利便性と会員サービスを提供し、事業所は合理化を進めることができる。QRコードを活用した各種優待施策などを反復継続してリピーターの増加につなげている。また、ゴルフ場レストランを活用した「バンケット事業」は、ゴルフプレーヤー以外でも気軽に利用でき、前年を上回る幅広い層に受入れられ、クラブハウスの地域コミュニティ化が順調に進展している。なお、新たな需要創出策としてスタートした、ゴルフになじみのない女性や初心者にやさしいプレースタイル「はじめてのゴルフ」※も反響があるようだ。さらに同社が様々なゴルフ場の運営・経営から得たノウハウを応用し、「練習」をキーワードにした「ゴルフトレーニングフィールド Pies福島石川」を2019年6月にオープンしている。カートのフェアウェイ乗入れや1人プレーが可能な6ホール(12ホールフィールド)・ドライビング・アプローチ・バンカーなど目的別にトレーニングできるプラクティスフィールドを併設するゴルフ場で、業界に新しいゴルフスタイルを提案している。常識を覆す同社らしい素晴らしいアイデアと言えるだろう。ゴルフ場のダウンサイジングニーズは全国的に意外と多いもようだ。前段で少し触れたが、同社は様々なスタイルのゴルフ場運営を通して多彩なマネジメントノウハウ(高生産運営・バンケット・リソルカード ナビステーション・コース管理・遊休土地活用ほか)を得ることができる。同社はコンサルティングビジネス拡大・ニューマーケット創出を掲げ、新たな収益源獲得の道を探る。こうした取組みに加え、2020年東京オリンピックの正式種目に選ばれたこともあり、未だゴルフに触れたことのない層の取込みにつながっていくことが今後期待される。 ※「はじめてのゴルフ」は特許出願中。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《SF》
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ホテルとゴルフ場の経営が柱。福利厚生代行や再エネビジネスも。三井不動産およびコナミグループの持分法適用関連会社。リソルの森事業は業績順調。団体利用が増加。単価も上がる。ゴルフ会員権等の販売も堅調。 記:2024/06/12